ゴエモンのつぶやき

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<障害者雇用水増し>全国最悪 山形県が臨時採用試験

2019年01月22日 15時39分05秒 | 障害者の自立

 全国最悪となった山形県知事部局の障害者雇用水増し問題を受け、県は20日、障害者対象の臨時の正職員採用試験を実施し、山形市と三川町の2会場で計103人が受験した。障害者対象の採用試験は昨年9月にもしており、同一年度に2度行うのは初めて。
 例年夏の障害者枠の採用試験で身体に限っていた障害の種類を知的、精神障害にも広げ、昨年11月に募集を開始。募集に当たり、これまで付けていた「自力通勤」や「介護者なしで業務遂行」との不適切な条件を削除した。
 20日は身体、知的、精神の各障害がある18~39歳の受験生が、高校卒業程度の知識を問うマークシート式の問題に臨んだ。県は、出願の際の要望に応じて大きい文字の問題用紙を配布したり、ルーペの持ち込みを認めるなどした。
 2月16日の2次試験(作文・面接)を経て約10人が新年度から雇用される。
 受験した真室川町の男性(24)は「県の職場は給料が高くて魅力的。障害者の雇用をもっと増やしてほしい」と話した。
 県によると、今年6月時点で法定雇用率(2.5%)を満たすため、新たに雇う必要がある障害者は106.5人。昨年夏の障害者枠の採用で2人の合格が決まっているほか、昨年12月以降、障害者の非常勤職員計20人を順次募集しており、このうち5人の採用が決定している。

 

山形県職員の採用試験に臨む障害のある受験者

2019年01月21日       河北新報


障害者、農業の担い手

2019年01月22日 15時19分13秒 | 障害者の自立

選果場作業を共同受注

 障害のある人が農業分野で働く「農福連携」の取り組みが進んでいる。農業従事者の高齢化が進む中で、障害者に担い手としての期待が高まっているためだ。(堀家路代)

 5人は、大分市にある就労継続支援事業所「銀河鉄道」の利用者で、精神障害や知的障害がある。この日は、果実の大きさをそろえるため重さを1個ずつ量り、丁寧に箱に並べていった。工賃は出来高払いで、1人あたり1日2500円程度になるという。 大分県杵築市にあるJAおおいたの杵築柑橘(かんきつ) 選果場を訪ねると、男女5人が同市のブランドミカン「美娘(みこ)」の箱詰め作業を行っていた。

 作業に付き添った同事業所の主任、高木亮佑さん(34)は「菓子の箱折りなどの作業だと、1日800円程度。選果場は工賃が良く、皆仕事へのやりがいを感じている」と話す。

 この選果場には、10か所の障害者就労支援事業所が登録し、利用者が箱詰めや袋詰めを行っている。同選果場の専任課長、藤原圭三さん(45)は「手作業も多いので人手が不足している。来てもらえて本当に助かる」と話した。

 事業所の登録や仕事の割り振りを調整しているのは、同県別府市の社会福祉法人「太陽の家」だ。2013年度に県の委託で共同受注の事務局を設置。JAや農業法人などから農作業の依頼を受け、県内の事業所向けに作業内容などの説明会を開いている。17年度は延べ83事業所の利用者が農作業に従事し、合計1689万円が支払われた。

 こうした共同受注が始まって仕事の種類が増え、現在はトマトの箱詰めやサツマイモのツル切り、ネギの出荷調整なども手がけるようになった。共同受注センターの矢吹政秀さん(62)は「農業関係者には当初、『障害のある人にできるのか』という不安の声もあったが、徐々に理解が進んできた」と話す。

野菜栽培から加工まで

 畑を借りるなどして自ら農業に取り組む事業所も増えている。独自の工夫やこだわりで売り上げを伸ばした例もある。

 福岡県久留米市に2009年に開所した就労継続支援事業所「れんこん」は、畑やハウスを借りて、農薬を使わずに野菜を栽培。県内の道の駅などで販売している。

 11年には収穫したタマネギやゴマを材料に、無添加ドレッシングを開発した。県産のしょうゆや酢を使用し、障害者がつくった製品を集めた福岡県のイベントでは2年連続グランプリを受賞。大手航空会社が空港に設けたファーストクラスのラウンジで提供された。

 「タマネギを26%も使っていることをアピールしたほうがいい」と指摘を受けてラベルを変更。今年度の販売本数は1万本を超えるという。同事業所の八木正明代表理事は「農業は同じ作業の反復で覚えやすく、作物を育てる楽しさもある。障害のある人に向いた仕事ではないか」と話す。

