ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者通所系施設 食事負担軽減措置を継続へ 廃止を撤回

2017年12月16日 01時56分46秒 | 障害者の自立

 厚生労働省は14日、来年度の障害福祉サービスの報酬改定で、障害者の就労支援などを行う通所系施設が提供する食事の負担軽減措置を来年度以降も継続する方針を固めた。今年度限りで廃止する方針だったが、障害者団体などから反対が相次いだため撤回した。

 軽減措置は、通所系施設が一定の年収以下の障害者に食事を調理して提供した場合に、調理など人件費相当分約300円を施設の報酬に加算する仕組み。約26万人が対象で費用は年間約190億円。利用者1人あたり月約6000~7000円の負担が軽減される計算だという。

 2006年に施行された旧障害者自立支援法で、食事は全額自己負担が原則となったが、激変緩和で軽減措置が設けられ、3年ごとの延長を繰り返している。今後、軽減措置の対象者や提供する食事など実態を調査し、他制度との公平性を考慮してあり方を検討する。

毎日新聞   2017年12月14日


みんなで障害者に配慮しよう=会社顧問・長内軍士・73

2017年12月16日 01時51分03秒 | 障害者の自立

(千葉県船橋市)

 先日、JR四ツ谷駅で友人と待ち合わせをした。夕方5時半ごろで、会社や学校帰りの利用客たちで比較的混雑していた。しかし、皆、スイスイと少し足早に歩いていた。

 白いつえをついた目の不自由な方が来たが、彼も、健常者と同じくらいの速さで歩いている。友人が来るまでの約10分間、白杖(はくじょう)の方は計4人通ったが、皆、楽に歩いていた。「なぜだろう」とよく観察してみて、二つのことに気が付いた。

 一つは、視覚障害者用の点字ブロック上に荷物が置かれておらず、立っている人もいなかった。もう一つは、歩きスマホの人がいないため、人とぶつからずスムーズに歩けたようだ。

 その後、外国人旅行者4人が点字ブロック上に立ち止まり、地図を広げ始めた。通りかかった人が、点字ブロックの上から移動するよう外国人旅行者たちに促していた。

 こんな風景が東京のあちらこちらで見られたら、パラリンピックは成功するだろうと感じた。

毎日新聞   2017年12月14日


障害者アート  ご縁をテーマに壁画 出雲のスーパー /島根

2017年12月16日 01時35分52秒 | 障害者の自立

 障害者の芸術活動を支援するNPO法人「サポートセンターどりーむ」(出雲市東福町)のアトリエに通うメンバーら3人が13日、同市塩冶有原町5に開店するスーパーマーケットの外壁に「ご縁」をテーマに絵を描いた。NPOの土江和世理事長は「絵を描くチャンスをもらえたことに感謝したい。多くの人が障害者アートを知る機会になってほしい」と期待している。

  壁画は縦1・8メートル、横3メートル。店や地域の発展を願って鳥の翼、ランの花、竹などを組み合わせて描いた。

 スーパー「にぎわい市場よってこ屋」の運営会社の世良井修社長が今年10月、市内であった障害者アートの見本市を訪れ、作品に感動。地域が活気づくような絵を描いてほしいと依頼した。世良井社長は「作品を見て自分にないものを、いっぱい持っていると感じた」と話す。店舗は15日に開店する。

 適応障害のある土江政美さん(52)は「屋外で描くのは初めての体験。開放感があって良い。作品を見てもらったことが今回の壁画につながり、見本市を開いて良かった」と喜んだ。

 統合失調症の藤田康弘さん(46)は「室内よりも、のびのびと描ける。店を訪れた人たちに壁画を見てもらいたい」と話していた。

スーパーマーケットの壁に絵を描く藤田康弘さん(右端)ら

毎日新聞   2017年12月14日

 

知的障害者のスポーツの祭典、走ってPR

2017年12月16日 01時20分52秒 | 障害者の自立

 知的障害者によるスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス(SO)日本夏季ナショナルゲーム」(2018年9月、愛知県)に向けて、大会をPRするトーチランが13日、神戸市内であった。出場選手と家族、ボランティアら計約100人が寒さにも負けず笑顔で駆け抜けた。

 SOはオリンピックやパラリンピックと同様、夏季と冬季の世界大会がある。18年9月の愛知県の大会では、19年にアラブ首長国連邦のアブダビで開かれる夏季世界大会に出場する日本代表を選ぶ。

 兵庫県庁前での出発式で、ボウリング選手の樋口誠さん(尼崎市)ら3人が出発を高らかに宣言。金沢和夫副知事が点火したトーチを掲げ、神戸市長田区の鉄人28号モニュメント前まで、8区間計7・4キロを互いに声を掛け合いながら走った。

トーチを掲げて走る選手ら

2017/12/14   神戸新聞NEXT


県、制定へ 障害者差別解消条例も /福島

2017年12月16日 01時11分27秒 | 障害者の自立

手話言語条例

 県は、障害者の差別解消に向けた新条例と、手話を言語と位置づける「手話言語条例」を来年にも制定させる方針を固めた。当事者団体や専門家らとの協議を踏まえ、具体的に条例の内容を詰める。

  県によると、9月1日現在、障害者差別解消法(2016年4月施行)を踏まえた地方条例を25道府県が、手話言語条例は13府県が制定し、県内では郡山市でも施行している。

 内堀雅雄知事は7日の県議会12月定例会で「障害の有無にかかわらず、共生する社会の実現を目指す基本的な条例と、手話の普及を盛り込んだ条例を制定したい」と述べた。

 同法は、障害を理由とした差別的取り扱いを禁じ、個々の障害に応じて必要な措置を取る「合理的配慮」を行政や企業に求めている。だが、施行から1年8カ月が過ぎても、機運が高まっていないとの指摘があり、地方レベルでの条例制定によって具体的な施策の展開が期待されている。

 これまでの県の障害者関連の条例は「人にやさしいまちづくり条例」のみで、建築物や道路などハード面で障害者や高齢者に配慮するよううたわれていた。新たな二つの条例は障害者や手話に特化し、理念についても明記する。

毎日新聞   2017年12月14日