ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

聴覚障害者109人、強制不妊や中絶 連盟が全国で調査

2018年10月16日 11時20分56秒 | 障害者の自立

 優生保護法(1948~96年)下で、聴覚障害者109人が不妊手術や中絶を強いられていたことがわかった。全日本ろうあ連盟(本部・東京)が15日、全国調査の結果をホームページに公表した。

 強制不妊手術への問題意識の広がりを受け、聴覚障害者の被害を掘り起こそうと連盟は3月以降、47都道府県の加盟団体を通じて本人や家族への調査を実施。6月に70人が不妊手術や中絶を強いられたとする中間報告を発表していた。その後も調査を続け、9月30日時点の結果をまとめた。47団体のうち14団体は現在も調査継続中としている。

 109人の内訳は女性83人、男性26人。中絶後に不妊手術を受けるなど手術を複数された被害者もおり、件数は127件にのぼる。内訳は女性への不妊手術46件、男性への不妊手術26件、中絶39件、具体的な手術方法がわからないケースが16件。法に基づく手術かどうかや本人の同意の有無を確認できる記録が残っている例は少なかった。今回の被害者数には含めていないが、障害を理由に結婚や出産を反対されたり、産んだ子どもを養子に出されたりした例もあった。

 優生保護法は、「遺伝性の難聴又(また)はろう」の人に対し、本人の同意が不要な強制不妊手術を認めていた。

2018年10月15日       朝日新聞


白杖の日 視覚障害者は日本とロシアで十分な生活を送れるか?

2018年10月16日 10時54分00秒 | 障害者の自立

10月15日は国際白杖日(International White Cane Safety Day)、つまり視覚障害者の日だ。これは祝日ではなく、私たちの近くには支えや連帯を必要とする障害者が少なからず存在することを思い起こさせるものだ。

スプートニク日本

視覚障害者のシンボルとしての白杖の歴史は1921年に始まる。この時、怪我が原因で視覚を失った英国人男性のジェイムス・ビッグス(James Biggs)さんは、通行人や運転手からの反応が薄い黒い杖から白杖に持ち替えた。そして徐々に、全世界の視覚障害者が白杖を使うようになった。国際白杖日は1970年、国際盲人連盟(International Federation of the Blind)が制定。次第に運動に参加する国が増えていった。

全ロシア盲人協会は1987年から世界白杖日を祝っている。この協会は1925年、視覚障害者の権利と利益を守るために創設された。協会の標語は「平等な権利 — 平等な機会」で、視覚障害者にまともな生活を送り、社会や国家にとって有益たる機会を提供することを目的としている。協会には、この目的のために不可欠なインフラは全て揃っている。寄宿学校や職業学校、学術的手法とITを用いて視覚障害者のコンプレックスをリハビリする研究所、文化・スポーツ施設、そして協会が創設した200ほどの企業だ。

 こうした企業の1つが、モスクワの工場「エレクトロ」。20世紀中旬からスイッチ、ソケット、延長コードおよびその他の電化製品を製造している。工場ではおよそ350人が働いており、うち200人は18〜80歳の障害者。スプートニクにワレリー・モロジャエフ工場長が語った。

「会社の独自性は、全ての組立作業が100%、障害者の手で行われていることです。製造の自動化への切り替えも可能でしたが、そうなれば、障害者の人数を減らす必要があったでしょう。ですがこれはできません。あらゆる企業の目標は利益を得ることですが、私たちの目標は他に、障害者の雇用を維持することでもあるからです。一方で、私たちには税制上の優遇は一切ありません。私たちは市場で平等な条件にあり、こうした社会的負荷を持たない企業と競合しています。ですが、こうした条件下でさえ、私たちの製品は品質と価格でロシアだけでなく外国製品と競合できるばかりか、しばしば上回ります。」

去年、この工場について毎日新聞が報じた。今年9月には日本からの視察団が訪れた。視察団に加わった岐阜大学地域科学部の小西豊准教授によると、全ロシア盲人協会による障害者の社会・労働社会復帰に関する活動の経験は唯一無二で、他国でも需要があるかもしれない。

 視覚障害者の間で最もアクチュアルな仕事は職業としてのマッサージだ。スプートニクのインタビューで全ロシア盲人協会の視覚障害者雇用キュレーター、コンスタンティン・ラプシン氏はそう述べた。

「この職業は視覚障害者が望む職第1位だ。ロシアでは視覚障害者のマッサージ師訓練システムが機能している。国内の各地域に医療カレッジが13校ある。毎年およそ200人の視覚障害者が医学教育を受けた資格持ちのマッサージ師になる。2018年のデータによると、2千を超える視覚障害者がさまざまな機関で働いている。これは全ロシア盲人協会に加盟しており、高等または中等職業教育を受けた視覚障害者全体の30%超だ」

2014年、ロシアは全国障害者技能競技大会(アビリンピック)に参加。これは日本で生まれ、1972年から開催されている。1981年には東京で初めての国際大会が開かれた。現在、国際アビリンピック連盟(International Abilympic Federation)には46カ国が加盟している。第4回目ロシアアビリンピックは今年、11月20〜23日にかけてモスクワで開かれる。

