【ソチ=佐々木正明】3度目のパラリンピックで念願の金-。埼玉県飯能市在住の鈴木猛史が13日、ソチ冬季パラリンピック、アルペンスキー男子回転座位で優勝した。滑降競技の銅を合わせて、今大会2個目のメダル。「自分にプレッシャーをかけるため、金メダルを取りに行きますと言った。3度目の正直、うれしく思う」と競技を振り返る。地元・飯能市からは喜びの声が上がった。
25歳の鈴木はレース後、選手団の仲間やこれまで応援してくれた障害者スポーツの関係者と抱き合い、喜びを爆発させた。
1本目2位からの逆転優勝。レース後のインタビューで、「びっくりするほど落ち着いてスタートすることができた。攻めることができたのも、コーチや先にスタートした先輩の森井(大輝)選手、狩野(亮)選手の情報があったからだと思う」と話した。
東日本大震災の発生から丸3年となる11日の競技では、コース途中で転倒したことを悔やんでいた。
「メダルを取れなかったので、その分、今日頑張ろうと思った。東北の方々にもいいニュースを伝えることができる」
福島県猪苗代町からは両親が応援に来ていた。13日の朝も「頑張れ。普段通りに滑りなさい」とメールをもらったという。「親の前で1番になった姿を見せることができて本当によかった。お待たせしましたという感じです」と笑顔を見せた。自分へのご褒美は「カメラのレンズ」だという。残りの競技も「気合いを入れて頑張る」と力強く話した。
大会前、猪苗代町で開かれた壮行会では涙を見せた。「福島から出たのに、ずっと僕を応援してくれた。地元の方々にメダルを見せることができる」
一方、現在、生活の拠点としている飯能市からは喜びの声。職員として勤務する駿河台大学は、山崎善久理事長が「今年こそ頂点に立ってくれるのではと思っていた。仕事をしっかりこなした上でのトップアスリートの姿に感動した」とコメント。同市の大久保勝市長も、「飯能市からメダリストが誕生したことを誇りに思う」とコメントした。
2014.3.14 22:27 MSN産経ニュース
25歳の鈴木はレース後、選手団の仲間やこれまで応援してくれた障害者スポーツの関係者と抱き合い、喜びを爆発させた。
1本目2位からの逆転優勝。レース後のインタビューで、「びっくりするほど落ち着いてスタートすることができた。攻めることができたのも、コーチや先にスタートした先輩の森井(大輝)選手、狩野(亮)選手の情報があったからだと思う」と話した。
東日本大震災の発生から丸3年となる11日の競技では、コース途中で転倒したことを悔やんでいた。
「メダルを取れなかったので、その分、今日頑張ろうと思った。東北の方々にもいいニュースを伝えることができる」
福島県猪苗代町からは両親が応援に来ていた。13日の朝も「頑張れ。普段通りに滑りなさい」とメールをもらったという。「親の前で1番になった姿を見せることができて本当によかった。お待たせしましたという感じです」と笑顔を見せた。自分へのご褒美は「カメラのレンズ」だという。残りの競技も「気合いを入れて頑張る」と力強く話した。
大会前、猪苗代町で開かれた壮行会では涙を見せた。「福島から出たのに、ずっと僕を応援してくれた。地元の方々にメダルを見せることができる」
一方、現在、生活の拠点としている飯能市からは喜びの声。職員として勤務する駿河台大学は、山崎善久理事長が「今年こそ頂点に立ってくれるのではと思っていた。仕事をしっかりこなした上でのトップアスリートの姿に感動した」とコメント。同市の大久保勝市長も、「飯能市からメダリストが誕生したことを誇りに思う」とコメントした。
2014.3.14 22:27 MSN産経ニュース