ゴエモンのつぶやき

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福岡市、障害者職員の支援役採用 「ジョブコーチ」2月にも非常勤で 雇用増へ環境改善

2019年01月07日 20時53分01秒 | 障害者の自立

 福岡市は2月にも主に知的・精神障害者の職員を専門的に支援する「ジョブコーチ」(職場適応援助者)を非常勤職員として初めて採用する。仕事上の悩み相談に応じたり、配慮すべき点を上司や同僚に伝えたりする役割を担う。自治体がジョブコーチを採用するのは全国で珍しく、厚生労働省によると国の機関にも前例はないという。専門家は「職場と障害者をつなぐ橋渡し役として活躍が期待できる」と評価する。

 昨年夏以降、全国の官公庁などで障害者雇用の水増し問題が発覚。福岡市では水増しはなかったが、さらなる雇用の拡大が課題となる中、ジョブコーチの助言で働きやすい職場環境を整え、雇用増につなげる。

 採用するジョブコーチは、障害者への職業相談といった就労支援業務の経験を持つ1人を予定。採用後は障害のある職員が働く部署を巡回し、作業の進め方について本人に助言したり、新たな仕事をさせる提案を上司にしたり、同僚に対して接し方のポイントを伝えたりする。職場環境の改善に専門的に当たってもらうことにより、市は「障害職員の人数だけでなく、長く働けるという質の面も向上させたい」という。

 市はすでに、原則週30時間勤務し、文書整理やデータ入力に当たる障害者を非常勤で雇う「チャレンジ雇用」を導入している。現在、主に知的、精神障害の76人が市役所や区役所などの60カ所以上の部署で働いている。ジョブコーチが支援するのは主にこの職員を対象とする。4月からはチャレンジ雇用の年限を最大3年から5年に延ばし、再受験も可能としたため、より定着しやすい職場に向けた周囲の支援も重要になる。

 埼玉県立大の朝日雅也教授(障害者福祉)は「同僚や上司に、障害者の力を発揮させるためのノウハウを伝え、官公庁でのジョブコーチによる支援モデルとなってほしい」と期待を述べた。

 福岡市は2018年6月現在、市教育委員会の教員も合わせた約1万6千人の職員のうち、障害者雇用促進法に基づく方法で2・55%の障害者を雇っていると算定される。達成が義務付けられる法定雇用率(2・5%)をわずかに上回っている。

    ◇      ◇

 ジョブコーチ 障害者が一般の職場に適応し定着できるように、本人やその家族、事業主に対してきめ細かな支援をする専門職。障害者に仕事の仕方を分かりやすく教え、職場内のコミュニケーションや生活リズムの構築を手助けする。事業主には適切な配慮のための助言、仕事内容や指導法の改善の提案を行う。全国にある地域障害者職業センターから企業などに派遣するほか、高齢・障害・求職者雇用支援機構などが行う養成研修を修了し、社会福祉法人や企業に所属し、働く人もいる。

=2019/01/06付 西日本新聞朝刊=


顔見ながら買い物「対面式車いす」 コープこうべが介助者と開発

2019年01月07日 20時16分38秒 | 障害者の自立

 車いすに乗る高齢者や障害者が介助者と対面になりながら買い物できる車いすを、生活協同組合コープこうべ」(神戸市東灘区)と難病の息子を持つ兵庫県宝塚市の林優子さん(59)が協力して開発した。同組合によると、対面式車いすは全国初で、対面になることによりコミュニケーションを取りながら安全に楽しく買い物できるようになる。(中川三緒)

 林さんの次男、聖憲(きよのり)さん(24)は、4万人に1人が発症するとされる難病「乳児重症ミオクロニーてんかん(ドラベ症候群)」を抱え、車いすで生活している。2人でスーパーに出かける際は、買い物かごを持ちながら車いすを押すなど苦労が絶えなかった。

 2年ほど前に大人も座れる対面式のショッピングカートが米国で広がっていることを知った林さんが、SNS(会員制交流サイト)に「日本にもあればいいのに」と書き込んだところ、親交があった同組合企画政策部の前田裕保さん(52)が手を挙げ、開発が始まった。

