ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

発達障害者の就労とその支援をテーマ

2014年03月30日 11時52分26秒 | 障害者の自立
 発達障害者の就労とその支援をテーマにしたフォーラムが29日、港南公会堂(横浜市港南区)で開かれた。4月2日の世界自閉症啓発デーを前に毎年開催されており、支援者や発達障害者の家族ら約320人が参加。横浜市内で就労支援に携わる事業所や教育関係者が、それぞれの立場から取り組みや課題について意見交換した。

 電機神奈川福祉センター「ぽこ・あ・ぽこ」施設長の三田地昭典さんは、同所を経て就労した人と家族、企業をつなぐ支援について事例を交えながら紹介。「企業へのアプローチも大切。就労した人へのその後のサポートが今後の課題」と話した。

 Kaien横浜事業所の野田明子さんは、2011年度から13年度まで行った市の就労支援モデル事業について説明。「別人のように変化した人もいた」と話し、「就労を考える年齢になる前から、働くのはいいことだというメッセージを送ってほしい」とした。

 市教育委員会特別支援教育課の瀧田美紀子さんは、市内に3校ある高等特別支援学校の特徴などを解説。その上で「支援の必要な子は全ての教育の場にいる。就労支援の取り組みは、小中学校から必要」と力を込めた。

 また、フォーラムでは国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」の志賀利一さんが、就労支援を希望する発達障害者の特徴や、支援の課題について講演した。

2014年3月30日 カナロコ(神奈川新聞)

障害者と共生、舞台で表現 糸賀一雄生誕100年、29日に式典

2014年03月30日 11時46分05秒 | 障害者の自立
 戦後間もなく知的障害児施設の近江学園を設立し、「障害者福祉の父」と呼ばれる糸賀一雄の生誕100年記念式典で、滋賀県の障害者や、子ども管弦楽団、ミュージシャンらが29日、栗東市の栗東芸術文化会館さきらで合同ステージを披露する。出演者は「共生について何か感じてほしい」と練習に励む。

 県や県社会福祉事業団などでつくる実行委員会が昨年から催してきた記念事業の集大成。県内の障害者のダンスや音楽グループ、高齢者の合唱団、さきらジュニアオーケストラなど8団体と、サックス奏者の坂田明さんらミュージシャンが出演する。

 このほど野洲市で行った合同練習では、オーケストラが奏でるワルツやポルカ、坂田さんの即興演奏に合わせ、障害者が思い思いに踊り、打楽器を演奏。入退場のタイミングなどを入念に確かめていた。

 野洲市の障害者支援施設に通う田中徹さん(40)は「生の音楽で踊るのは最高」と喜ぶ。バイオリン担当の石山高1年の西川真帆さん(16)は「障害のある人たちのパワーで、体の中からエネルギーが湧いてくる」と驚く。坂田さんは「自分と異なる表現を認め支え合う姿は人間社会そのもの」と話している。

 午後2時半開演。詩人の谷川俊太郎さん作詞、歌手の小室等さん作曲の新曲も披露される。有料。前日まで問い合わせは同事業団TEL0748(46)8100。また、30日には糸賀一雄記念賞の授賞式などが催される。


糸賀一雄生誕100年記念式典のステージ練習で、ワルツの演奏に合わせて踊る出演者たち(野洲市)

京都新聞 【 2014年03月28日 11時52分 】

比布の障害者通所施設運営「フレンズ」 焼きたてパンの店を開店 特産品の販売も模索

2014年03月30日 11時41分10秒 | 障害者の自立
 【比布】町内で障害者の通所施設を運営するNPO法人「フレンズ」が28日、町内基線4の施設内に、焼きたてパンや地元農産加工品を販売する店「ピピマルシェ」を開いた。東京から移住したパン職人が通所者にパンの作り方などを指導する。町内には特産品販売の常設店がないため、将来的にはイチゴなども扱い、町の活性化にも貢献したい考えだ。

 フレンズは、京都の病院で精神保健福祉士をしていた旭川出身の亀海聡理事長(40)が2011年1月に通所施設の運営を開始。現在は精神、知的障害者15人が通う。トマトやカボチャなどの栽培のほか、トマトジュースやゼリーも作って販売しているが、冬の仕事を確保するのが課題だった。亀海理事長が、東京でパン職人をしていた小林孝さん(64)に協力を求めると、小林さんも「違う環境で仕事がしたかった」と、比布への移住を快諾した。

