障害者の雇用を促進し、より働きやすい環境づくりを進めるため、自力で通勤することが困難な障害者の課題や改善点を考えるシンポジウムが22日、名古屋で開かれた。愛知県主催のこのシンポジウムは、働く意欲や能力があっても通勤が困難なため働くことを断念せざるをえない障害者のために、働く環境を整えることを目指して開かれた。ロンドンパラリンピック陸上短距離選手の佐藤圭太さんの講演に続き、愛知県の大村秀章知事や名古屋市の河村たかし市長、書道家の矢野きよ実さんらが参加して行われたトークセッションでは、愛知県の障害者の実雇用率1.61%は全国平均の1.69%よりも低いことが報告された。そして、障害者の通勤のために介護タクシーの利用や「相乗りサポーター制度」の必要性などが話し合われた。
[ 3/22 18:19 中京テレビ]
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