ゴエモンのつぶやき

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亡き妻の高速道路障害者割引を不正利用 逮捕の夫は「150回以上使った」

2018年08月02日 13時08分12秒 | 障害者の自立

 高速道路の障害者割引制度を不正に利用したとして大阪府警高速隊は31日、電子計算機使用詐欺の疑いで、大阪府岸和田市磯上町、自動車販売業、野田稜翔(りょうしょう)容疑者(55)を逮捕、送検したと発表した。「料金が安くなるからやった」と容疑を認めているという。

 逮捕、送検容疑は昨年5月~今年3月、大阪府内の阪神高速で計3回にわたり、亡くなった内縁の妻が障害者割引制度に登録していたETCカードと車載器を別の車に乗せ替えて使用。正規の通行料金との差額計980円を不当に得たとしている。

 高速隊によると、阪神高速が昨年10月に実施した調査で不正通行が発覚、今年3月に府警に相談していた。野田容疑者は内縁の妻が亡くなった昨年1月ごろから不正利用を始めたといい、「カードの有効期限が切れる今年3月までに150回以上使った」と説明しているという。

 障害者割引制度は、身体障害者が登録した車を自ら運転するか、重度の障害者を乗せて別の人が運転する場合、高速道路料金が半額になる。

2018.7.31         産経ニュース


県の障害者支援施設「西駒郷」 整備検討会が初会合

2018年08月02日 11時54分14秒 | 障害者の自立

 駒ケ根市と上伊那郡宮田村にまたがる県の障害者支援施設「西駒郷」の今後のサービス内容などを具体的に検討する「整備検討会」は31日、初会合を同施設で開いた。識者や福祉関係者らの「あり方検討会」が昨年3月、高齢の入所者支援は継続し、通所者の就労支援などは民間に移す方針の報告書をまとめた。その報告書に基づき今後の支援の在り方や県立施設として担うべき役割などを協議していく。

 西駒郷は、県内全域の知的障害者の自立した生活を支えようと1968(昭和43)年に開設。入所者が地域のグループホームなどに移る「地域生活移行」を2003年度から進める一方、重度障害がある入所者の割合が増え、建物の老朽化も進んでいる。

 整備検討会は学識経験者や医療関係者、利用者の保護者、運営する県社会福祉事業団などの14人で構成。あり方検討会に続き、座長には上智大総合人間科学部の大塚晃教授を選んだ。

 あり方検討会の報告書は、今後の施設の役割について障害者の受け皿となる「セーフティーネット(安全網)の確保」を柱に据えた。この日の意見交換では「現在の西駒郷でセーフティーネットは実際に機能しているか」といった声や、「意識的に施設外との交流を進めないと、障害者と地域住民の共生にはつながらない」などの意見があった。本年度内に検討会の意見を集約し、報告書にまとめる予定だ。

 

西駒郷のサービス内容などについて意見を出し合った「整備検討会」の初会合

信濃毎日新聞       8月2日


障害者が働くこと当たり前に 就職お祝いの会

2018年08月02日 11時23分58秒 | 障害者の自立

 障害者が働くことが当たり前の社会に――。社会福祉法人明光会(静岡市葵区)が開く知的障害者の「就職お祝いの会」が7月下旬に19回目を迎えた。結婚式の宴会場に120人が集い、笑顔で近況を報告した。

 この1年間に、明光会の就労移行支援事業所「けやきワークセンター」から就職したのは9人。代表して今年4月、コカ・コーラボトラーズジャパン(同市清水区)に就職した遠藤哲さん(24)が、壇上に立った。配属された部署は自動販売機用の飲料のピッキング。倉庫で飲料を仕分けし、台車に載せて運ぶ。

 センターの訓練で日用品の仕分けをしたことや、あいさつ、返事、報告、連絡、相談の五つを学んだことが「仕事に生かされている」。休みの日には趣味のダイビングでリフレッシュし、「一日でも早く職場で必要な存在になり、長く勤めたい」と話した。

 ログイン前の続き5年の永年勤続表彰を受けたのは林由梨さん(30)。学校給食の委託を受けて提供する「日本国民食」(同市駿河区)でエプロンの洗濯と清掃業務に就く。調理員のエプロンを一日数百枚洗って乾かす。乾燥室は最高40度以上にもなり、体調管理に気をつける。カラオケや映画も楽しみ、「充実している」という。

