ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

全盲乗り越え国際貢献

2016年03月21日 02時10分03秒 | 障害者の自立

 「ほんとの空」が広がる安達太良山麓に国際協力機構(JICA)二本松青年海外協力隊訓練所はある。今年度第4次隊の訓練生が70日間の課程を修了し、間もなくそれぞれの任地へ出発する。
 訓練生の中に全盲の女性がいる。発足から半世紀、4万人を超す青年海外協力隊の歴史の中で全盲の隊員は初めてだ。大阪府出身、病気で2歳の時に視力を失った。大学で国際貢献を学びJICA職員となった。「開発途上国で活動したい」との思いが強まり、休職して協力隊に応募した。タイに2年間派遣され、視覚障害者らを支援する。
 女性に気負いはない。不安よりも新たな世界で経験を積める期待の方が大きいという。訓練期間中、二本松市内の仮設住宅に数回足を運び、浪江町民と交流した。「目が見えないからと特別扱いせず、自然に接してもらえたことがうれしかった」。心が通い合うのを感じた。長引く仮設住宅暮らしの苦労や故郷を離れたままのつらさも実感した。
 タイでは災害時の障害者支援にも関わりたいと意気込む。「避難者と直接話し、現状に触れたのは貴重な体験だった。福島の本当の姿を伝えたい」。被災地への思いも胸に女性は旅立つ。

( 2016/03/19 08:40 カテゴリー:あぶくま抄 )  福島民報


心の洗濯になる1本!笑いと涙が詰まった名作『最強のふたり』

2016年03月21日 01時51分14秒 | 障害者の自立

2012年公開当時、「映画史を塗り替えた驚異の大ヒット感動実話」と話題になったのが、フランス映画『最強のふたり』。フランスの国民3人に1人が観たという空前の大ヒットを記録したこの映画は、日本でも多くの観客に愛されたオススメ作です!

映画「最強のふたり」
映画「最強のふたり」

首から下が麻痺した大富豪と、貧困層の黒人青年、ふたりの友情を描いた映画『最強のふたり』。2011年に開催された<第24回東京国際映画祭>では、グランプリ&最優秀男優賞W受賞に輝いたことでも注目された必見の感動作をご紹介します!

■実話をもとに映画化された『最強のふたり』!

映画『最強のふたり』で監督を務めたオリヴィエ・ナカシュとエリック・トレダノのコンビは、あるドキュメンタリーを観て感銘を受けたことがきっかけで、その実話の映画化を決意したといいます。

実在の人物フィリップとアブデルをモデルにこの監督コンビが作り上げたのは、考え方も、生き方も、生活環境も、すべてが正反対のふたりの人物。『主婦マリーがしたこと』や『唇を閉ざせ』などのフランソワ・クリュゼが演じた大富豪・フィリップと、『ムード・インディゴ 〜うたかたの日々〜』や『サンバ』のオマール・シーが演じた貧困層の黒人青年・ドリスです。

大富豪と貧困層、中年男性と青年、白人と黒人、首から下が麻痺した身体としなやかで立派な肉体……といった具合に、フィリップとドリスは、何から何まで正反対の人物として形作られていますが、映画ではそんなふたりが出会い、友情を育んでいくさまを、ユーモラスな描写を通して描き、観るものにパワーを与えてくれます。

本作が優れている点は、「障害者」というモチーフを使った物語の「感動」を売りにしようとするのではなく、ふたりの友情の「幸福感」と「生きる喜び」に重点を置いてストーリーを描いているところ。映画を通して体験する登場人物たちの人生に、ドキドキワクワクするような幸福感があるからこそ、多くの観客にとっても心に響く「笑って泣ける」感動作が誕生したのでしょう。

2016年03月20日      music.jpニュース


「ダウン症の日」啓発で展示会 24日から宇都宮

2016年03月21日 01時33分38秒 | 障害者の自立

 日本ダウン症協会栃木支部(つくしの会)は24~27日、宇都宮市雀宮町の市南図書館で「世界ダウン症の日」展示会を開く。2012年に国連が定めたダウン症の日の21日に合わせて、同支部として初めて取り組む。

