皆さんは、ノーマライゼーションという言葉を知っていますか?もし、ご存知であれば、どのようにノーマライゼーションを捉えていらっしゃいますでしょうか?
今までのノーマライゼーションとは、
「ノーマライゼーションの原理とは、生活環境や彼らの地域生活が可能な限り通常のものと近いか、あるいは、全く同じになるように、生活様式や日常生活の状態を、全ての知的障害や他の障害を持っている人々に適した形で、正しく適用することを意味している」
(ノーマライゼーションの原理―普遍化と社会変革を求めて ベンクト・ニィリエ著)
と言われていました。つまり、
「障害をノーマルにするのではなく、生活条件をノーマルにすること」です。
しかし、このノーマライゼーションとは、
・他人が障害がある人のために、通常の生活条件を得るために支援する。
・不得意な領域にスポットを当て、できないことをできるようにする。
という考え方が根底にあったのではないでしょうか?
実際に「障害のある人は何ができると思いますか?」という質問をしても、おそらく答えることができる人はほとんどおらず、むしろできないことを聞くと無数にあがってくるのが、残念ながら今の日本の現状でしょう。
そして、障害のある人は、できることとできないことの差が激しく、アンバランスだと言われています。実際に私の知的障害のある双子の妹は、私と「よーいどん。」でパズルを始めたら、妹の方が早くパズルができます。一方で、難しい計算、文字の読み書きなど、できないことはたくさんあります。
できないことがあるからといって、それがどうしたというのでしょうか?できないことがあるからといって、妹には間違いありません。なぜ、私達はできないことばかりに目が向き、それに落ち込み、悲観するのでしょうか?私達は、いつまで、できない人間にできないことをさせようとするのでしょうか?なぜ、できることを探そうとしないのでしょうか?
遅くたって、のろまだって、周りに合わせる必要はありません。その人のペースで、しっかり、ゆっくりと歩めばいいのです。それは障害のない人だって同じ事だと思います。今までの日本は、すべて画一的な人間に育てようとし過ぎたのです。
今後のノーマライゼーションは、得意なことにスポットが当たるべきであります。その得意な領域を伸ばすことこそ、今後のノーマライゼーションであります。ですから私は、ノーマライゼーションを一言で言うと、
「障害者=できない」ではなく、その人が「何ができるか」ということにスポットが当たり、それを伸ばしていくこと。
だと考えています。そして、このノーマライゼーションは、今後の全ての日本人に必要なことであると確信しています。
矢辺卓哉(やべっち)
株式会社よりよく生きるプロジェクト代表取締役 障害者活躍組織コンサルタント よりよく生きるプロデューサー
今までのノーマライゼーションとは、
「ノーマライゼーションの原理とは、生活環境や彼らの地域生活が可能な限り通常のものと近いか、あるいは、全く同じになるように、生活様式や日常生活の状態を、全ての知的障害や他の障害を持っている人々に適した形で、正しく適用することを意味している」
(ノーマライゼーションの原理―普遍化と社会変革を求めて ベンクト・ニィリエ著)
と言われていました。つまり、
「障害をノーマルにするのではなく、生活条件をノーマルにすること」です。
しかし、このノーマライゼーションとは、
・他人が障害がある人のために、通常の生活条件を得るために支援する。
・不得意な領域にスポットを当て、できないことをできるようにする。
という考え方が根底にあったのではないでしょうか?
実際に「障害のある人は何ができると思いますか?」という質問をしても、おそらく答えることができる人はほとんどおらず、むしろできないことを聞くと無数にあがってくるのが、残念ながら今の日本の現状でしょう。
そして、障害のある人は、できることとできないことの差が激しく、アンバランスだと言われています。実際に私の知的障害のある双子の妹は、私と「よーいどん。」でパズルを始めたら、妹の方が早くパズルができます。一方で、難しい計算、文字の読み書きなど、できないことはたくさんあります。
できないことがあるからといって、それがどうしたというのでしょうか?できないことがあるからといって、妹には間違いありません。なぜ、私達はできないことばかりに目が向き、それに落ち込み、悲観するのでしょうか?私達は、いつまで、できない人間にできないことをさせようとするのでしょうか?なぜ、できることを探そうとしないのでしょうか?
遅くたって、のろまだって、周りに合わせる必要はありません。その人のペースで、しっかり、ゆっくりと歩めばいいのです。それは障害のない人だって同じ事だと思います。今までの日本は、すべて画一的な人間に育てようとし過ぎたのです。
今後のノーマライゼーションは、得意なことにスポットが当たるべきであります。その得意な領域を伸ばすことこそ、今後のノーマライゼーションであります。ですから私は、ノーマライゼーションを一言で言うと、
「障害者=できない」ではなく、その人が「何ができるか」ということにスポットが当たり、それを伸ばしていくこと。
だと考えています。そして、このノーマライゼーションは、今後の全ての日本人に必要なことであると確信しています。
矢辺卓哉(やべっち)
株式会社よりよく生きるプロジェクト代表取締役 障害者活躍組織コンサルタント よりよく生きるプロデューサー