「全世界で視覚障害者は、その手の特別な敏感さによって、一定の職業では健常者よりも多くを達成できることを示している」ロシア・アビリンピックのリディア・フロロワ会長がスプートニクに伝えた。

「日本では目の見えないマッサージ師による素晴らしい仕事を拝見できた。その後、私たちはマッサージ師コンクールをロシア障害者チャンピオンシップのプログラムに加えた。付け加えると、視覚障害者は手だけでなく、聴覚も非常に鋭敏だ。彼らの中から素晴らしい音響技師や編曲者が現れる。目の見えない人が学問や医療、ビジネス、音楽、スポーツで性交を収める例は少なくない

 最後に全ロシア盲人協会付属の盲導犬訓練学校について少し。この学校はすでに60年近く続いている。ここでは経験豊富なインストラクターが同時に50匹近い犬を訓練する。訓練期間は半年。その後、犬は試験を受ける。試験を通った犬は特別な装備のセットとともに、視覚障害者に無償で引き渡される。

世界保健機関(WHO)は、世界には全盲の人がおよそ3600万人、弱視の人が2億5300人いると算出している。だがWHOは、2050年までに視覚障害者の数が3倍になると予測している。ロシアでは今日、登録された視覚障害者が21万8千人。うち全盲が10万3千人となっている。日本では様々な情報に基づくと、弱視が50万人以上で全盲が18万7千人ほど。

2018年10月15日          Sputnik 日本


パラ大会金メダリストに偽装疑惑 視覚障害で車運転

2018年10月16日 10時43分56秒 | 障害者の自立

 アジアパラ競技大会の視覚障害者柔道で金メダルを獲得した韓国の選手について、視力が1.5もあったことが分かりました。ほかにも疑惑の選手が続出しています。

 視覚障害者の代表選手が運転免許を取り、車を運転していたことがJTBCの取材で確認されました。疑惑が持ち上がったのは、6日から13日までジャカルタで開催されたアジアパラ大会。大会には43の国と地域が参加し、日本も17競技に出場しています。そのうちの一つ、視覚障害者柔道とはお互いに組んだ状態から試合を始める競技です。メガネ等で矯正した状態で視力が0.1以下というのが出場の条件となっていて、試合前に医師が現地で最終確認をします。しかし、JTBCの取材で出場選手のなかに両目の視力が1.0以上の選手がいることが分かったのです。1人目、A選手は今大会で金メダルを獲得。リオ大会でも銅メダルを獲得し、10年前には視力1.5で普通免許も取得していました。2人目、B選手は金メダルを2つ獲得、おととしに運転免許を取得しています。3人目、C選手は今年6月に健常者の大会で優勝しています。4人目は金メダル2つを獲得したD選手。視力0.2以上が必要となる兵役対象者です。

 きっかけは、去年10月。韓国障害者柔道協会の関係者からJTBCの記者に、「代表選手のなかに視覚障害を装っている人がいる」との情報が寄せられました。記者は真偽を確かめるため複数の選手を追跡。そのうち、世界ランク1位のA選手であることが発覚します。今年2月、A選手が車を運転する瞬間を目撃することになったのです。その瞬間の映像がこちら。張り込んでいた記者が本人を直撃します。

 車を運転していた視覚障害者柔道の選手:「(車の)運転はしてはいけないけど、荷物が多すぎる時はたまに…」

 結局、1年間の取材の結果、女子代表6人中4人が免許を所有。男子代表は9人中4人が兵役対象者だったことが分かりました。これらの選手は免許を取得した後に視力が悪くなったのでしょうか。しかし、記者の取材のなかでは、ある選手の知人からは「彼は目は良いよ」という証言も得られています。この疑惑は国会でも取り上げられる事態に。

 共に民主党、イ・ジェジョン議員:「視力の確認のために眼科医が関与している可能性もあり、さまざまな状況について刑事的な捜査の必要もあると思います」

 調査を求める議員に対して、韓国の警察トップは徹底的に捜査をするように指示、結果を報告するということです。

2018年10月15日    テレ朝news


リオ代表の西島が勝つ 全国障害者スポーツ大会

2018年10月16日 10時29分57秒 | 障害者の自立

 第18回全国障害者スポーツ大会「福井しあわせ元気大会2018」最終日は15日、福井市の福井県営陸上競技場などで行われ、陸上の視覚障害者女子2部の1500メートル(区分25)で2016年リオデジャネイロ・パラリンピックのマラソン代表の西島美保子(福井県)が6分2秒33で制した。

2018.10.15     サンケイスポーツ


障害者施設で入居者暴行、54歳職員逮捕 高崎

2018年10月16日 10時22分51秒 | 障害者の自立

 障害者支援施設の入居者を拳で殴ったとして群馬県警高崎署などは15日、暴行の疑いで同施設職員で高崎市乗附町の桜井雅志容疑者(54)を逮捕した。調べに対し、「殴るまねをしただけで殴ってはいない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、8月30日午後0時15分ごろ、高崎市内の障害者支援施設で入居者の男性(26)の顔面を拳で殴る暴行を加えたとしている。男性にけがはないという。

 同署によると、桜井容疑者は同施設で約30年間、生活支援員として働いていた。犯行時は、昼食の時間だった。施設の職員が9月10日に高崎市に通報し、事件が発覚した。

2018.10.15   産経ニュース