 車いすに取り付けるハンドルの製作は島根県の福祉機器メーカーに依頼。「斜めだと力が入りにくい」「買い物かごをかけるフックがほしい」など試作品を使用した林さんの意見を取り入れ、長さ約50センチの鉄製ハンドルが完成。一般的な車いすに設置することで、対面になりながら車いすを押せるようになった。

 「息子と一緒にリラックスして買い物できるようになった。コミュニケーションを取りながら商品を選べるので、認知症の進行予防など用途も広がるのではないか」と話す林さん。対面式車いすは昨年9月から、林さんの自宅に近い「コープこうべ安倉」(宝塚市)に置かれており、認知症を患う妻と買い物に来る男性らも使用しているという。今後は要望があれば他店での設置も進める予定。

 開発した対面式車いすは一般的な車いすを後ろ向きに押すため、方向転換がしづらいなど、まだ改良点はあるといい、前田さんは「これからも利用者の声を取り入れてどんどん改良していきたい」と話している。

コープこうべなどが開発した対面式車いすで買い物する林優子さん(右)と聖憲さん=兵庫県宝塚市

1/7(月) 12:52配信

(私の提案ですが、前輪と後輪を入れ替えてみてはいかがでしょうか)

 


地域とともに生きる場...元牧師・中野さんが障害者支援へ事業所

2019年01月07日 15時44分22秒 | 障害者の自立

 「精神障害者が発信できる、地域に密着した場をつくりたい」。元牧師の中野裕也さん(47)は昨年6月、福島市に精神・知的障害者を対象とした就労継続支援B型事業所「いのちの木」を開いた。精神障害者が地域とともに生きられる場を目指し、利用者を募集している。

 中野さんは2014(平成26)年3月まで、牧師として本県や北海道、秋田など各地で勤めてきた。牧師として関わる人の中には精神障害のある人もいたが、数年おきに異動する牧師の立場では深く支援に関わることは難しかったという。

 そんな時、北海道の精神障害者の地域活動拠点「べてるの家」についての本を読み、障害者が地域とともに生きる姿に衝撃を受けた。「地域に根差して精神障害のある人たちと関わりたい」と決意、牧師を辞めて事業所の設置へ動き始めた。

 現在20~50代の6人が事業所を利用し、機械部品の組み立てや野菜、果物の栽培に取り組んでいる。今後は農作業のほか、将来的には直売所やカフェなど地域に開かれた事業展開も視野に入れている。

 作業前には、利用者同士が苦労や悩みを話し合うミーティングを欠かさない。最初はほとんど話せなかった人も、安心して悩みをオープンにできる場所を得て徐々に自分のことを話せるようになるという。中野さんは「みんなで話し合うことで、本人だけでなく周囲も活気づき、良い循環ができる。障害があっても生きていると思える場所をつくりたい」と思いを語った。

 いのちの木の住所は福島市泉字乙天堂16の1。現在、賛助会員、寄付を募集している。賛助会員の入会費は個人3000円、法人・企業1万円。

いのちの木を設立した中野さん。利用者の様子を見ながら作業を進め、作業場で利用者同士の会話が弾む
 
2019年01月06日        福島民友ニュース

福岡市、障害者職員の支援役採用 「ジョブコーチ」2月にも非常勤で 雇用増へ環境改善

2019年01月07日 15時20分41秒 | 障害者の自立

 福岡市は2月にも主に知的・精神障害者の職員を専門的に支援する「ジョブコーチ」(職場適応援助者)を非常勤職員として初めて採用する。仕事上の悩み相談に応じたり、配慮すべき点を上司や同僚に伝えたりする役割を担う。自治体がジョブコーチを採用するのは全国で珍しく、厚生労働省によると国の機関にも前例はないという。専門家は「職場と障害者をつなぐ橋渡し役として活躍が期待できる」と評価する。

 昨年夏以降、全国の官公庁などで障害者雇用の水増し問題が発覚。福岡市では水増しはなかったが、さらなる雇用の拡大が課題となる中、ジョブコーチの助言で働きやすい職場環境を整え、雇用増につなげる。