 店は既存施設を増築して建てられ、木造2階建て、延べ床面積180平方メートル。建設費3200万円は国の補助金で賄った。店内にはパン15~20種類や、通所者が作るトマトジュース「ピリカの恵み」などが並び、ガラス越しにパン工房の中も見学できる。2階にはパンを食べながら歓談できるスペースがあり、地域のサークルなどの活動場所としても開放する。

 28日午前10時に開店し、町内などから10人以上が来店。「気軽に寄れる店ができてうれしい」と歓迎の声が相次いだ。

 フレンズは比布名産のイチゴや千本ネギなどの販売ができないか模索する考え。亀海理事長は「比布の魅力を広く発信できる場所にしていきたい」と語る。

 ピピマルシェは国道40号線沿いにあり、営業時間は午前10時~午後4時。日曜定休。(電)0166・85・3722。

(03/29 16:00)北海道新聞

パラリンピック強化に有識者会議…来月発足へ

2014年03月30日 11時28分18秒 | 障害者の自立
 文部科学省は、パラリンピック競技の支援策を検討する有識者会議を4月に発足させることを決めた。

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、障害者スポーツの所管が同月、厚生労働省から移管されるのを受け、文科省は五輪と区別なく、パラリンピックも競技スポーツとして強化する。

 会議の委員は20人程度を予定。障害者行政に詳しい有識者や障害者スポーツ団体、日本オリンピック委員会(JOC)の役員に加え、第一線で活躍するパラリンピック選手らの起用も検討しており、ソチパラリンピックで聖火ランナーを務めた陸上走り幅跳びの佐藤真海選手(32)らが候補に挙がっている。

(2014年3月29日18時12分 読売新聞)

震災、病、くじけず奔走 石巻の介護事業所が移転再開

2014年03月30日 11時19分28秒 | 障害者の自立
 東日本大震災で被災し仮事務所で介護サービスを続けていた宮城県石巻市の福祉事業所「めだかの楽園」が施設を移転新築し、28日に落成式を行った。運営する「めだかグループ」総管理者の井上利枝さん(71)は病気と闘いながら「高齢者や障害者の居場所づくりのために」と奔走。多くのハードルを乗り越え、本格再開にこぎ着けた。

 新しい施設は蛇田土和田山地区の山林を造成し、用地を確保。市街化調整区域で建築物に制限があるが、介護施設として市の許可を得た。
 建物は木造一部2階、延べ床面積約400平方メートル。利用者が通ったり泊まったりでき、職員が訪問介護もする小規模多機能型居宅介護施設で、25人が登録できる。井上さんは「利用者が古里のように過ごせる場にしたい」と語る。
 井上さんは1999年に同市南浜町の自宅でデイサービスを始めた。夫の光さん(64)が社長を務める建設会社を運営主体に事業を広げ、2006年にめだかの楽園を設立した。
 高齢者や障害者の自立的な生活を支援してきたが、南浜町の介護施設は震災で全壊。利用者47人と職員30人は近くの日本製紙石巻工場の施設に避難して無事だった。
 心臓などを患っていた井上さんは無理がたたり、体調を崩して入院を繰り返した。「もうやめようか」と何度も迷ったが、利用者の家族から再開を求める声が寄せられ、グループの70人の職員は一人も辞めなかった。光さんも「いざとなったら自分がやる」と言ってくれた。
 震災から5カ月後、市内の空き店舗を借り、介護サービスを再開。国の補助金や無利子の融資を受けるなどして資金を用立て、新しい施設を建設した。
 仮設住宅で暮らし、体調も思わしくはない。それでも「自分よりもっと大変な障害者がいる。仕事をやめたら、もぬけの殻になる」と井上さん。「高齢者や障害者のコミュニティーをつくり、一日も早く地元に溶け込みたい」と意気込む。


新しい施設の落成式後、利用者やスタッフと談笑する井上さん(中央)

2014年03月29日土曜日 河北新報