農福連携、国も後押し

 農業分野では高齢化や後継者不足が深刻だ。2018年の農業従事者の平均年齢は67歳。一方、福祉分野では障害者の工賃の低さや働く場の確保が課題となっている。

 農福連携を推進するため、国は障害者が働くための農園の整備や、生産技術を習得する研修に補助金を出すなどの制度を設けた。関心がある社会福祉法人や農業法人などのためのパンフレットも作成。ハローワークを通じて農林漁業の仕事に就いた障害者の就職件数は17年度は2907件で、5年前の1.2倍に伸びている。

 各県も、障害者が作った農産物や加工食品を販売する「マルシェ(市場)」を開いて後押ししている。福岡県は、昨年9月にJR博多駅前、同11月にJR小倉駅でマルシェを開催。計31事業所・施設が店を出した。県は出店者向けに商品をPRする手法を伝えるセミナーも開いた。

 山口県では、NPO法人・県社会就労事業振興センターにコーディネーターが配置され、ニーズの掘り起こしやネットワークの構築、農作業受注のマッチングなどを行っている。

2019年1月21日        読売新聞


車いすレース楽しんで 障害者主体、西都で大会

2019年01月22日 15時08分46秒 | 障害者の自立

 車いすの子どもたちが競技に触れる場をつくり競技人口を増やそうと、宮崎市の障害者2人が企画した車いすレース「みやざきっず車いす大会」(実行委主催)は20日、西都市・西都原古墳群周辺の公道であった。企画したのは岩切洸樹さん(23)=宮崎市佐土原町石崎2丁目=と、2020年東京パラリンピック陸上競技代表を目指す木下大輔さん(24)=同市学園木花台桜2丁目。全国障害者スポーツ大会(全障スポ)が本県で開催される2026年を見据え、実行委員長の岩切さんは「障害に関係なくスポーツを楽しめることを伝えたい」と裾野の拡大を目指している。

【写真】前傾姿勢で一斉にスタートする、競技用車いすの部・10キロの選手ら

2019年1月21日       47NEWS

 


県職員追加採用 44人試験に挑む

2019年01月22日 14時46分34秒 | 障害者の自立

障害者雇用水増し問題

 障害者雇用の水増し問題を受けて、愛媛県は20日、県庁で障害者を対象とした正規県職員の追加採用試験を行った。身体に加え、知的、精神障害者に対象を広げた採用予定11人程度に対し、県内外から44人が受験した。

 受験者は2018年4月1日時点に17歳以上34歳未満で、身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の保持者ら。20日の1次試験ではスケジュールや注意事項の説明を受け、高校卒業程度の一般知識などを問う教養試験と作文試験に挑んだ。

 1次試験合格者は、2月中旬に適性検査と個別面接を受ける。原則4月1日採用で知事部局2人、公営企業管理局3人、教育委員会6人を見込んでいる。本庁や地方局管内で15人程度募集する臨時職員の試験は1月27日に行われる予定。

 県によると、18年6月1日現在の障害者雇用率は知事部局1.25%、公営企業1.03%、県教委1.60%で、いずれも法定値を満たしていないという。

障害者を対象に県が追加で実施した正規職員採用試験の受験者ら

2019年1月20日      (愛媛新聞)


障害者「力強く生きる」

2019年01月22日 13時31分19秒 | 障害者の自立

 ◇雲南で成人祝う会

 障害を持つ新成人のための「もうひとつの成人を祝う会」が20日、雲南市三刀屋町の市三刀屋文化体育館アスパルで開かれ、インフルエンザで出席できなかった1人を含む4人の大人の仲間入りを祝った。

 一般の成人式に障害者が一人で参加するのは難しいため、障害者の家族で作る「あゆむの会」(雲南市)が中心となって実行委員会を結成し、2016年に市の協力を得て初めて開催。今回は2回目だ。

 この日の会では、実行委員長で同会代表の細木ちづるさん(56)が「新成人となる皆さんや家族、それぞれの思いで楽しいひとときをすごしてください」とあいさつ。速水雄一市長が「ここまで育ててもらった感謝を忘れず、がんばるぞ、努力するぞという気持ちを強くもってください」と祝辞を贈った。

 新成人を代表して石原千夏さん(21)が「大人の仲間入りをすることができました。これからは積極的に社会に参加し、力強く、優しく、たくましく生きていくことを誓います」とお礼を述べた。

 車いすで参加した内田千裕さん(21)の母文子さん(52)は「こうして式に参加できて感謝の気持ちでいっぱいです」と喜んでいた。

記念写真に納まる新成人ら(雲南市三刀屋文化体育館アスパルで)

記念写真に納まる新成人ら

2019年01月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun