ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者と楽しむクラフト「スローレーベル」

2014年03月01日 02時29分39秒 | 障害者の自立
 2年ほど前、栗栖良依さんという女性からメールが届いた。

「『スローレーベル』というブランドのワークショップを横浜の『象の鼻テラス』で行うのですが、トークショーに出演してもらえないでしょうか」というものだった。

「スローレーベル」は、短時間に大量生産する「ファスト」に対し、自由で「スロー」なものづくりを目指したブランドだ。スパイラル/ワコールアートセンターが「象の鼻テラス」を拠点に、アーティストと企業、福祉施設、職人をつなぐプロジェクト「横浜ランデブープロジェクト」をスタートし、そこに栗栖さんが参加することで「スローレーベル」は生まれた。若手のクリエーターがディレクションを行い、障害者だけでなく老若男女誰もが創作に参加できる、クリエイティブな“マスクラフト”だ。

 おしゃれな世界観のあるワークショップだと聞き、興味津々でトークショーへと向かった。海に突き出した場所にある「象の鼻テラス」に着くと、織り機を使う若い女性や、テーブルで細かい作業に熱中している子どもなど、思い思いに創作に励んでいた。障害者のために開催されるワークショップというよりも、いろいろな人たちの和やかでおしゃれな集まり、という雰囲気だった。

 栗栖さんは、小柄な美しい女性だが、杖をついて現れた。「じつは、私も障害者なんです」とにこにこ笑っている。イタリアのドムスアカデミーでビジネスデザインについて学んだが、骨肉腫を患い、障害を負う身となったという。「障害を持ちながらこの仕事をしていると、逆に多くのことを学べて、むしろ私は助けられるんですよ」と明るい表情だ。

 布を編んで作った手作りのコースターや、紙細工で作ったブローチなど完成度が高く、マーケットの中でも十分に戦っていける力を感じる。すべての作品をプロのクリエーターがディレクション。また、「スローレーベル」からプロとして飛び立つ障害者もいるという。

 障害者にクリエイティブなものづくりをする機会を提供する、という意味では確かに「エシカル」だが、栗栖さんや参加者からは、エシカルうんぬんより、ひたすら「おしゃれに手作りするって楽しい」という思いを感じる。

 そこでふと、思い出した逸話がある。知り合いの自閉症の男性が、養護学校の高校を卒業して就職活動をしたときのことだ。障害者雇用をすることで知られる某大手企業の就職体験に参加したのだが、与えられた仕事は、一日中ボトルにラベルを張るという単調な作業。途中で彼は居眠りをしてしまい、「うちの会社には向いていません」と断られたという。「障害者だからって、こんな単調な作業だけを押し付けるのはおかしいと思った」という彼の母親の言葉が頭から離れなかった。

 そのことを栗栖さんに話すと、「むしろ我々は、障害者がもっている、すばらしい色彩感覚や創造力に助けられているんです。我々の持っていない彼らの才能と組んで、一点ものを手作りする、新しいものづくりの世界を作っている。そういう機会を増やしたいんです」。 「スローレーベル」は、これからの時代の産業のあり方も示しているのではないだろうか。

徳島や道後など、地方の地場産業とも組む形で成長を続けている「スローレーベル」だが、この春は、本拠地である「象の鼻テラス」で、3月1日~23日まで、ワークショップ 「Blue Ocean Blue Sky うみとそらのものづくり」展が開催される。この機会にぜひ、体験、見学し、皆で「ものづくりの未来」について意見を交わしたいと思っている。

asahi.com : 2014年2月28日

生駒山麓公園で障害者就労支援 生駒市、今秋施設改修 雇用へ 奈良

2014年03月01日 02時22分26秒 | 障害者の自立
 生駒市は27日、市の施設「生駒山麓公園」(俵口町)を障害者の就労支援の場として活用すると発表した。7月から障害者支援の実績がある社会福祉法人「青葉仁会」(奈良市)と、提携関係にあるアウトドア用品会社「モンベル」(大阪市)を共同の指定管理者とし、公園内のレストランや宿泊施設などを改修。受け付けや接客、調理、公園の管理、清掃などの仕事に障害者を雇用する。

