ゴエモンのつぶやき

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障害者奮闘、高齢者施設で介護担う

2018年08月01日 15時21分53秒 | 障害者の自立

福祉の受け手から担い手へ

 軽度の知的障害がある福井県内の20代女性2人が6月から、坂井市の高齢者施設で働いている。県が昨年度初めて行った障害のある人が対象の介護職員研修を受け、実習先で就労が実現した。2人は福祉の受け手から担い手に立場を変え、介護助手としてシーツの交換や食事の準備に奮闘している。

 研修は社会福祉法人県セルプ(福井市)が県の委託で昨年11月~今年2月に行った。県内の就労継続支援事業所に通う知的障害のある人ら6人が約200時間の講習を受け、「居宅介護職員初任者研修」の修了証明書を手にした。

 受講生の中から、社会福祉法人双和会(坂井市)の高齢者施設で実習した平橋知美さん(27)=あわら市=と、高倉綾乃さん(23)=坂井市=が6月から、それぞれの実習先で働きだした。週5回、午前8時半から午後0時半まで時給制で勤務している。

 平橋さんはケアハウスのスプリングヒルズ(坂井市)でシーツの交換や食堂の掃除、食事の取り分けなどを担っている。介護福祉士でフロアリーダーの角田幸希さん(48)は「仕事が丁寧なので1人で任せられ、ほかの職員は入所者のケアに専念できる」と話す。平橋さんは「仕事は難しいし大変だけど、働き続けて新しい車を買いたい」と希望に胸を膨らませる。

 高倉さんは特別養護老人ホームのプライムハイツ春江(同)で入所者の洗濯物を干したり畳んだり、食器洗いや後片付けといった仕事をこなしている。業務員の小林操子さん(63)は「いつも笑顔でまじめに働いていて、こちらが見習わなければならないくらい」と話す。

 本年度の研修は8月1日から福井市のアオッサで始まる。県セルプの永田弘幸センター長(41)は「高齢者施設は人手不足で、介護福祉士が掃除や洗濯といった補助的な業務までこなしている状態だ。研修を通じて、介護の現場で働く意欲がある障害者を高齢者施設とマッチングし、自立につなげたい」と話している。

 参加申し込みは8月30日午後5時までに県セルプ=電話0776(29)2234。

入所者の食事を準備する平橋知美さん

入所者の洗濯物を畳む高倉綾乃さん(左)

2018年7月30日         福井新聞


宮崎)障害者の絵、バッグやTシャツに 1日から販売

2018年08月01日 15時05分24秒 | 障害者の自立

 障害者が描いた絵をもとにデザインされたTシャツやバッグが8月1日から空港ビルなどで販売される。

 手がけたのは宮崎市霧島3丁目の制服製作会社「アビックス」。県内アーティストのデザインをプロデュースして商品化する新ブランド「サニービーグッド」の企画第1弾として、自由な発想で絵を描く障害者に白羽の矢を立てた。

 描いたのは日向市の障害者支援施設「白浜学園」に通う知的障害者の男女6人。その原画をもとに県内のプロデザイナーが、ファッションデザインに仕上げた。

 商品は3種類のTシャツ(税抜き2900円)と8種類のデザインのトートバッグ(税抜き2500円)。売り上げの10%が白浜学園に寄付される。宮崎空港ビル1階(31日まで)や、宮崎市のボンベルタ橘西館1階の「15SHOPS MARKET」(9月2日まで)などに並ぶ。

 同社の担当者は「個性的で明るく陽気な宮崎らしい絵がデザイナーの手によっておしゃれに仕上がっています。夏休みのおみやげにぜひ」。問い合わせはアビックス(0985・24・2526)へ。

写真・図版

障害者の絵がデザインのもとになったトートバッグとTシャツ

写真・図版

障害者が描いた絵をもとにデザインされたTシャツとトートバッグ

2018年7月31日           朝日新聞


点字ブロックのQRコード

2018年08月01日 14時36分53秒 | 障害者の自立

読み取ると声で道案内 視覚障害者向け「shikAI」メトロで実験

 駅構内の点字ブロックに表示したQRコードをスマートフォンのカメラで読み取ると、目的地まで音声で道案内してくれる――視覚障害者向けナビゲーションシステム「shikAI」の実証実験を、東京メトロが8月6日から、有楽町線辰巳駅構内で行う。

 ホームから改札、出口まで(または改札からホームまで)を音声で案内するシステム。点字ブロックのQRコードに位置情報がひも付けられており、現在地から目的地までの正確な移動ルートを導き出し、「右折、3メートル前進」など音声で案内する。駅構内で随時、視覚障害者に利用してもらい、システムの有用性を検証する。

 開発したのはベンチャー企業のプログレス・テクノロジーズ。東京メトロのリソースを活用してスタートアップを支援するオープンイノベーションプログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR」で賞を受賞した企画という。

2018年07月30日          ITmedia


止めよう「負の回転扉」

2018年08月01日 14時26分20秒 | 障害者の自立

障害者の再犯防止でシンポ-冤罪被害の元厚労次官村木さん

 障害者が罪を重ねてしまう「負の回転扉」を止めようと、近くシンポジウムが開催される。郵便不正事件で冤罪(えんざい)被害に遭った元厚生労働事務次官の村木厚子さん(62)が立ち上げた基金の主催。村木さんは「地域社会で障害者の居場所を作ることが大事」と訴えている。
 村木さんは2009年、大阪地検特捜部に逮捕、起訴されたが、翌10年9月に無罪が確定。国から賠償金が支払われた。
 「捜査を受けたことで刑事司法に関心を持つようになった」と言う村木さん。罪を犯した障害者の多くが再び犯罪を起こす実態を知り、12年、賠償金から弁護士費用などを差し引いた約3300万円を長崎県雲仙市の社会福祉法人「南高愛隣会」に寄付した。
 同会は40年以上、障害者の自立支援を続けており、寄付で基金を設立。シンポジウムの開催や研究への助成などに充てている。
 8月4日に都内で開かれるシンポジウムでは、再犯防止に力を入れる兵庫県明石市の取り組みも報告される。村木さんは「再犯を防止するためには地域で居場所を見つけられるかが重要で、地方自治体の役割は大きい。担当者はぜひ参加してほしい」と呼び掛けた。
 シンポジウムの参加申し込みは31日までで、URLはhttp://www.airinkai.or.jp/ainokikin/symposium.html。

(2018/07/31-時事通信