ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

ヘルパー視点で介護送迎

2016年03月24日 02時38分30秒 | 障害者の自立

 新潟県出身の前澤俊男さん(68)は、千葉県市川市のNPO法人SSU市川で副会長を務める。「地域の福祉は地域住民の手で」というSSUで、前澤さんは福祉送迎サービスやヘルパー、日常の困りごと解消の“助けあいサービス”で活躍している。週4日マンション掃除の仕事もしながら有償ボランティアを続ける、前澤氏の毎日とは。

 ■近くにいるから分かることも

 高校を卒業してから入社した企業は繊維系卸しが多かった。会社員と並行してコットンショップを経営したこともあったが、62歳で勤務先の会社が倒産。

 失業保険をもらいにハローワークへ通ううちに、職業訓練があると案内される。介護ヘルパーがあったので、希望を出したが通らない。職業訓練はハローワーク側で審査があり、それに合致しないと受けられないからだ。断られてなにくそと発奮し、他の講習機関を調べて介護ヘルパーの資格を取った。

 その資格がいま役立っている。SSUの福祉送迎で病院まで送っていった後、車いすを押して病院内の付き添いをするにはヘルパー資格が必要だ。資格があるおかげで、家に迎えに行き、病院内の受付や付き添い、家までの送りと一貫してサービスができる。

 高齢者や障害者などの移動困難者を手伝っていると、疑問に思うことがある。何年か前に、近くの体育館に車いす用のスロープが設置された。ところが、急勾配すぎて車いすの人が自力で上がれない。

 管理者に意見すると、「私が車いすを実際に押してみて、運べましたから問題ないです」と突っぱねられた。「わかってないな、と思いましたよ。障害のある人は、自分でできることは自分でやりたい。最初から他人に押してもらう前提のスロープでは、役に立たないですよ」と前澤さん。各方面に働きかけ続け、晴れて“自分で登れる車いすスロープ”が設置された。

上を見ればきりがない

 SSUの活動のかたわら、送迎サービスの上部団体、移動支援ネットワークちばの事務局および理事も務める。国土交通省認定団体だ。

 「会社員を辞めてボランティアを始めるのは、最初勇気が必要だったし、緊張もしました。有償といっても、もうかるわけではないですし。ただ、利用する人にとっては民間の半額程度の送迎料金や、“助け合いサービス”の仕事は重宝すると思います」

 上を見ればきりがないし、ブラブラしているより近所で役に立てるのは幸せだと感じている。会社などで偉かった人は、昔の立場にけじめをつけて臨むと新しいところへも入りやすくなると思う。SSUの活動を通していろいろな人に会えて、今まで知らなかった世界を知ることができる。

 プライベートでは、障害者スポーツの応援をしている。先日、車いすでラグビーをする「ウィルチェアラグビー」の応援に行った。その日、アジア・オセアニア・チャンピオンシップで全日本チームが優勝、みごとパラリンピック出場権を獲得した。うれしい1日だったという。

2016.03.23     ZAKZAK


協和発酵キリン、東京都スポーツ推進モデル企業に選定

2016年03月24日 02時30分48秒 | 障害者の自立

協和発酵キリンは、東京都スポーツ推進企業認定制度に基づき「東京都スポーツ推進モデル企業」に選定された。

東京都スポーツ推進企業認定制度は、スポーツ活動を推進する取組やスポーツ分野で社会貢献活動を実施している企業などを、東京都スポーツ推進企業に認定する制度。同社は卓球を通じた障がい者との交流、東日本大震災復興支援、社員に向けた健康増進活動などが評価につながった。

選定理由にもなった卓球部は、日本卓球リーグ実業団連盟男子1部に所属。20年以上前から東京都障害者スポーツセンターで卓球教室を開催している。また、他社の卓球部選手や車いす卓球のトップ選手と「ふれあいパーク」を20年間開催。2015年12月からは日本卓球リーグ実業団連盟主催の主要な公式戦終了後に特別支援学校を訪問し、生徒と卓球を楽しむ活動を行っている。

キリングループの東日本大震災復興支援活動「復興応援キリン絆プロジェクト」にも参加。岩手県・宮城県・福島県の被災3県を中心に、卓球イベントの開催や卓球台の寄贈などの支援を2011年~2014年まで行った。

社員への取り組みでは、運動習慣をつけ、健康診断での有所見者数(健康診断結果で異常の所見のある者)を減らすことを目的とした自立体力検定を実施。近隣住民を招いたテニススクールやノルディックウォーキング体験会も行った。

協和発酵キリンは今後もスポーツ推進に尽力し、スポーツを通じていきいきと暮らせるまちづくりに貢献する活動を行っていく。

2016.3.22      サイクルスタイル


第33回 「こども×ブラインドサッカー~みえないけれど、こわくないよ!」

2016年03月24日 02時25分49秒 | 障害者の自立

今回のレポートは、「ほうかご保育園」からお届け!

