県議会6月定例会は3日、本会議を再開。高橋昌造(民主党)、佐々木茂光(無所属)の2氏が一般質問した。4月に施行された「障害者総合支援法」で、身体障害者手帳を持っていない難病患者が受けられるようになった障害福祉サービスの本県の利用実態について、県は6月15日現在で市町村のサービス支給決定件数が3件、手続き中は6件と明らかにした。
利用実態については高橋氏が取り上げた。同法ではパーキンソン病など国指定130疾患と関節リウマチの患者がサービス対象に加わり、根子忠美保健福祉部長は「難病患者の方がサービスを速やかに受けられるよう情報を届けることが重要」と制度周知を進める方針を示した。
また、厚生労働省の方針で6月からハローワーク盛岡(盛岡市)に難病患者の就職サポーターが1人配置され、安定的な就労、自立支援を強化していることの報告もあった。
岩手日報-(2013/07/04)