 採用するジョブコーチは、障害者への職業相談といった就労支援業務の経験を持つ1人を予定。採用後は障害のある職員が働く部署を巡回し、作業の進め方について本人に助言したり、新たな仕事をさせる提案を上司にしたり、同僚に対して接し方のポイントを伝えたりする。職場環境の改善に専門的に当たってもらうことにより、市は「障害職員の人数だけでなく、長く働けるという質の面も向上させたい」という。

 市はすでに、原則週30時間勤務し、文書整理やデータ入力に当たる障害者を非常勤で雇う「チャレンジ雇用」を導入している。現在、主に知的、精神障害の76人が市役所や区役所などの60カ所以上の部署で働いている。ジョブコーチが支援するのは主にこの職員を対象とする。4月からはチャレンジ雇用の年限を最大3年から5年に延ばし、再受験も可能としたため、より定着しやすい職場に向けた周囲の支援も重要になる。

 埼玉県立大の朝日雅也教授(障害者福祉)は「同僚や上司に、障害者の力を発揮させるためのノウハウを伝え、官公庁でのジョブコーチによる支援モデルとなってほしい」と期待を述べた。

 福岡市は2018年6月現在、市教育委員会の教員も合わせた約1万6千人の職員のうち、障害者雇用促進法に基づく方法で2・55%の障害者を雇っていると算定される。達成が義務付けられる法定雇用率(2・5%)をわずかに上回っている。

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 ジョブコーチ 障害者が一般の職場に適応し定着できるように、本人やその家族、事業主に対してきめ細かな支援をする専門職。障害者に仕事の仕方を分かりやすく教え、職場内のコミュニケーションや生活リズムの構築を手助けする。事業主には適切な配慮のための助言、仕事内容や指導法の改善の提案を行う。全国にある地域障害者職業センターから企業などに派遣するほか、高齢・障害・求職者雇用支援機構などが行う養成研修を修了し、社会福祉法人や企業に所属し、働く人もいる。

=2019/01/06付 西日本新聞朝刊=


障害者/ケガ人装う迷惑ゲスト……元キャストたちの怒りと本音

2019年01月07日 14時42分24秒 | 障害者の自立

ケガしてなくても車椅子利用は“裏ワザ”に?

 B ぶっちゃけ、働いてるときに「あれ? この人怪しいな」「本当にケガしてる?」と疑ったことってありますか?

A ないですないです! 目の前で車椅子から降りて走り回ってたりしたら、そりゃあおかしいとは思うかもしれませんけど、私はそういう経験はなかったですね……。

C 私も、目で見て「おかしい」と感じることはなかったです。ただ、よく話には聞きましたよ。障害者ではないのに、障害者のフリをしたという話はさすがに一度もないですけど、例えば、「ほぼほぼ歩ける、完治直前のケガ」でも、車椅子を利用して、ゲストアシスタンスカードを使ったとか。

B TDRで働いてるっていうと、周りからそういう情報が集まりますよね(笑)。ケガの治りかけだったら、長時間歩くのはきついかもしれないけど、そもそもケガでも病気でもないのに車椅子を使う人もいると聞きました。

A 一部の人にとっては、ゲストアシスタンスカード=“闇の裏ワザ”みたいなものかもしれないですね……。ディズニーのホスピタリティって、実は諸刃の剣だなぁって思うことがあって、「ピクシーダスト」も悪用できてしまう。

C あ! わかります。ポップコーンやアイスをほとんど食べないまま落としてしまったとき、カストーディアル(お掃除キャスト)が新しいものと交換してもらえる券をくれるという。確かに、半分ほど食べたポップコーンをわざとこぼして、また新しいものをもらうという悪だくみをするゲストもいるかもしれません。

不正を働くゲストを見ても、注意できないワケ

 A もし私が、障害者やケガ人を装っているゲストを見つけたとしても、何と声をかければいいか迷ってしまうんですが、お二人はどうですか? 「本当に障害があるんですか?」「本当に骨折してるんですか?」なんて、絶対に聞けない……。

B 確かにキャストは、「ゲストに嫌な思いをさせてはいけない」と指導されますもんね。モヤモヤするけどスルーするしかない。

C 少なくとも、私が働いてた約10年前のマニュアルには、「ゲストアシスタンスカードを不正利用している人を見かけたら……」みたいな話は載ってなかったです。「ヤバい常連さんに気をつけましょう」という話はされましたけど(笑)。キャストにやたらしつこく絡んでくる常連には優しくしすぎないでとか。

