ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

参院選 憲法と家族<上>生活保護 障害者にとっては命綱

2013年07月11日 02時04分36秒 | 障害者の自立
 二十一日投開票の参院選では、さまざまなテーマが議論されている。憲法をどうするかも争点の一つ。改憲を目指す自民党の憲法草案には、家族の在り方などに関する規定も盛り込まれている。家族と憲法の関わりを、それぞれの現場から考えた。

 自民党が昨年公表した改憲草案。第二四条に「家族は、互いに助け合わなければならない」という条文が新設された。家族の絆が薄れてきたことを考慮したという。だが、困ったときに身内で面倒を見合うことで、社会保障費を減らしたいという思いも透けて見える。

 昨年春、高収入のお笑い芸人の母親が生活保護を受給していたことが明るみに出た。多くの人が「なぜ親を援助しなかったのか」と批判したのは、記憶に新しい。

 “憲法二四条”の考えと重なるような動きは既にある。先の通常国会に提出された生活保護法改正案。受給者の家族の扶養義務を厳しくとらえ直した=メモ参照。いったん廃案となったが、秋の臨時国会に再提出される見通しだ。

 東海地方に住む四十代の女性受給者は「(生活保護を受ける)こういう生き方しかない、という人生があることを分かってほしい」と訴える。

 女性と夫は精神障害者。女性は以前、精神障害に理解がある会社で働いていたが、その会社が倒産した。今は生活保護が命綱だ。「保護を受けたことで親族を含め、いろいろな人から嫌みを言われた。そのたびに胸が張り裂けそうでした」と振り返る。

 数年前までは、自治体の福祉事務所で担当者が「親兄弟に養ってもらえ」などと生活保護の相談に来た人を追い返す事例が目立った。二〇〇六年、北九州市門司区の五十代の男性が餓死した事件は、福祉事務所の担当者が「子どもに養ってもらえ」と申請を拒絶したのが原因だった。

 日本は欧米に比べ、生活保護受給者の恥や負い目の感情が強い。「家族に迷惑をかけたくない」という気持ちから、申請をためらう人が増える可能性がある。

 今年五月、国連の社会権規約委員会は日本政府に勧告を出した。その中に次のくだりがある。「スティグマ(恥や負い目の感情)のために高齢者が生活保護の申請を抑制されていることを懸念する」

 その一方で「保護を受ける前に家族で助け合うのは当然」という声もある。長い不況の影響もあって、生活保護費は増え続け、二〇一二年度で三兆七千億円。家族の助け合いが多くなれば、その分、国の負担は減る。

 中部地方のある男性建築士(69)は「家計が苦しい人も多いが、家族ができる限り援助するのは人間として当然」という。

 生活保護問題に詳しい司法書士の水谷英二さん(55)=名古屋市=は「家族の助け合いは当然のことのようだが、それを法制度に結びつけていいのかどうか。生活保護を受けられるのに受けていない人も多い。そうした実情も踏まえて議論するべきだ」と話す。

      ◇

<生活保護法改正案中の家族の扶養義務強化の部分> 親や兄弟などの扶養義務者が扶養義務を果たしていないなどと判断した場合、自治体は(1)扶養義務者に書面で通知する(2)扶養義務者などに報告を求める(3)金融機関や勤め先などに資料の提供を求める-といったことが可能になる。受給申請者や扶養義務者の側は、金融機関や勤め先まで洗いざらい調べられる可能性があることが心理的な圧迫要因になる。


生活保護法の改正反対を訴える人たち=6月5日、東京都千代田区で

東京新聞-2013年7月10日

障害者でつくる文芸誌 稚内の「ノース」創刊1周年

2013年07月11日 01時59分42秒 | 障害者の自立
 【稚内】障害のある人たちでつくる文芸誌「文芸ノース」が昨年6月から2カ月に1回の刊行を重ね、創刊1周年を迎えた。6月26日発行の第6号で通算7冊目。小説やエッセー、詩など、思い思いの作品をまとめた冊子は、発表の場だけにとどまらず、メンバー同士の交流を深め、生きがいの一つになっている。

 文芸誌は、NPO法人ノース工房が市内で運営する市障がい者地域活動支援センター「さろん きずな」と工房利用者の作品を掲載している。1回80部ずつ刊行。B5判、25ページほどで200円。

