ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

偏見が消えない社会 誰も排除されないために

2018年08月06日 23時36分55秒 | 障害者の自立
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 害者や少数者に厳しい視線を向け、排除しようとする。そんな空気が社会に暗く広がっている。

 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員は月刊誌への寄稿でLGBTなど性的少数者のことを「生産性がない」などと主張し、厳しい批判を受けた。当初は杉田議員の発言を容認する意見が同党内で起きていた。

 相模原市の障害者施設では2年前、19人もの障害者が殺される事件が起きた。今でも被告に賛同する書き込みがネットで散見される。

 かつての優生思想が、過度に自己責任を求める競争社会の中で再び姿を現しているかのようだ。

 こうした風潮に対して、私たちは何をすべきなのだろうか。

 障害者の生きる権利を訴えるシンポジウムや集会が相模原事件をきっかけに各地で行われてきた。メディアも障害当事者の発言を積極的に取り上げてきた。

 20年以上前に廃止された旧優生保護法に基づく強制不妊手術の被害者を救済する運動は、今年になって全国的に広がった。障害者の尊厳を守ろうという機運が原動力のように思える。

 今年の通常国会では「障害者文化芸術活動推進法」が成立した。日本の障害者の芸術作品が海外で高く評価されていることが背景にある。

 海外で高値が付いている絵画や陶芸の作者の中には、意思疎通の難しい重度障害者もたくさんいる。日本では福祉サービスや障害年金の受給者としか見られてこなかった障害者たちである。

 社会の価値観が変われば、芸術・文化的評価や経済効果を生む「生産性」はいかようにも変わりうることを示している。

 そのような芸術活動ができない障害者も、家族や支援者らを通して社会にさまざまなメッセージを発信し、影響力を及ぼしている。

 多様な価値観と深い洞察をもって社会を考えることが、優生思想の広がりを防ぐことにつながる。

 貧しい独居の高齢者は増えている。うつや依存症、ひきこもりなど、生きにくさを抱えた人も多い。たとえ自分は健康でも、いつ家族や友人が障害を持つかわからない。

 弱者や少数者への偏見は社会に不安と息苦しさをもたらすだけだ。

毎日新聞    2018年8月6日

 


障害者差別の解消条例 対応分かれる中部の企業

2018年08月06日 21時06分25秒 | 障害者の自立

 2016年に施行された「改正障害者雇用促進法」により、今年4月には、従業員50人以上の民間企業に対する法定雇用率が0・2%上昇し、2・2%となった。今後さらに2・3%にまで引き上げる計画だ。名古屋市も障害者雇用促進へ、意識啓発に力を入れる。早ければ18年中に「障害者差別解消推進条例(仮称)」の制定を目指し、9月4日まで基本的な考え方に関するパブリックコメントを募集する。市内企業では、歓迎する声がある一方、「正直厳しい」という声も出てきた。現状と課題を追った。

2018年 8月 6日         中部経済新聞

 


自動車事故被害者の在宅生活支援---環境整備事業者を補助、対象を決定 国交省

2018年08月06日 20時35分46秒 | 障害者の自立

国土交通省は、自動車事故被害者への在宅生活支援環境整備事業の補助対象事業者を決定した。

交通事故により重度の後遺障害を負った人を介護する家族が高齢化するなどにより、介護者がいなくなる、または介護が困難となった後の対応への不安が強まっている。一方で、重度の後遺障害を負った人を受け入れる環境は整っていない。

国土交通省としては、こうした声に応えるため、介護者がいなくなった後も、被害者が安心して生活を送ることができる環境を整備するため、2018年度から障害者支援施設やグループホームに支援する新たな補助制度を創設した。

国土交通省では医療機器などの購入、人材雇用を支援することで、障害者支援施設などが効率的、充実した介護支援を実施することが可能となり、自動車事故により重度後遺障害を負った人の積極的な受け入れが可能となるとしている。

今回、補助する障害者支援施設22者、グループホーム1者を決めた。補助対象は医療機器などの購入費、人材雇用費、研修などの経費で、2018年度の予算は1億4980万円。

2018年8月6日(月)レスポンス