発達障害者の就労とその支援をテーマにしたフォーラムが29日、港南公会堂(横浜市港南区)で開かれた。4月2日の世界自閉症啓発デーを前に毎年開催されており、支援者や発達障害者の家族ら約320人が参加。横浜市内で就労支援に携わる事業所や教育関係者が、それぞれの立場から取り組みや課題について意見交換した。
電機神奈川福祉センター「ぽこ・あ・ぽこ」施設長の三田地昭典さんは、同所を経て就労した人と家族、企業をつなぐ支援について事例を交えながら紹介。「企業へのアプローチも大切。就労した人へのその後のサポートが今後の課題」と話した。
Kaien横浜事業所の野田明子さんは、2011年度から13年度まで行った市の就労支援モデル事業について説明。「別人のように変化した人もいた」と話し、「就労を考える年齢になる前から、働くのはいいことだというメッセージを送ってほしい」とした。
市教育委員会特別支援教育課の瀧田美紀子さんは、市内に3校ある高等特別支援学校の特徴などを解説。その上で「支援の必要な子は全ての教育の場にいる。就労支援の取り組みは、小中学校から必要」と力を込めた。
また、フォーラムでは国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」の志賀利一さんが、就労支援を希望する発達障害者の特徴や、支援の課題について講演した。
2014年3月30日 カナロコ(神奈川新聞)
電機神奈川福祉センター「ぽこ・あ・ぽこ」施設長の三田地昭典さんは、同所を経て就労した人と家族、企業をつなぐ支援について事例を交えながら紹介。「企業へのアプローチも大切。就労した人へのその後のサポートが今後の課題」と話した。
Kaien横浜事業所の野田明子さんは、2011年度から13年度まで行った市の就労支援モデル事業について説明。「別人のように変化した人もいた」と話し、「就労を考える年齢になる前から、働くのはいいことだというメッセージを送ってほしい」とした。
市教育委員会特別支援教育課の瀧田美紀子さんは、市内に3校ある高等特別支援学校の特徴などを解説。その上で「支援の必要な子は全ての教育の場にいる。就労支援の取り組みは、小中学校から必要」と力を込めた。
また、フォーラムでは国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」の志賀利一さんが、就労支援を希望する発達障害者の特徴や、支援の課題について講演した。
2014年3月30日 カナロコ(神奈川新聞)