ゴエモンのつぶやき

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高知県内初の寄付付き自販機設置 子どもの居場所づくりを支援

2017年06月01日 03時04分08秒 | 障害者の自立

 子どもを中心とした地域の居場所づくりを支援するため、売り上げの一部を寄付する飲料水自販機が5月30日、高知県内で初めて高知市知寄町1丁目の高知介護福祉アカデミーに設置された。

 寄付を受けるのは、2016年11月から高知市神田の有料老人ホーム「あっとホーム」内で毎週水曜日(午後4時半~8時)に子ども、保護者、高齢者らが自由に過ごせる居場所「えいや家(か)」を開いている高知市朝倉丙のNPO法人「GIFT」。えいや家は4月末までの半年間に528人の子どもや住民が利用。勉強したり遊んだり、無料の夕ご飯を楽しんだりしている。

 高知県内約600台の自販機で飲料水を販売するサンガリア商事(高知市一宮東町5丁目)が「地元企業として将来を担う子どもたちを応援したい」(片岡拓也常務)と寄付付き自販機を設置。設置先の高知介護福祉アカデミーも介護職員の実務者研修などを行っており、「福祉の学校として子どもや障害者も支援したい」(講師の山西義人さん)と賛同した。

 設置者と設置先の両者が売り上げの1%ずつ計2%をGIFTに寄付。GIFTは「居場所」を2カ所増やす予定で、寄付を食材費や新たな居場所の家賃などに活用する計画。

 100円均一の自販機には子どもの居場所づくりのPRも掲示しており、GIFTの真鍋大輔事務局長は「地域で子どもの育ちを見守る活動を多くの人に知ってもらえる」と喜んでいる。

子どもの居場所づくりを支援する自販機と、設置した関係者

2017.05.31    高知新聞


触って感じるアート  「コミュニケーション育んで」 猪苗代で企画展

2017年06月01日 02時55分32秒 | 障害者の自立

 展示作品に触って鑑賞できる企画展「あなたが感じていることと、わたしが感じていることは、ちがうかもしれない展」が、猪苗代町新町の「はじまりの美術館」で開かれている。障害があったり専門的な美術教育を受けていなかったりする芸術家が独自の発想で生み出す芸術「アール・ブリュット」の作品を中心に展示。思わず触りたくなる気持ちをくすぐっている。7月9日まで。

  美術館の運営母体で、知的障害者を支援する社会福祉法人「安積愛育園」(郡山市)が、同じ体験でも人によって感じ方が異なることを知ってもらおうと企画した。

 会場には、県内外の芸術家7組が制作した計18点が並んでいる。漫画の吹き出しのような形にした金属の立体に、言われて嫌だった言葉を刻んだ作品は、言葉の持つ重みを表現している。自動販売機を模した木彫り作品もあり、来館者は触って材質や感触を確かめていた。

 美術館の小林竜也さんは「一緒に見に来た人と感じたことを伝え合い、豊かなコミュニケーションを育んでほしい」と話した。

 火曜休館。入館料は一般500円、65歳以上250円。問い合わせは同美術館(電話0242・62・3454)。

 自動販売機を模した木彫りの作品に触れる来館者ら
 
毎日新聞   2017年5月30日

五輪へバリアフリー、地方の整備必要

2017年06月01日 02時52分13秒 | 障害者の自立

 政府は30日の閣議で2017年版交通政策白書を決定した。高齢者や障害者が乗り降りしやすい「ノンステップバス」の導入やホームの段差解消など交通分野のバリアフリー化について、三大都市圏に比べ地方の取り組みが遅れがちだと指摘。20年東京五輪・パラリンピックを見据え、誰もが安心・安全に移動できるよう車両や施設の整備をいっそう進める必要があるとした。

 白書によると、15年度末の全国のノンステップバスは約2万3000台で、導入率は一般の乗り合いバス全体の50.1%を占めた。地域別の導入率は三大都市圏が65.8%、その他の地域は32.5%。鉄道駅のエレベーターやスロープ設置といった段差解消率も三大都市圏の方が高く、取り組みが遅れている地方を中心とするハード面の整備の必要性を強調した。

2017.5.31    SankeiBiz


医療的ケア児と保育所 第2部/上 自治体の支援進展に差

2017年06月01日 02時41分17秒 | 障害者の自立

 たん吸引や栄養注入などの医療的ケアを必要とする子どもについて、2016年5月に児童福祉法と障害者総合支援法が改正され、自治体に支援の努力義務が課された。それから1年。依然として医療的ケア児と家族は社会的に孤立しがちだ。課題を探った。

  ●進める自治体

 毎日新聞が昨年末、全国の主要自治体を対象に実施した調査では、政令指定都市、道府県庁所在地、東京23区の計74自治体のうち、34自治体が医療的ケア児の保育所受け入れは「ゼロまたは不明」と回答。そのうち12自治体は入所を受け付けていなかった。

