ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「東京で金」目指した21歳 愛知で追想展

2018年08月11日 12時01分01秒 | 障害者の自立

 重度障害者を対象としたパラリンピック競技・ボッチャの日本選手権優勝者で、難病のため昨年8月に21歳で亡くなった高阪大喜(こうさか・だいき)さんをしのぶ追想展が10日から、出身地の愛知県蟹江町の西光寺(さいこうじ)で開かれる。全身の筋力が低下する難病、筋ジストロフィーを抱えながら2020年東京パラリンピックを目指して駆け抜けた人生を、約200点の写真や遺品などで振り返る。15日まで。 

高阪選手は1歳3カ月で先天性の筋ジストロフィーと診断されて車いすで生活したが、心の支えになったのが小学5年生から本格的に始めたボッチャだった。

 ボッチャで活躍した高阪大喜さんの追想展に展示する遺品などを確認する母貴美さん(左)と父達也さん
 
 
ボッチャの2016年日本選手権で優勝し、金メダルを手に笑顔を見せる高阪大喜さん
 
毎日新聞      2018年8月10日

僕は目で音を聴く(15) そのサイレン、どこから?

2018年08月11日 11時48分29秒 | 障害者の自立

 救急車やパトカー、消防車のサイレン。補聴器を付けている私は「ピーポーピーポー」「ウーウー」のような音は聞こえるのですが、その違いを聞き分けられません。

 聴者(聞こえる人)は音が低めか、高めかで判断している人が多いのでしょうか。私は音の高さが分かりづらく、サイレンの音が鳴ると「何だろう?」と周りを確認します。割合としては救急車が通ることが多いので、だいたいは「救急車だろう」と想像はするのですが。

 運転中、サイレンが聞こえるときは身構えて、周りを注視します。音だけではどこから車が来ているのかさっぱり分からないからです。周りの車の動きで見当はつくのですが一度、冷や汗をかいたことがあります。眠気防止のために音楽をつけっぱなしで走っていた際、その音で救急車のサイレンがかき消されて死角から飛び出してきて、ぶつかりそうになったのです。それからは、運転中は音楽をかけないことにしています。

 最も困惑するのは、たまに回転灯をつけたまま走る車があることです。見掛けるたびに「本当はサイレンを鳴らして緊急走行しているのかも」と不安になります。補聴器の不具合なのか、電池が切れて音が聞こえないのか、周りの車の音でかき消されているのか-。集中して耳を澄まし、同時に周りの車の動きを何度も確認して、何もなければほっと一息、という感じです。緊急走行以外は、サイレンを赤とは別の色にするとかできないのかなあとも思います。

 最近のドライブレコーダーは無線などの電波をキャッチして、救急車やパトカーが近くに来ると、モニターにイラストで表示してくれるので便利です。もし可能なら、緊急車両の種類だけではなく、その位置や進行方向を含めて、さまざまな周辺情報をモニターに表示してくれる技術革新やシステムが導入され、広がっていかないかと期待しています。もちろん聴覚障害者だけでなく、誰にとってもありがたいことでしょうから。
 (サラリーマン兼漫画家、福岡県久留米市)

僕は目で音を聴く     そのサイレン、どこから?

 ◆プロフィール 本名瀧本大介、ペンネームが平本龍之介。1980年東京都生まれ。2008年から福岡県久留米市在住。漫画はブログ=https://note.mu/hao2002a/=でも公開中。

=2018/08/02付 西日本新聞朝刊=


今治特別支援学校クラブ、中四国初優勝 全国へ

2018年08月11日 11時33分22秒 | 障害者の自立

フットベース(知的障害)

 第18回全国障害者スポーツ大会の中国四国ブロック予選会でこのほど、フットベースボール(知的障害)愛媛代表の今治特別支援学校クラブが初優勝し、団体7競技で県勢唯一の全国切符を獲得した。10月に福井県で行われる大会での日本一を目標に、ますます意欲を燃やしている。

 【17年愛媛開催初戦で惜敗も 高いレベル知り自信に】

 クラブは2012年、県内唯一のフットベースボールチームとして17年の愛媛大会に向けて結成。現在は今治特別支援学校の在校生と卒業生計16人で構成する。愛媛大会には開催地枠で出場したが、初戦で惜しくも逆転負けした。

 それ以来「全国のレベルを知り、全国優勝できるチームづくりをしてきた」と森本康太監督(34)。基礎的な練習の回数を増やし、打撃や守備の対応力を向上させようとリズムトレーニングを取り入れたほか、地元高校生らとの練習試合を重ね、試合経験の少なさを補ってきた。

 6月の予選会では、決勝で山口代表と対戦。初回に3点を先制し流れをつかむと5―3で競り勝った。森本監督によると、山口代表にはチーム結成間もないころの予選会で20点以上の大差をつけられ、その後も負け続けていた宿敵。「練習は間違っていなかった」と感じられた一戦になったという。

全国障害者スポーツ大会のフットベースボール(知的障害)に出場する今治特別支援学校クラブ

2018年8月9日(木)(愛媛新聞)


安倍首相はやっぱり杉田水脈議員のLGBT差別を容認している!

