障害者権利条約が批准され、障害者基本計画の策定が進んでいる現状を受けた合同学習会が、佐賀市のアバンセで開かれた。社会福祉や特別支援教育に詳しい長崎大学教育学部の平田勝政教授を講師に招き、障害者教育の課題などについて考えた。
平田教授は「条約批准が障害者のどれほどの無念の中から生まれてきたかを知ってほしい」と苛酷な歴史を紹介した上で、「障害の有無にかかわらず基本的人権を守られた生活が保障されるべきであり、学校教育の中でも差異を尊重し、障害を人間の多様性の一環として受容していくことが大切」と指摘した。
県内の自治体などの事例も挙げ、地域間格差をなくし、総合性や一貫性を持たせるためには計画策定に意見を述べることも必要とした。
学習会は県教職員組合などでつくる世話人会が主催、県内の教育、福祉関係者約30人が参加した。
2014年03月20日更新 佐賀新聞
平田教授は「条約批准が障害者のどれほどの無念の中から生まれてきたかを知ってほしい」と苛酷な歴史を紹介した上で、「障害の有無にかかわらず基本的人権を守られた生活が保障されるべきであり、学校教育の中でも差異を尊重し、障害を人間の多様性の一環として受容していくことが大切」と指摘した。
県内の自治体などの事例も挙げ、地域間格差をなくし、総合性や一貫性を持たせるためには計画策定に意見を述べることも必要とした。
学習会は県教職員組合などでつくる世話人会が主催、県内の教育、福祉関係者約30人が参加した。
2014年03月20日更新 佐賀新聞