 ジャンルは写真や小説、詩、短歌など幅広く、これまでに稚内や礼文から20~60代の約20人が寄稿している。

 6号はさろん利用者が撮影した福寿草の写真が表紙で、利用者やスタッフ8人の作品を掲載した。「ど根性出して頑張ってみよう じっくりねばろう」と始まる詩や、宗谷岬から沖縄まで日本縦断を目指す大学生との交流をつづったエッセーなど、メンバーの生き生きとした日常が伝わってくる。

 さろんの利用者で編集長の遠藤隆さん(48)は「自分の作品がどう評価されるか、気になるけど、自分の個性を出して独自路線でいく。それぞれの作品に個性があるので、思うままに書いたものを載せたい」と話す。スタッフの加藤卓さん(35)は「さろんに文芸誌を置いているので、共通の話題になる。前向きな作品が多いので、読んでいて気持ちが明るくなる」という。

 文芸誌は市立図書館で閲覧できるほか、同さろんで販売している。地域や年齢などにこだわらず投稿者も広く募集中。問い合わせは同さろん(電)0162・73・6577へ。



北海道新聞-(07/10 16:00、07/10 16:55 更新)



お年寄りや障害者 訪問事業者ら見守り

2013年07月11日 01時57分17秒 | 障害者の自立
◇徳島で県読売会など

 徳島市は9日、一人暮らしのお年寄りや障害者の安否確認などに役立てるため、戸別訪問を行う事業者などと連携して見守り活動を行う「とくしま見守りねっと」をスタートさせると発表した。読売新聞販売店でつくる県読売会などが参加し、異変に気づいた際に、24時間対応できる連絡態勢を整える。

 新聞販売店やガス、電気事業者など7事業者のほか、障害者団体などが参加。事業者などが異変に気づいた場合、市から委託を受けた市地域包括支援センターか、障害者生活支援センター眉山園が24時間態勢で連絡を受け、訪問して対応する。生活保護など行政の支援が必要な場合は、両センターから市に連絡する。

 24日に、7事業者と市が見守り活動に関する協定を締結する予定。今後は参加者による協議会も、定期的に開催し、連携を深めていく。

(2013年7月10日 読売新聞)

障害者から横領の弁護士に実刑

2013年07月11日 01時53分52秒 | 障害者の自立
 成年後見人として財産を管理していた知的障害者の男性の預金口座から現金1270万円を着服したとして、業務上横領などの罪に問われた弁護士、関康郎被告(52)に東京地裁は9日、懲役2年6月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。
 鹿野伸二裁判長は判決理由で「成年後見人に選任された弁護士としての信頼を裏切り、強い非難は免れない」と批判。「横領を隠すために通帳の写しを偽造するなど巧妙な犯行で、刑事責任は重大だ」と述べ、最後に「同じ法曹として残念だ」と付言した。
 判決によると、2007~09年、男性の口座から自分の口座に計1270万円を送金し、着服した。

静岡新聞社-[2013年07月09日 16:58]

知的障害者が快い汗 アダプテッドエアロビック

2013年07月11日 01時48分21秒 | 障害者の自立
 障害者が個人の運動能力に合わせて行うエアロビック「アダプテッドエアロビック」をご存知だろうか。

 障害者スポーツ文化センター・横浜ラポールで週1回、同エアロビック講座が開かれている。

 神奈川県エアロビック連盟の関口美惠子理事長が指導にあたっており、生徒は知的障害者を中心に30人。皆、快い汗を流している。

 関口さんは、1997年からラポールで指導を開始。きっかけはその前年、障害者と行うフィットネスのフェスティバルが開かれ、関口さんが会場にラポールを借りたことによる。エアロビックを教えていた関口さんが「感謝の気持ちを込めて」スタートした。

 しかし、それまで障害者と触れ合うことがなかったことから、知り合いの専門家からアドバイスをもらい、知識を深めたという。

 関口さんは「この教室が安らぎの時間になるよう心がけている。成功体験をすることで心身の成長を促していきたい」と話している。

 講座への問合せは関口さん【電話】045・866・1774まで。


ポーズを決める参加者

タウンニュース-2013年7月11日