2018年08月11日 11時17分52秒 | 障害者の自立

 会合で同席して「なんでみんな騒いでるの」

 杉田水脈議員の「LGBTは生産性がない」発言への抗議がいまだ止まない。都内では、5000人が集まった7月27日の自民党本部前抗議につづき、今月5日にも渋谷駅前でLGBTQの当事者らを含めた抗議活動があり、同日には兵庫県宝塚市や大阪市でも抗議がおこなわれた。さらに7日には、障がい者や難病患者の団体「生きてく会」が、杉田発言は「出産できない障害者や患者の人権をも踏みにじるもの」として、杉田議員の謝罪と安倍首相による処分を求めている。

 杉田発言に怒っているのは当事者だけではない。今月4・5日におこなわれたJNN世論調査では、杉田議員の「LGBTは生産性がない」発言に「非常に問題がある」「ある程度問題がある」と回答した人は83%に達し、同じ期間に実施された朝日新聞の調査でも、杉田発言に対する自民党対応に「問題がある」と回答した人は61%にのぼっている。

 こうした結果の要因になっているのは、いまだに安倍首相と自民党が杉田議員を“無罪放免”にしているからだ。自民党は大規模抗議から約1週間も経った8月2日になって、ようやくホームページに党の見解を掲載。しかし、それは杉田発言を〈問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある〉としたものの、一方で〈個人的な意見〉と片づけ、〈今後、十分に注意するよう指導した〉という無責任極まりないもの。つまり、何の処分も下さなかったのだ。

 さらに、この党見解が公表された同じ2日の午後、安倍首相もついに口を開いた。視察先の宮城県東松山市で記者の取材に対し、安倍首相ははじめて杉田問題について、「人権が尊重され、多様性が尊重される社会をつくっていく、目指していくことは当然のことであろうと思う。これは政府与党の方針でもある」と語ったのだ。

「人権・多様性が尊重される社会をつくる」などというのは当たり前のことだが、憲法改正によって基本的人権に制約を加えようとしているこの人に言われても、何の説得力もないだろう。だいたい、「政府与党の方針」であると安倍首相は言うが、同日のうちに自民党ナンバー2の二階俊博幹事長は「こういうことはそんなに大げさに騒がないほうがいいんです」などと述べた。自民党の本音は「これぐらいで騒ぎやがって」だというのがミエミエだ。

 そして、安倍首相は杉田議員の発言をまったく問題視せず、無反省でいるということがはっきりとする報道があった。

 自民党がかたちばかりの見解を公表し、安倍首相がはじめて杉田問題にコメントした2日の夜、安倍首相は赤坂にある行きつけの中国料理店「赤坂飯店」でおこなわれた自民党山口県連青年部・青年局の会合に出席。各紙の動静では「岸信夫県連会長らが出席」と書かれている。

 だが、「週刊文春」(文藝春秋)によれば、じつはこの場には、問題のあの人物が参加していたというのだ。そう、杉田水脈議員だ。

 杉田議員はこれまでも指摘してきたように、安倍首相が「素晴らしい」と称賛し、昨年の衆院選では自民党公認として比例中国ブロックから立候補。比例単独候補としては最上位という当選が確実に約束された厚遇を受けた。さらに今年6月からは、安倍首相と同じ自民党山口県連に所属している。

 そして、問題の2日夜、杉田議員はこの自民党山口県連の会合に参加したというのだ。「週刊文春」では、県連関係者がこう語っている。

「杉田氏に反省の色は見えません。八月二日夜、赤坂の中華料理屋で、首相も出席して県連の会合が行われた。ここに杉田氏は『すみませーん、お騒がせしています』と笑顔で現れたのです」