 この中で、東京都品川区は今年度から認可保育所で医療的ケアに対応する体制を整備する。「やっと地元で腰を落ち着けて育児ができる」。たん吸引が必要な長女(1)を今秋から預ける予定の父親(42)が胸をなで下ろす。

 長女は15年10月、未熟児で誕生。生後2カ月で気管切開してたん吸引が必要になり、入院生活が始まった。16年11月には闘病中だった妻が死去。当時、区内の保育所や児童発達支援施設で医療的ケアは提供されていなかった。一人親となった父親は民間の受け入れ先を探し、区外で看護師がケアに対応する託児所を確保。朝夕、娘を抱いて通勤電車に揺られた。

 品川区は法改正を踏まえ、対応を協議。託児所や病院とも連携して安全を確保した上で受け入れ可能と判断した。区は保育所に看護師1人を追加配置する方針で、保育士も医療的ケアができるよう研修を進めている。

 父親は「前例がない取り組みに、区は迅速に対応してくれた。たくさんの人が協力してくれた」と感謝する。区は当面、たん吸引と経管栄養注入に限って受け入れる方針。「看護師不在の場合、保育士でもケア可能な体制を整えるため」という。

 東京都墨田区も4月、認可保育所でたん吸引が必要な児童1人を受け入れた。中野区は保育所で働く看護師に医療的ケア児への理解を深める研修を実施する。今年度は入所申し込みがなかったが今後は前向きに検討するという。

 ●看護師確保が困難

 一方、東京都大田区・板橋区や富山市、徳島市は「受け入れない」姿勢を崩さない。渋谷区では今年10月、NPO法人フローレンスが運営する障害児保育園「ヘレン初台」がオープンするが、区の認可保育所での受け入れはない。静岡市も「看護師確保が困難で、受け入れの計画段階にもない」と釈明する。

 「仕事、あきらめる覚悟も必要かな……」。大田区役所から2月に届いた保育所入所の「保留通知書」を手に、会社員の勝部美奈子さん(38)はため息をつく。長男、堯皓(たかひろ)ちゃん(1)は、たん吸引が必要。未熟児で生まれ、1カ月後に退院したものの、生後3カ月で声門下狭窄(きょうさく)症と診断され、気管切開した。その後、脳出血が見られたが16年1月に退院し、他に障害はなく元気に過ごす。

 勝部さんは何度も区に相談したが、いつも答えは「協議中」。受け入れてくれる認証保育所もない。ようやく見つけた区外の児童発達支援事業所に預けることで、5月から週3日で職場復帰した。福祉施設ゆえ、弁当やおやつを毎日持参する必要がある。しかも預かり時間は午前10時半から午後3時半。職場にいられるのは4時間しかない。

 この福祉施設は保育事業者ではないため、保育所の入所選考でのポイント加算につながらない。18年度の入所申請が始まる11月には、訪問看護サービスも駆使して何とかフルタイムで職場復帰しようと考えているが、認可保育所に入れるかどうかは未知数だ。

 ●4歳まで6100人

 厚生労働省の15年度の試算では、医療的ケアが必要な0~4歳児は全国に約6100人いるとされる。保育所・幼稚園、障害児向け事業所の受け入れ体制に大きな変化はなく、就学前の発達・教育の機会が得られない子どもが多い。

 「認可園はダメ、代替手段もなし。地元にこの子の『社会』はないんです」。絵本を手に笑顔を見せる堯皓ちゃんに目をやり、勝部さんがつぶやいた。大田区は、医療的ケアが必要な未就学児を「10人程度」と想定している。区によると、区内の発達支援施設も幼稚園も医療的ケアに対応していない。受け入れ先はないままだ。

 のどにパイプ状の医療器具を着けている勝部堯皓ちゃん。元気いっぱいの男の子だ
 
毎日新聞     2017年5月31日

地域交流バザー 出店や工作体験 高松の障害者事業所 

2017年06月01日 02時33分42秒 | 障害者の自立

 社会福祉法人やまびこ会が運営する「Doやまびこ田村事業所」(高松市田村町、中田耕次理事長)で地域交流バザーがあった。事業所の利用者らが出店したり、工作などの体験ブースを設けたりして、訪れた地域の人たちと交流を深めた。

  事業所は「地域で働き、地域で暮らす」を理念にしており、障害のある18~40歳の約40人が通っている。交流バザーは、利用者や事業所のことを地域の人に知ってもらおうと年1回開いてきた。

 利用者らは事業所の移動販売車「やまびこ屋」で来場者にうどんを無料でふるまった。荻田将輝さん(23)は「お客さんに食べてもらうために一生懸命作った」。丸山詩乃さん(21)も「おいしいうどんを食べてほしい」と笑顔で話した。

 また、香川大の学生がバルーンアートを披露し、来場者にプレゼントした。

出店で食品を購入する来場者ら

毎日新聞       2017年5月30日