A 不正利用疑惑のゲストに声をかけたとしても「大丈夫ですか?」くらいですかね、私は……。ゲストを叱るようなことはできないですもん。

C そうですよね。ゲストが、のぼっちゃいけないところにのぼっても、「ダメですよ」ではなく、「“安全のために”降りてくださいね」と、あくまでゲストがケガをしてはいけないからという体で声をかけるのが、TDRのキャスト(笑)。ゲストに「怒られた」「注意された」と思わせてはいけないんです。それに、そっちの方がゲストも聞いてくれますし。

B まぁ裏では、「あの子どもの親、いい加減にしろよ」とか言いまくってましたけど(笑)。そうだ、キャストって、TDRのおもてなしの基本理念「SCSE」を叩き込まれますよね。働いているとき、Safety(安全)、Courtesy(礼儀正しさ)、Show(ショー)、Efficiency(効率)の優先順位で判断しましょうって。SCSEに照らし合わせて、「ゲストアシスタンスカードを不正利用」にどう対応すべきかと考えると……うーん、難しい。ベテランだったら、叱らず、かつ礼儀正しさを保ち、うまく対応できるかもしれませんが、不正利用は明らかに悪意があるだけに、やっぱりこの問題は、ルールを変えるのが正解だと思います。

A キャストにとっても、ルール変更はよかったですよね。モヤモヤすることも減るでしょうし。ただ、さっきCさんも言ってましたけど、手帳を持っていないけれど困っている人には、かなり酷なルール変更。ミッキーに、不正利用する人を改心させる魔法をかけてもらいたいくらいです。

不正を働くゲストを見ても、注意できないワケ

A もし私が、障害者やケガ人を装っているゲストを見つけたとしても、何と声をかければいいか迷ってしまうんですが、お二人はどうですか? 「本当に障害があるんですか?」「本当に骨折してるんですか?」なんて、絶対に聞けない……。

B 確かにキャストは、「ゲストに嫌な思いをさせてはいけない」と指導されますもんね。モヤモヤするけどスルーするしかない。

C 少なくとも、私が働いてた約10年前のマニュアルには、「ゲストアシスタンスカードを不正利用している人を見かけたら……」みたいな話は載ってなかったです。「ヤバい常連さんに気をつけましょう」という話はされましたけど(笑)。キャストにやたらしつこく絡んでくる常連には優しくしすぎないでとか。

A 不正利用疑惑のゲストに声をかけたとしても「大丈夫ですか?」くらいですかね、私は……。ゲストを叱るようなことはできないですもん。

C そうですよね。ゲストが、のぼっちゃいけないところにのぼっても、「ダメですよ」ではなく、「“安全のために”降りてくださいね」と、あくまでゲストがケガをしてはいけないからという体で声をかけるのが、TDRのキャスト(笑)。ゲストに「怒られた」「注意された」と思わせてはいけないんです。それに、そっちの方がゲストも聞いてくれますし。

B まぁ裏では、「あの子どもの親、いい加減にしろよ」とか言いまくってましたけど(笑)。そうだ、キャストって、TDRのおもてなしの基本理念「SCSE」を叩き込まれますよね。働いているとき、Safety(安全)、Courtesy(礼儀正しさ)、Show(ショー)、Efficiency(効率)の優先順位で判断しましょうって。SCSEに照らし合わせて、「ゲストアシスタンスカードを不正利用」にどう対応すべきかと考えると……うーん、難しい。ベテランだったら、叱らず、かつ礼儀正しさを保ち、うまく対応できるかもしれませんが、不正利用は明らかに悪意があるだけに、やっぱりこの問題は、ルールを変えるのが正解だと思います。

A キャストにとっても、ルール変更はよかったですよね。モヤモヤすることも減るでしょうし。ただ、さっきCさんも言ってましたけど、手帳を持っていないけれど困っている人には、かなり酷なルール変更。ミッキーに、不正利用する人を改心させる魔法をかけてもらいたいくらいです。

2019.01.06      サイゾーウーマン