 会にはセンターの訓練生や特別支援学校高等部の生徒らも参加。先輩の職場での様子を映したDVDも上映された。

 センターは県から中部地域の障害者就労支援の委託を受け、1998年に開所。2012年から国の指定就労移行支援事業所になった。センターを通じて就労した知的障害者はこの20年間にのべ217人。就職率は約8割と高い。

 だが就職がゴールではない。障害の特性を理解されなかったり、人間関係につまずいたり。14年、浜松市では軽度の知的障害がある18歳の男性が就職して間もなく自死した。明光会は07年に障害者就業・生活支援センター「さつき」を開所。仕事が終わった後に悩みを聞く「ゆうやけ相談会」を設け、スマートフォンの使い方など仕事に役立つ講座を開いて「最近どう?」と尋ねるなど、きめ細かな支援を重ねている。

 最近は介護ヘルパーの資格を取り、老人施設に勤める人も増えた。寺田亮一会長は「労働力人口が減る中で、障害者の雇用を経営に組み入れないと企業はもたない。採用したからには、うまく使ってもらいたい。こうした会が、その潤滑油になれれば」と話した。

写真・図版

「お祝いの会」では5年、10年の永年勤続者が表彰された

2018年8月1日         朝日新聞


障害者テーマに 独自製作の映像上映 京都

2018年08月02日 11時03分45秒 | 障害者の自立

 京都市北区の立命館大学国際平和ミュージアムで31日、恒例の「平和のための京都の戦争展」が始まった。同館のボランティアガイドや、戦後補償、核兵器廃絶などに取り組む市民団体などが協力して開催し38回目。今回は「障害者と戦争」をメインテーマに、同展としては初めて独自に製作した映像を上映し、関連資料を展示している。入場無料で8月5日まで。

 映像は府立盲学校の教員だった研究者のインタビューを軸に編集し、約1時間の長さ。1940年に国民優生法が制定されるなど、太平洋戦争で障害者は「戦力ならざる者」として国家に排除されたが、視覚障害者が防空監視に動員されたり、マッサージ師として戦地や傷痍(しょうい)軍人を慰問したりと、戦争に加担させられたことを指摘している。

 展示室では、米軍機の音を聞き分けるためのレコード「敵機爆音集」や副読本など、研究者から借り受けた資料を紹介。軍需工場などで働く「産業戦士」のためのマッサージを「産報あんま」と呼び、大政翼賛を担った「点字毎日」の新聞記事なども展示している。

 他に、旧日本軍が中国で遺棄した毒ガスが今世紀に入っても健康被害を引き起こしていることを伝える写真などを展示。会場には小学生の姿もあり、ボランティアガイドをする城陽市の亀井和子さん(71)は「戦争は昔のことと思っている子供たちに、今も世界で起こっていることだと伝えることを大事にしています」と話した。


障害者に生涯学習の場 静岡県就労研究会が出張講座

2018年08月02日 10時49分21秒 | 障害者の自立

 教員や学識者でつくる県障害者就労研究会(村松智恵子代表)は29日、重い障害のある人が対象の生涯学習講座「訪問カレッジ」を静岡市葵区の重症心身障害児者施設「つばさ静岡」で開いた。外出が難しい人にも生涯学習の場を持ってもらおうと、初めての“出張講座”を企画した。
 ボランティアや会員が施設を訪れ、アロママッサージやコーヒーの試飲、音楽鑑賞のコーナーを設け、施設利用者や保護者ら約70人が香りや音を楽しんだ。藤枝市の女性(67)はマッサージを受ける三男(33)を見詰め「とてもリラックスしている」と目を細めた。
 同研究会は21年前、障害者の就労支援を目的に発足した。就労継続には余暇や学卒後の学びが不可欠だが、障害者にはそうした機会が少ないとして、2005年度に静岡大で公開の生涯学習講座を始めた。その後、講座の場を日大や浜松学院大にも広げている。
 各大学に出向くのが難しい人を対象に企画したのが「訪問カレッジ」だ。同施設の山倉慎二施設長は、重い障害のある人が外出先探しに苦労している事例を説明し、「訪問カレッジは普段とは違う体験ができる貴重な機会になった」と話した。
 障害者の生涯学習機会拡充の機運は全国で高まっている。同研究会の瀬戸脇正勝事務局長は「運営はボランティアで続けている。支援の輪を一層広げたい」と話している。

 

ボランティアによるアロママッサージを楽しむ受講者

2018/8/1           毎日新聞