ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

買って楽しむ 障害者支える

2013年07月22日 01時22分18秒 | 障害者の自立
 各地の障害者施設で作られる食品や雑貨などの品が、注目を集めている。素材や作り方にこだわったものが多い。買い物を楽しみつつ、障害者の自立をささやかにでも支えたい。

 7種の香り こだわりのハーブソルト

 夏の日差しの下で、様々なハーブが葉を広げていた。

 福岡市早良区の就労支援事業所「アベル」は2007年から、約20種類のハーブを無農薬で栽培している。「それぞれ香りが違うんですよ」と、職員の原田摂子さん。

 レモンタイムは、かんきつ類のようなさわやかな香り。セージはスパイシーな感じだ。これにローズマリーやローリエなどを加え、計7種類の葉を粉末にして塩と混ぜ、調味料の「ハーブソルト」を生産している。


ハーブの加工手順について説明する原田さん(中央奥)。茎を取り除く作業を担当するメンバーの一人は「最初の頃より長時間、集中できるようになった」と話す.

 葉を低温で乾燥させ、きれいな緑色のまま粉末にする手法を考案。塩も沖縄とイタリア産にこだわった。

 市が10年に始めた障害者施設の商品コンクール「ときめきセレクション」に出品したところ、葉の色や香り、味の良さが評価され、3年連続で金賞を受賞した。

 栽培や加工作業は、約20人の通所メンバーが行っている。発達障害と呼ばれる先天性の脳機能障害を持つ男性が中心だ。学力は高いが対人関係が苦手で周りになじめないケースが多く、一時は引きこもりになった人もいるという。

 「社会復帰のトレーニングに、農作業は最適です」と原田さん。発達障害の人はこだわりが強く、スケジュールの変更が苦手なことも多い。だが、畑では雨で作業が中断することも多く、次第に状況の変化に慣れてくるという。

 取引先のイタリア料理店や地域生協の店舗に納品に行くのも、訓練の一つだ。ほかにもマンションの清掃や介護施設のボランティアなど、様々な体験を重ねる。

 アベルでずっと働く人もいれば、就活をする人もいる。昨年は10人、今年は5人が就職した。倉庫整理の仕事についた男性は、「ハーブの草取りの方が今よりきつかった」と冗談めかして言ったそうだ。「作業を通して体と心を鍛え、働く喜びを知ってもらえたらうれしい」と原田さんは話す。

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自家栽培しているハーブ(いずれも福岡市早良区で)

 福岡市は3年前、障害者施設の商品開発や販路開拓を支援する「ときめきプロジェクト」を始めた。コンクールはその一つだ。

 様々な商品を広く紹介しようと、市内の中心部にアンテナ店「ときめきショップ ありがた屋」を開設した。商品カタログも製作し、市役所や区役所で閲覧できるようにしている。

 4月には、障害者施設の産品の使用を省庁などに促す法律も施行された。市障がい者在宅支援課長の竹森活郎かつろうさん(47)は、「商品を買う人が増えれば、作り手の工賃がアップする。みんなで支え合う仕組みを広げたい」と話した。

(2013年7月21日 読売新聞)

障害者支援法人代表が訴え 愛南

2013年07月22日 01時16分16秒 | 障害者の自立
 「南宇和障害者の社会参加を進める会」(会長・清水雅文愛南町長)の研修会がこのほど、愛媛県愛南町のホテルであり、東温市を拠点に障害者らの社会参加を支援しているNPO法人「INVISIBLE(インビジブル)」の酒井あい代表理事が「『小さな担い手』を増やす」と題し講演した。
 福祉関係者ら約90人が参加した。酒井さんは、2010年に障害者の就労の場を確保するため卵かけご飯の店「おかけや」を開店し、地域住民を巻き込みながら活動の幅を広げてきたと説明。
 東日本大震災被災地の支援活動を通じ、障害者が担い手に変わっていくのを目の当たりにし「社会の役に立っているという意識や経験」の重要性を再認識したという。現在は、インターネットに詳しい障害者が農家の特産品PRに協力しているとし「支え合う関係づくりで障害者の社会参加につなげたい」と述べた。