 ダウン症は通常、23対ある染色体のうち21番目が1本多く3本あることから、3月21日がダウン症の日とされた。

 会の活動紹介や会員による絵画、書道などの作品を展示。また2007年の全国障害者スポーツ大会(秋田わか杉大会)のボウリング競技で本県初の金メダルを獲得した宮本恵(みやもとめぐみ)さん(壬生町)の賞状やメダル、14年の全国裂織展で優秀賞を受賞した小野原由行(おのはらよしゆき)さん(小山市)の織物作品なども展示する。

 午前10時~午後5時(最終日は午後4時)。

3月20日   下野新聞


東日本大震災の避難所で「一番困ったこと」

2016年03月21日 01時23分48秒 | 障害者の自立

先日、地元の防災訓練に参加してきました。東日本大震災から5年の節目をむかえ、もう一度災害に対する備えを再確認しようという活動が活発化している様です。この防災訓練というものも、東日本大震災からそのあり方が変わってしまったものの典型例かもしれません。半日をかけた訓練では、避難器具の組み立て訓練など実践的で、また指導にあたった消防署員への真剣な質問も多く、災害が現実の想定の範囲内に入ってきてしまったことを否応なく感じさせました。8402f10b67cdd4cb3cf7362ad242590f_s

東日本大震災に関するある調査研究によると、避難所での生活で「問題があった施設」は何か、との質問で回答数が最も多かったのが「トイレ」でした。暖房設備、上下水道、発電、食料備蓄などの生命を直接支える施設よりもトイレが問題だと指摘した人の方が多いという事実には注目が必要です。災害時の避難所は多くは小中学校です。国立教育政策研究所の調査では全国の小中学校の95%以上が避難所として指定されているとのことです。もはや小学校、中学校は教育施設としてだけではなく地域の防災拠点としての整備も義務付けられていると言って過言ではありません。
小中学校のトイレの何が問題なのでしょう。専門家からの意見として多いのは洋式化です。和式では高齢者と障害者の方々の利用は非常に困難です。地域の方々が一定期間すまなければならない避難所ですが、そのトイレを使えない方々がそこに居住しなければならないことは、当人だけでなく介助者にとって実に重大な問題です。地域によっては、和式を知らない外国人の方も避難所に来る地域もあるでしょう。

 災害対策関係者や学校関係者のあいだでは、このような知見は共有されていますが、多くの自治体では財政難を主な理由として整備がなかなか進んでいません。喫緊の課題ではないという判断です。小学校の洋式化完了率は、全国の小学校でわずか18%程度との報告もあります。

私達の想像力には限界があります。自分には思ってもいなかったことでも、和式トイレによって避難所の生活が苦難だと感じる方々が現に大勢いた事実は率直に受けいれて、洋式化を推進していくべきです。


空調設備設置したい 特別支援学校視察で文科相

2016年03月21日 01時20分22秒 | 障害者の自立

 全国の特別支援学校で校舎の老朽化や生徒増による教室不足が生じている中、馳浩文部科学相が19日、全国4位の大規模校である愛知県立三好特別支援学校(みよし市)を視察しました。日本共産党の本村伸子衆院議員が同行しました。

 本村議員は2月25日の衆院予算委員会分科会で同校の老朽化や教室不足を紹介し、馳文科相に改善を求めました。

 馳文科相らは、築40年の校舎を見て回り、傷んだ廊下や、空調設備のない教室を見て驚いていました。

 視察後、馳文科相は「教員が障害児のため教材を工夫しているのに感心した。現場の声に応えるようにしたい。特に空調設備は、予算措置も取って直ちに改善したい」と環境改善の意向を述べました。

 本村議員は「全国の特別支援学校のマンモス化、校舎の老朽化が進んでおり、ぜひとも改善したい。引き続き地方議員と協力して取り組みます」と語りました。

 案内した高村葉子校長は「行政が障害者教育に目を向ける契機になってよかった。空調設備の改善はありがたいですが、さらに設備の改善に取り組んでほしい」と話しました。

 2016年3月20日   しんぶん赤旗