文春が報道! 笑顔で会合に現れた杉田、「なんで騒いでるの」とうそぶく安倍

  常識的に考えれば、これだけ世間を騒がせている渦中の議員で、しかもいまだ公の場で何ら説明していないのだから、いくら県連所属でも首相同席の会合への出席は県連側で自粛させるだろうし、杉田本人も辞退するものだろう。だいたい、党が「十分に注意するよう指導した」と表明した、その夜なのである。

 ところが、「笑顔」で杉田議員が現れたということは、安倍首相も杉田議員がやってくることは承知しており、しかも、同席することに躊躇いがないということを示している。つまり、杉田議員は何の反省もしておらず、安倍首相もまた杉田議員の言動をまったく問題視していない、ということだ。

 しかも、だ。「週刊文春」の記事によれば、安倍首相は杉田議員の辞職を求めるデモに対して、こう語っていたというのだ。

「彼女はそんなに有名じゃないのに、なんでみんな騒いでいるんだろうね」

 有名かどうかの問題ではなく、為政者が生産性という考え方で人の価値を切り分けたこと、その暴論に対して批判が集まっているのに、その意味が安倍首相はどうやら何もわかっていないらしいのだ。

 本サイトでは何度も言及してきたように、杉田議員はこれまで「男女平等は、絶対に実現しえない反道徳の妄想です」などという暴言を国会の場で吐いたほか、慰安婦問題を否定したり朝日バッシングを繰り広げたことで極右政治家として名をあげ、それを安倍首相は「素晴らしい」と評価して自民党に引き入れた。稲田朋美や和田政宗も同じだが、ようするに、立場上、自分では言えない歴史修正や報道バッシングなどの“本音”をズバズバと発言・発信してくれる人物として自民党に招き入れたのだ。

 とくに象徴的なのが、杉田議員が自民党から立候補した際のネット用ポスターだ。このとき、難民を中傷したイラストで世界的に問題視されたはすみとしこ氏が杉田氏のイラストを描き、応援ポスターを作成。杉田氏も「とても嬉しいです」といい、いまでもTwitterのヘッダー画像に使用している。政権与党の候補者が、ヘイトスピーチで商売をしている人物のイラストを選挙に使うことを公認するとは公党としての姿勢を疑わざるを得ず、逆にいえばネトウヨへのサービスとしか考えられないシロモノだった。つまり、最初から杉田議員は、安倍首相のガス抜き要員であると同時に、ネトウヨの支持拡大要員だったのだ。「何かあっても怒るのはリベラルだけ。大した問題じゃない」──安倍首相はいまなお、そう踏んでいるのではないか。

 しかし、冒頭でも述べたように、杉田発言に対する怒りには鎮火の気配はなく、むしろ自民党が見解を出したあとも国民感情はおさまっていない。安倍首相が「生産性」で人を選別する、価値を決める考え方を諫めるどころか、処分もせずに会合に笑顔でやってきた杉田議員を迎え入れていたとしたら、これは大問題だ。メディアによる追及が必要だろう。


浜松循環バス「く・る・る」廃止へ 18年度末、利用伸び悩み

2018年08月11日 11時13分01秒 | 障害者の自立

 浜松市は9日、中区の中心市街地の回遊性向上を目的に運行している循環まちバス「く・る・る」を2018年度末で廃止する方針を市議会地方創生調査特別委員会に報告した。存廃の評価基準としている1便当たりの乗客10人を達成するのが困難と判断した。議会側は交通弱者の負担などを懸念したが、市の方針を了承した。
 同バスは遠州鉄道が運行主体として02年に開始した。ピークの09年度に年間約30万9千人が利用したが、1便当たりの平均は9・6人。大河ドラマ「おんな城主 直虎」でにぎわった17年度も同8・4人にとどまった。
 市は存廃を検討しつつ、運行ルートの再編や利用料金の見直しなどで改善を図ってきたが、評価基準を1度もクリアできなかった。一方で、運行事業に対する市の負担額は02~17年度で計約5億9千万円に上った。
 市産業振興課は「今後も評価基準の達成は極めて厳しい」とした上で、遠州鉄道から乗務員確保が困難なため19年度以降の運行事業の入札参加を見送るとの申し出があったと報告した。市内の同業他社に循環バス運行の見積もりを依頼したが、辞退されたという。
 特別委で市議らは、中心市街地の活性化への貢献度や障害者などの交通弱者の利用状況などを詳しく検証するよう求めた。同課の担当者は「循環バスが利用できなくなり不便をかけるが、基本的に路線バスが運行している地域なので公共交通機関を利用してほしい」と述べ、今後事業終了を丁寧に周知するとした。

2018/8/10        @S[アットエス] by 静岡新聞