【写真】障害者が「社会の担い手」となる重要性を訴える酒井代表理事

愛媛新聞- 2013年07月21日(日)

聴覚障害者のサッカー日本代表に選出

2013年07月22日 01時11分27秒 | 障害者の自立
 佐伯市出身で聴覚障害のある渡辺亮平さん(24)=大分市在住、大分キヤノンマテリアル=が、デフ(聴覚障害者)サッカーの日本代表に選ばれた。ブルガリアで開催(26日~)される聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」(デフサッカーは16カ国)に出場する。昨年あったアジア大会(韓国)ではスリートップの一角としてプレーし、チームを優勝に導いた中心選手。「世界でも優勝を」と気合を入れている。

 亮平さんは兄の影響で小学2年生からサッカーを始めた。補聴器を着けることで小、中、高校と普通学級に通い健常者のチームでプレー。就職後も佐伯市の社会人チームでサッカーを続けた。同じ聴覚障害の友人に誘われ2年前に福岡県のデフサッカーチームに加入。補聴器を着けず、アイコンタクトだけでチームプレーをするデフサッカーに当初は戸惑ったが、練習を重ねて克服し昨年のアジア大会で代表デビューした。
 大会では4点を挙げた。続く世界大会(トルコ)ではスペイン戦でハットトリックを決めるなど活躍したが、国際試合の激しいプレーでけがをして離脱。チームも8位に終わった。「同じ障害の人と知り合え、外国に行けていろんな経験ができたが、結果には不満が残った」と振り返る。
 世界への再挑戦となるデフリンピックに向け週2回佐伯に戻り、社会人チームで練習を重ねる。「同じ障害、目的を持った仲間と自分たちの可能性を試したい。表彰台の一番上で一番きれいな色のメダルをもらいたい」と力を込めた。
 母の明美さんは、亮平さんの障害に不安を抱いていた時、聴覚障害がありながら大学に合格した女子高生を記事にした新聞を読み、勇気づけられた経験がある。「障害があっても世の中で通用する人間になれると、落ち込んだ時は切り抜きを読み返してきた。息子のことを知り、励まされる人がいれば」と話した。 


デフリンピックサッカー日本代表に選ばれた渡辺亮平さん(前列左)と社会人チームのメンバー

大分合同新聞-[2013年07月18日 10:27]

成年後見人の選挙権回復 茨城県の知的障害者の女性が投票に臨む

2013年07月22日 01時07分58秒 | 障害者の自立
今回の第23回参議院選挙から、成年後見人がついた人の選挙権が回復し、21日朝、茨城県の知的障害者の女性が投票に臨んだ。
選挙権が回復した名児耶 匠(なごや・たくみ)さんは「うれしいです」と話した。
匠さんの父・清吉さんは「ようやくここまで来たと思うと、感慨無量です」と話した。
茨城県の匠さんは、2007年に、父親を成年後見人にして以来、選挙権を失っていた。
最高裁によると、選挙権が回復した成年後見制度の利用者は、全国で13万6,000人にのぼるという。

FNN-(07/21 12:08)





全国障害者スポーツ大会県選手団結団式 (山口県)

2013年07月22日 01時06分34秒 | 障害者の自立
10月に東京で開かれる全国障害者スポーツ大会に出場する県選手団の結団式が、山口市で行われた。選手や役員およそ200人が出席した結団式では、まず、県選手団の藤田英二団長から、旗手を務める卓球の永松巧さんに団旗が手渡された。全国障害者スポーツ大会は、毎年、国体と合わせて開かれていて、ことしは10月に東京で開催される。山口県からは8つの競技に58人の選手が出場する。式では選手を代表して、陸上競技の末永菜摘さんと水泳の三好寮さんの2人が「日ごろの練習の成果を十分に発揮し、力の限り競技できるようがんばる。そして大会を精一杯楽しみたいと思う」と決意表明した。全国障害者スポーツ大会「スポーツ祭東京2013」は、10月12日からの3日間、東京都調布市などで開かれる。

[ 7/20 18:28 山口放送]