 

「ほうかご保育園」は、2015年12月から園舎を持たないインターネット上の保育園で、「リアル、ときどきオンライン!」を軸に新しいコミュニティをつくっています。

 

3月の登園日のテーマは、「0歳からの多様性教育」。この日はブラインドサッカー日本代表の加藤健人さんをゲスト講師にお呼びして、授業をしました。

 

ブラインドサッカーとは?
視覚障がい者がプレーするパラリンピックの公式種目です。 一般的なフットサルのルールに加え、いくつかの特別ルールがあります。転がると音が出るボールを使用したり、ディフェンスに行くときには声を出す必要があったり。国内の大会では障害のない人もアイマスクを着用し、視覚障がい者と同じ条件でサッカーができます。視覚障がい者と健常者が力を合わせてプレーするため、「音」と「声」のコミュニケーション」が重要となるスポーツです。

 

ブラインドサッカーの魅力、“見えない世界”についてのお話をじっくり聞いた後、実際にブラインドサッカー専用のボールを見せると、こどもたちは釘付けになっていました。

 

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なぜならこのボール、中で鈴の音がするんです。大人にとっては道具ですが、こどもにとっては遊ぶものという認識だったのでしょうね!

 

その後、外に出てアイマスクを着け、“見えない世界”を体験しました。

 

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「わ~、ここ、なんだ!面白い感触!」

 

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「いつもより泣いている声がよく聞こえる!」

と、目から入る情報の大きさを感じている大人たち。

 

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「見えなくて、歩幅が狭くなっちゃう」

 

「僕、変身しているよ!かっこいいでしょ!」

 

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「いつも目をつぶって歩いて遊んでるから、怖くないよ!」

遊びの延長で、暗闇の世界を楽しむこどもたち。

 

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「こっちが○○で、こっちが☆☆だ!」
アイマスクをしながらでも双子を判別するママはさすがでした。

 

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最後に、加藤さんにプレーを見せてもらいます。元サッカー部のパパもチャレンジ。
チャレンジする大人の姿に、こどもも大興奮!

 

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室内に戻っても、アイマスクをしたままモノの感触を楽しんでいる子もいました。

 

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見えない世界だからこそ、見えるものの大きさに気づいた時間でした。

 

「0歳からの多様性教育」では、”知らないこと” を親子で楽しみながら、多様性の本質に迫っていきたいと思っています。

 

次回も、どうぞお楽しみに!

 

ほうかご保育園の詳細・ご入園はこちら↓
http://kodomo-mirai-tankyu.com/houkago-hoikuen

 

こどもみらい探求社のHPはこちら↓
http://kodomo-mirai-tankyu.com/

保育士起業家:まい先生&めぐ先生

まい先生&めぐ先生

2人がプロデュースする様々な場で繰り広げられる、子どもたちのあそびの世界をどうぞお楽しみくださいね!


■こどもみらい探求社
http://kodomo-mirai-tankyu.com/
■こそだてビレッジ
http://ryozanpark.jp/village/
■園舎を持たないインターネット保育園「ほうかご保育園」
http://kodomo-mirai-tankyu.com/houkago-hoikuen

2016年03月22日       女性自身


失意の君へ 先生はどう声を掛ける

2016年03月24日 02時17分46秒 | 障害者の自立

 受験は容赦なく明暗を分ける。志望校に合格できなかった失意の生徒に、先生はどう声を掛けているのだろう。

 福岡県では15日、公立高校の合格発表があった。県内の公立中学で3年生を担任するタカダ(30代)=仮名、昨年12月20日掲載=は学校で、生徒が試験結果を報告しに来るのを待った。この日は、担任した生徒たちと顔を合わせる最後の日となる。

 これまで2度、3年生を担任した経験から、今年は心に決めていることがあった。合否ギリギリラインから合格した生徒にも、大げさに喜んだりはしない。不合格になって落ち込む生徒への気遣いだった。

 今年はクラスで3人が不合格となった。2人は厳しかった。1人は安心して送り出したが、当日に力を出し切れなかったようだ。「私立で頑張ります」と気丈に振る舞う横顔に、悔しさがにじんでいた。

 「結局、前へ進むしかないからな。自信を持って生きなさい」。タカダはこう告げた。

 泣きだすことがあっても「大丈夫」とは言わないことにしている。「15歳にとっては冷たいかもしれないけど、これまでやってきたことを生徒がどう捉えるかが大事。感情だけでなく、現実と向き合わせることが教員の役目だから」

