ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

県内38カ所インフル集団感染 医療機関・福祉施設 6人死亡判明

2019年01月30日 17時21分17秒 | 障害者の自立

 県内で今年に入って28日までに、インフルエンザの集団感染が医療機関と社会福祉施設の計38カ所で発生し、少なくとも6人が死亡したことが、県などへの取材で分かった。このうち2人が死亡した松本協立病院(松本市)は同日、記者会見して経緯を説明。県によると、インフルエンザの集団感染による死者は例年2〜3人といい、今季はこれを既に上回る状況だ。

 医療機関や社会福祉施設は、10人以上の感染を確認したり死者が出たりした場合などに保健所に報告することになっている。保健所を管轄する県と長野市によると、同日までに集団感染を確認したのは、医療機関が7カ所で238人、高齢者や障害者などの社会福祉施設が31カ所で369人に上る。

 一方、県などによると、集団感染があり死者が確認されたのは松本協立病院を含む医療機関2カ所のほか、長野市2カ所、飯田市1カ所の社会福祉施設。死亡したのは80代の男性3人と女性1人、性別を未確認の80代1人と100歳代1人だった。インフルエンザと直接の因果関係はいずれも不明という。

 このうち飯田市龍江の特別養護老人ホーム「ゆい」では利用者8人と職員4人が感染し、利用者の80代男性1人が呼吸不全で17日に死亡。2人が現在も入院している。施設によると、亡くなった男性は16日に発熱。嘔吐(おうと)や下痢の症状があり、17日夜に呼吸しにくくなり救急搬送され、午後10時すぎに死亡が確認された。

 施設長によると、副作用が懸念された1人を除く入所者全員と職員全員が予防接種を済ませていたといい、「手洗い、加湿も感染者の隔離も徹底した。これ以上何ができたか分からない。亡くなった方には本当に申し訳ない」と話した。

 長野市によると、100歳代が死亡した高齢者施設では職員を含め7人が感染。ただ、死亡した人の死因は肺炎で、インフルエンザの検査自体は陰性だった。別の施設では5人が感染し、このうち入所者の80代1人が死亡した。心臓に持病があったという。

 県によると、20日までの1週間に県内87医療機関から報告があったインフルエンザ患者数は5054人。1医療機関当たり58・09人で、近年では大流行した2005年の76・28人に次ぐ水準だった。同じ期間に休校や学年・学級閉鎖をした小中学校、高校、幼稚園、保育園も計140施設。また、北信地方の小学4年生男児が13日、感染後に脳症を発症して死亡したことも分かっている。

(1月29日) 信濃毎日新聞


リネットジャパンが4日続伸、知的障がい者の雇用支援及び人材紹介事業を開始へ

2019年01月30日 16時42分38秒 | 障害者の自立
 リネットジャパングループ<3556>が4日続伸し昨年来高値を更新している。この日の寄り前に、企業・団体向けに知的障がい者の雇用支援及び人材紹介事業を新規事業として開始すると発表しており、これを好感した買いが入っている。

 新規事業は、現在の小型家電リサイクル事業で取り組んでいる知的障がい者の雇用創造を発展させる形でスタートするもので、業務提携先である名古屋市内の佐川急便の営業所内に新たにパソコンなどのリサイクルセンターを開設し、知的障がい者向けのパソコンリサイクル関連業務および技術指導サービスを提供するという。また、あわせて障害のある人の人材紹介も行うとしている。なお、同事業は関係省庁から小型家電リサイクル法に基づく許認可の変更を取得後の開始を予定しており、19年9月期第3四半期の取得完了を予定しているという。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS):2019年01月29日


スポーツは見えない 伊藤亜紗

2019年01月30日 16時37分39秒 | 障害者の自立

「目の見えない人のスポーツ観戦」をテーマに、NTTと共同研究をしている。視覚障害者のような身体的条件が異なる人と、どうやったら一緒にスポーツを楽しむことができるか。それは新しいスポーツの楽しみ方をさぐる挑戦でもある。

視覚障害者のスポーツ観戦というと、だいたい2つの反応が返ってくる。一つは「言葉で説明するんですね」という反応。もう一つは「デバイスを作るんでしょう」という反応。でも私たちは、そのいずれのアプローチもとっていない。

まず言葉で説明する方法は、すでにある。そしてそこには限界もある。ラジオやテレビの音声解説で競技の状況を言葉で知ることはできるが、どうしても説明的になってしまい、その種目らしい動きの質感のようなものが伝わらないのだ。たとえばスキーのジャンプ。言葉で「踏み切りました」と伝えることはできるけれど、それだけではスキーが台を離れる瞬間のタメや、そこから空中に飛び出すときのふわりと伸び上がる軽さが落ちてしまう。

デバイスの方も、「視覚情報を振動や聴覚に変換する」というアプローチになりがちで避けた。これは介助の場面でもよく問題になることなのだが、見える人の持っている情報を正解として、それを見えない人に共有してもらうことが、必ずしもニーズに合うわけではない。

共同研究では言葉もデバイスも使わないで、「動きの質感」を再現することにフォーカスした。使ったのは、手ぬぐい、段ボール、モップ、うちわ、ペン、などなど。身の回りにある日用品を使って、その種目ならではの質感を表そうと試みた。

