ゴエモンのつぶやき

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手軽にバリアフリー、さいか屋川崎店で障害者が便利度チェック/神奈川

2014年03月02日 01時48分21秒 | 障害者の自立
 安全や安心など川崎市独自の基準「かわさき基準(KIS)」を満たした福祉製品を活用し、バリアフリーな店舗をつくる取り組みが、JR川崎駅東口の「さいか屋川崎店」で行われている。建物を改修せずに、踏み台や手すりなどの福祉製品でバリアーを除去するという費用負担の少ない取り組み。市などでつくるKIS推進協議会の呼び掛けに同店が応じた。27日には実際に障害者らが参加し、導入によってどれくらい便利になったかをチェックした。

 KISは市内の福祉産業の活性化を図り、川崎発の福祉製品を充実させていくことが目的。「人格・尊厳の尊重」「利用者意見の反映」「利用しやすさ」など八つの理念に基づき、同推進協議会が認証している。2008年度の制度創設以来、84製品が認証を受けている。

 今回の取り組みは、KISの認知度向上とともに、誰もが生活しやすいまちづくりを進めようと初めて実施。主要な顧客がシニア層で、建物も古い同店と連携して行われた。

 この日は、いずれも両足に障害がある女性(76)=川崎区=と、車いすの男性(65)=高津区=が参加。事前に行ったフィールドワークに基づき、店内8カ所に7種類の製品が導入され、利便性をチェックした。

 このうち5階のトイレ入り口には、段差を緩和するための「ブロックビルド」と呼ばれる踏み台と、滑り止め加工がされた手すり「プライマ手すり」の2製品を導入。女性は、「便利でうれしい。こういう店が増えれば、外に出ようという気になる」と笑顔で話した。

 別のトイレには、手をかざすだけで自動的に紙が折り畳まれてカットされる「紙トール」のほか、柄の長い靴べらなども取り入れられている。男性も「完璧なバリアフリーはないが、こういう製品を導入してくれれば、店に対し困ったときにも助けてくれるんだなという印象になる」と話していた。

 市は「たとえ建物が古くてもKIS製品を使えば利用者に優しい店舗になる」としており、今後もほかの商業施設に広げていく方針。

カナロコ(神奈川新聞) 2014年2月28日

家電回収拠点、佐渡19カ所で実施

2014年03月02日 01時42分37秒 | 障害者の自立
市が4月から、リサイクルと障害者就労支援へ

 佐渡市は4月から、島内の公共施設などに専用のボックスを設け、パソコンや携帯電話といった小型家電の回収を始める。不燃ごみの減少やレアメタル(希少金属)などのリサイクルを進める狙い。回収した家電を障害者施設に有料で引き渡し、分解して資源化を進め、障害者の就労支援にもつなげる。

 県内では現在、新潟、上越、見附の各市で専用ボックスを置き、家電を回収している。

 佐渡市では、小型家電は小売店などが回収していたほかは有料の不燃ごみとして集められていた。市内3カ所のクリーンセンターで家電を分別していたが、処理しきれず処分されるものもあった。

 市役所、支所、クリーンセンター、障害者施設など19カ所を拠点と位置づけ回収する。このうち市の施設14カ所には佐渡産のスギで作製した高さ約1メートルのボックスを置き、平日の施設の開館時間内に持ち込んでもらう。

 回収するのはパソコン、携帯、ゲーム機、デジタルカメラなど28品目。市では年間20トンほどの家電をこのルートで回収し、ごみの減少と資源化を図りたい考えだ。

 一方家電の回収、分解作業を市内二つの障害者通所施設「あんずの家」「まつはらの家」に委託。「リサイクルの推進と施設側の就労支援を同時にできれば」(市環境対策課)としている。

 2施設では県内の小型家電分解に取り組む施設のネットワークに加入。昨年4月から独自にパソコンなどの家電回収、分解作業を行い、仕事や収益の確保を図ってきた。今回、市の回収ルートと結ばれ、市民の認知が進み家電の量が確保できると期待している。

 同市両津湊のあんずの家では「島内では外注の仕事が少ないので、安定した家電の量が集まり、仕事や工賃につながるのは大変ありがたい」と歓迎している。

【新潟日報 ] 2014/02/28 10:19

太良高全県枠1期生が卒業 多様な進路実現

2014年03月02日 01時35分24秒 | 障害者の自立
 県立高校で卒業式が行われる1日、不登校経験者や発達障害のある生徒、高校中退者を2011年から全県募集枠(全県枠)で受け入れてきた太良高(藤津郡太良町)でも第1期生が巣立つ。全日制普通科に特別支援教育の視点を取り入れたきめ細やかな教育で、国立大学進学から福祉的就労まで、生徒一人一人の能力や特性に合ったさまざまな進路を実現。進学校や実業校にも応用できる、高等教育の一つのモデルになりそうだ。

 卒業するのは全県枠16人と西部学区枠24人。教室の正面には掲示物を貼らず、机や椅子の脚にはカバーをかぶせて音を抑えるなど、統一されたシンプルで静かな学習環境で共に学んできた。発達障害の特性で視覚的な情報をうまく捉えられなかったり、聴覚が過敏だったりする生徒への配慮は、どの生徒にも落ち着いて学ぶ雰囲気を生んだ。