 うれしい知らせもあった。

 マイペースだった生徒が、最後の追い込みで志望校に合格した。家計が苦しく塾に通えなかった生徒も希望の公立に進んだ。親と進路でもめた生徒は、自分で選んだ学科に入った。そして、不登校だった2人もそれぞれ高校への進学を決めた。

 タカダは1月、教室で生徒にこう話していた。「合格と不合格。どちらの自分も想像しておくように」。15日は報告に来た生徒と1人ずつ握手した。「成功しても失敗しても、人生はこれから。まだまだ何でもやれる」。そんな思いを込めて。

   ◇   ◇

 受験生と交わすノートに、教諭が一筆添え、励ましを続けた福岡県立宗像高校(宗像市)=1月24日掲載。記事にも登場した進路指導部主任の井地誠教諭(48)を訪ねたのは11日。翌日は国公立大の後期試験で、受験勉強はまだ続いていた。井地教諭は、「震災復興」「貧困対策」「障害者雇用」などをテーマに、生徒たちがつづった小論文の指導に追われていた。

 「自分に何ができるか、自分らしく生きる…。そんな視点が大切なんじゃないか」

 井地教諭は前期試験発表の8、9日、インターネットで公表された受験番号で生徒たちの合否を知った。合格者は九州大11人、熊本大8人…。だが、それぞれ約2倍の生徒が不合格になっていた。

 不合格だった生徒も進路指導室を訪れ、報告してくる。模試でA判定だったのに、不合格になる生徒もいる。泣きだす生徒もおり、井地教諭はこう声を掛ける。「きょうは一日、泣きなさい」

 井地教諭も30年前、泣いた受験生だった。

 井地教諭は高校時代、小学校教諭になろうと思った。だが、3年2学期までサッカーの部活動を続け、年明けの共通一次試験(大学入試センター試験の前身)は惨敗。国公立大は受験せず、浪人を決めた。

 1浪して、私大経済学部に合格。第1志望ではなかった。ピアノが弾けなかったので、高校の社会科教諭を目指す。大卒後の教員採用試験も、採用抑制時代だったこともあり、5度目で合格した。「だから、生徒たちのきつさ、つらさ、ものすごく分かるんですよ」

 だが、井地教諭はこうも思う。「浪人して良かった。勉強の大切さ、自分に足りない所を1年かけて学ぶ。それは決して無駄ではなかった」

 自らの歩みを語りながら、井地教諭は生徒に問い続けた。

 「君が本当に行きたいところはどこだ?」「将来何をして、何を学びたいのか?」

 大学全入時代、パソコンにデータを打ち込めば、入学可能性の高い大学は割り出せる。最近は、家計の事情もあり、浪人したくても、できない生徒も少なくない。生徒たちはいろんな事情を抱えている。「だが、それぞれが納得する合格、不合格であってもらいたい」。そう考え、指導を続けた日々だった。

卒業証書を抱え、思い出の校舎を後にする中学生。第1志望の高校に合格できる生徒ばかりではない 

=2016/03/20付 西日本新聞朝刊教育面=


生きづらさ 詩や歌に込めて

2016年03月24日 02時00分02秒 | 障害者の自立

新潟 うつなど障害ある7人「生き様発表会」

 病気や障害によって日常生活に生きづらさを生じている人たちが思いを伝える「生き様発表会」が20日、新潟市中央区の市総合福祉会館で開かれた。うつ病や統合失調症などの7人がそれぞれ詩の朗読やギター演奏、歌を披露。訪れた人は真剣なメッセージに聞き入った。

 障害者パフォーマンス集団「生き様発表会」などでつくる実行委員会が主催。約30人が参加した。出演者はそれぞれの表現方法で発表し、病気の状態も報告した。

 広汎性発達障害がある五泉市の西村江美さん(27)は自殺をテーマに詩を朗読。「いつもと違う様子の人が周りにいたら『どうしたの?』と声を掛けてほしい」「生きていて良かったという瞬間に出会えると信じている」と訴えた。

 五泉市の高岡良次さん(42)は自分の境遇を歌詞にし、アカペラで歌った。そううつ病だという高岡さんは「貧乏と病気に支配されたこの俺」などの歌詞を力強く歌った。高岡さんは「同じような病気の人の気持ちを代弁できるような歌を作りたい」と語った。

 発表を聞いた新潟市北区の非常勤職員(46)は「私も当事者なので全ての発表が心に響き、励まされた」と話した。

詩の朗読やギターの弾き語りなどで思いを訴えた「生き様発表会」=20日、新潟市中央区

詩の朗読やギターの弾き語りなどで思いを訴えた「生き様発表会」

 2016/03/23     新潟日報