たとえば柔道には手ぬぐいである。まず、目の見える2人が手ぬぐいの両端を持つ。それぞれ担当する選手を決め、実際の試合の映像を見ながら、手ぬぐいを上下させたり引っ張ったりしながら、選手の動きや攻防を再現する。そして、この上下左右する手ぬぐいの真ん中を、目の見えない人が持つ。手ぬぐいの動きに体ごと翻弄されながら、選手同士の力のせめぎ合いや緩急を感じてもらおう、というわけだ。手ぬぐいは道着と素材が近いから、布の張りを表現しやすい。

この方法、試合を再現している目の見える側も、何だかとても楽しいのである。楽しい、というかだんだん本気になってきてしまう。実際の試合は映像の中で行われているのだけれど、布を引っ張り合っているうちに、選手が憑依(ひょうい)したかのように勝ちたくなってしまうのだ。伝える、というよりは、試合をもう一つ起こす感じに近い。

他にも、テニスは段ボール板を叩(たた)くことで表現した。板をコートに見立て、ボールがバウンドした位置を太鼓のように叩くことで、ラリーのリズムを伝えるのである。音と音のあいだの無音は、ボールが宙を飛んでいる時間だ。空中のボールを追うように、目の見えない人の首が自然に左右に振れる。

研究を進めるうちに気になってきたのは、そもそも私たちはスポーツを見ながら何を見ているのか、ということである。リズムや力ならまだしも、「気」としか言いようのないものを見ていることだってある。スポーツを見るとは、目には見えないものをも見ることなのかもしれない。見えないその種目の本質とは何なのか、「見えないスポーツ図鑑」を作るのが今後の目標だ。

2019/1/29        日本経済新聞


京都市、外国人向け観光サイトを高齢者にも使いやすく

2019年01月30日 16時27分19秒 | 障害者の自立

視覚や動作の疾患に合わせた設定を可能に

京都市と京都市観光協会はこのほど、外国語で提供中の京都観光公式サイト「Kyoto City Official Travel Guide」にて、高齢者や視覚障害者などに向けたウェブアクセシビリティ向上対応をおこなった。視覚や動作の疾患を抱えるユーザーの症状に応じて画面が自動的に最適化されるもの。

今回の取り組みでは、フランス企業が開発したシステム「FACIL’iti(ファシリティ)」を試験導入。このシステムはパリ市観光局やミシュランなどでも使用されているもので、日本での採用は初めて。

高齢者向けには、文字のハイライトの変更やフォントサイズの拡大がおこなえるほか、画像の色合いや配色の調整をおこなうことで色の識別が困難なユーザーにも対応。例えば、白内障のユーザー向けの設定では、行間が広くなり文字サイズを調整。画面のコントラストも変更される。そのほか、「視覚」「動作」「認識」「閲覧環境の改善」といった項目を選ぶことで、最適な設定が施されるようになっている。

この機能は、ウェブサイトのメニューにある「FACIL’iti」のロゴから無料で設定可能だ。試験導入期間は2019年3月31日まで。

トラベルボイス       2019年1月29日


脳波データ集め脳変性疾患解明へ

2019年01月30日 16時11分41秒 | 障害者の自立

福井総合病院、リハビリに応用

 脳の一部に異常が生じるパーキンソン病や認知症の一種である前頭側頭葉変性症患者らの脳波データを集め、脳変性疾患のメカニズム解明や効果的なリハビリにつなげる先駆的な研究に、福井総合病院(福井県福井市)が乗り出している。

 同病院は併設の福井医療大学リハビリテーション学科言語聴覚学専攻の研究室と共同で、言語や抽象的思考、計画立案などをつかさどる高次脳機能の解明に力を入れている。研究をより進めるために公益財団法人JKA(競輪)の補助を受け、頭皮の52カ所から脳波を計測できる「DCデジタル脳波計」を昨年9月に導入した。

 脳波は脳の神経細胞の活動によって生じ、頭皮上に複数の電極を付けることで計測できる。今回導入したDCデジタル脳波計は従来のものよりもコンパクトでチャンネル数が多く、幅広い周波数帯域に対応している。これにより脳の反応部位の特定が容易になり、分析能力が高まった。

 研究ではパーキンソン病と前頭側頭葉変性症の患者10人、健常者10人の計20人のデータを集める。計測時間は20~30分。頭に電極キャップを装着した協力者が、パソコン画面に映される課題に取り組む際の脳波を調べる。

 脳波をキャッチして人間の気持ちや意思を反映、認識するシステム「ブレイン・コンピューター・インターフェース(BCI)」への活用も視野に入れる。同病院リハビリテーション科の小林康孝部長は「特徴的な波形を見つけて分析することで、認知機能の向上や適切なリハビリプログラムの設定に貢献できるように努めたい」と話す。

 パーキンソン病と前頭側頭葉変性症を2年間研究した後、脳卒中による失語症などの言語障害や運動障害、外傷性脳損傷による高次脳機能障害、発達障害者の脳波研究を進めていく。

「DCデジタル脳波計」による脳波計測を実演する病院スタッフ=福井県福井市の福井総合病院
 
福井新聞          2019年1月29日