 少人数制のカリキュラムやサポート役の教諭を配置したほか、本人の意欲に応じた放課後の個別指導など学習支援に力を入れる一方、相談を随時受け付ける体制に加え、支援に関わる三つの校内会議を定期的に実施。生徒の出欠状況などを共有して対応を検討し、高校生活を支えた。

 発達障害のある中尾優理さん(19)は学校に通えなくなった時期もあったが、「立ち止まったとき、どうしたらいいのか先生が親身になって一緒に考えてくれた。その温かさがうれしかった」と振り返る。相談を重ねるうちに目標を見つけ、海外への語学留学の準備を進めている。

 進路をめぐっては、11年ぶりの国公立大学進学となる佐賀大への合格者が出る一方、発達障害のある生徒には佐賀障害者職業センターなど外部機関と連携し、福祉的就労への道筋を開拓した。

 生徒自身や保護者が特性を理解できるように時間をかけて丁寧に説明。障害者手帳を取得する選択肢も示した。手帳を活用すれば、社会的な支援を受けながら自立を目指して働くことができる。実際に交付を受け、この春から就労移行支援事業所で働くケースもあり、従来の全日制普通科にはない進路の幅を広げた。

 地域の人たちも生徒たちを支え、学校近くで暮らす老夫妻がホームステイを引き受けたり、地元企業が就業体験の場を提供したりしてきた。

 校内外の関係者が心配するのは、生徒たちが春からの新生活につまずくことで、学校側は卒業生向けの相談窓口の開設も検討している。

 同校の特別支援教育コーディネーターの南一也教諭(49)らは全県枠の生徒の進学先を中心に1月から訪問を重ね、相談窓口の担当者に、高校生活の様子やこれまで取り組んできた支援内容を伝えてきた。「高校側は卒業させたら終わりではいけない。在学中から進路先の相談窓口を明確にしておくことで不安の軽減にもつながる」と南教諭。苦手な部分だけでなく、環境や条件次第で十分に能力が発揮できる強みを伝え、配慮を取り付けている。

 太良高に学生支援員を派遣している佐賀大文化教育学部の園田貴章教授(60)=学習支援論=は「多様化した生徒のニーズに応えられる、新しい全日制高校の在り方を実践で示した」と評価。「特性に配慮するために工夫された授業や進路指導は、どの子にも生かせる。ほかの教育現場にも同様の取り組みが広がれば」と期待する。


生徒一人一人に配慮した教育を実践してきた太良高。学科改編後初めての卒業生が巣立つのを前に、式典の準備が進む=藤津郡太良町

佐賀新聞 : 2014年03月01日更新

東松山特別支援学校、大声注意で生徒体調を崩す 教育長「不適切」

2014年03月02日 01時31分19秒 | 障害者の自立
 県立東松山特別支援学校で男性教諭が高等部1年の生徒に対し大声による強い口調の指導を繰り返し、生徒が体調を崩していたことが分かった。28日の県議会本会議で江野幸一県議(刷新)が「生徒に対するどう喝であり、虐待ではないか」とただしたのに対し、関根郁夫教育長は「不適切な指導だった。周囲の教員から管理職に報告されなかったことも大きな問題」と述べ、全ての特別支援学校長を招集し、障害特性を踏まえた教育活動を徹底するよう指導する考えを明らかにした。

 県立学校人事課によると、50代の男性教諭は昨年4月から10月までの間、担任するクラスの生徒6人に対し、朝の会や帰りの会で週1回程度、「話を聞きなさい」などと大声の注意を行っていた。江野県議が保護者から聞いた話によると、男性教諭は「○○には分からないと思うけど…」などと生徒をばかにするような質問や「話を聞いていない」と怒鳴りつけるような発言をし、女子生徒の一人はその影響で円形脱毛になってしまったという。

 昨年11月、トイレの回数が増えるなど体調不良が続いていた男子生徒の保護者が「担任の大きな声による強い指導で体調を崩している」と学校側に報告。校長が男性教諭から事情を聞いた上で翌日、担任を代えたという。男性教諭は「大きな声を出して生徒に恐怖感を与えてしまったことは反省している」と話しているという。

埼玉新聞 : 2014年3月1日(土)

「障害者に夢を」 パラリンピック選手団、ソチへ出国

2014年03月02日 01時27分33秒 | 障害者の自立
 ソチ冬季パラリンピック(3月7日開幕)に参加する日本選手団の本隊が28日、成田空港から出国した。荒木雅信団長をはじめアルペンスキーとノルディック距離、バイアスロンの選手、役員ら計23人がロシアのソチへ旅立った。

 2大会連続出場で、バイアスロン男子座位でメダルをめざす久保恒造(日立ソリューションズ)は、リラックスした表情。前回は緊張しっぱなしだったといい、「周りにのまれないように気持ちをコントロールしたい。いつも通りの力を出せればいい」と意気込んだ。荒木団長は「今回のテーマはチャレンジ。障害者に夢を持ってもらえるように頑張りたい」と語った。

 搭乗前のセレモニーでは、航空会社の職員らから激励の花束と応援メッセージの寄せ書きが贈られた。日本選手団は3月4日に現地で入村式を行う。

朝日新聞デジタル>2014年3月1日00時18分