 市は施設の改修工事費と指定管理費として、平成26年度一般会計当初予算案に約2億千万円を計上した。

 公園は生駒山の中腹にあり、敷地面積は約30ヘクタール。レストランや宿泊施設のほか、浴場などを備えた「ふれあいセンター」やフィールドアスレチック施設などがある。

 現在の指定管理者の契約終了後の7月以降、青葉仁会とモンベルを共同の指定管理者にする。期間は10年間。

 市公園管理課によると、ふれあいセンターは平成3年のオープン以降、本格的な改修をしていない。今回の指定管理者選定にあわせ、今年秋ごろ、雇用する障害者が使いやすい施設への改修を始める。

 市によると、市内の障害者手帳交付者は4577人(昨年4月現在)。

 市の担当者は「障害者がいきいきと働いて自立できるよう支援していきたい」と話している。

MSN産経ニュース : 2014.2.28 02:27

アダプテッドエアロビック大会 障害者も楽しめる

2014年03月01日 02時19分15秒 | 障害者の自立
 神奈川県エアロビック連盟が3月2日(日)、横浜ラポールで15回目となる「全国アダプテッドエアロビック大会」を開催する。午前9時から受付スタート、10時開会。

 障害者を中心に個人の運動能力に合わせて行うアダプテッドエアロビック。同連盟では指導法の研究、地域での実践など啓発活動を行っている。大会では、アダプテッドエアロビックに取組む、日頃運動や自己表現の場が少ない環境にある障害者や高齢者が、普段の練習の成果を競い、発表する。

 当日は、誰でも参加できる「みんなでエアロビック」と題したコーナーも用意されている(体育館シューズ持参/無料)。

 同連盟では「障害がある人もない人も『生きる喜び』を分かち合えることを目指して開催する大会です。ぜひ、参加、見に来てください」と呼びかけている。

 問合せは事務所【電話】0467・77・3708。

タウンニュース :2014年2月27日号

障害者施設で梅まつり 地域住民らと交流

2014年03月01日 02時14分17秒 | 障害者の自立
 障害福祉サービス事業を展開する「グリーンファーム山浦」(佐藤秀幸園長)で23日、「梅まつり」が開かれ、野だてや大声大会、ステージショーなどで利用者と地域住民らが交流を楽しんだ。

 同施設は障害者の就労支援を目的に、社会福祉法人「若楠」が2011年に開設。梅の木280本などを植えた果樹園や畑を備え、約50人の利用者が通いながら、園芸や食品加工に取り組んでいる。

 まつりは、利用者と地域住民の交流を目的に梅の花の季節に合わせて開催。障害者支援施設「若木園」の和太鼓演奏、キッズミュージカルTOSUなど多彩なステージが展開された。出店や苗木即売、250人分の豚汁の振る舞いもあり、終日多くの人でにぎわった。


ステージでは若木園利用者による和太鼓演奏も披露された=鳥栖市山浦町のグリーンファーム山浦

佐賀新聞ニュース : 2014年02月28日更新

視覚障害者をスマホでナビ 松江のNPOが開発 「一人歩きに使って」 /島根

2014年03月01日 02時10分08秒 | 障害者の自立
 障害者支援に取り組むNPO法人「プロジェクトゆうあい」(松江市)は視覚障害者に向け、スマートフォン用の歩行支援アプリ「てくてくナビ」を開発した。目的地までの道のりを音声で伝えてくれ、無料でダウンロードできる。ゆうあいによると、こうした視覚障害者向けのアプリは国内で初めてという。

 目に障害があっても積極的に外出してもらおう、と開発された。GPS(全地球測位システム)機能で現在地を把握し、目的地や目標物を登録すると、到達するまでの距離や方向を音声や振動で案内してくれる。「アイフォーン」に対応し、全国各地で利用できる。国土交通省の歩行者移動支援事業として事業費も出た。

 開発に携わったNPOスタッフの渡部栄子さん(27)は「自分がどこにいるかすぐに分かって便利。一人歩きの時に使ってもらいたい」と話す。また、松江市内のバリアフリー情報を伝える「てくてくウェブ松江」のスマートフォン用ウェブサイトも新たに作成。車椅子で使えるトイレの場所や、目的地までのバリアフリー経路などを地図上に表示する。利用は無料。

毎日新聞 2014年02月28日 地方版