鹿児島市の聴覚障害者42件とその家族、元教員の3者で立ち上げた「でこんの会」が10月、1周年を迎えた。会員は聴覚障害の60人を含む市内外の20~80歳代約100人。吉野町の畑で野菜作りに取り組み、新たに漬物加工も始めた。31日に吉田南中学校である福祉フェスタinよしだに高菜の浅漬けを初出荷、販売する。
農園はハウスも6棟ある約30アール。水菜やネギなど14種類を作る。事務局を務める山口清水副会長(63)が無休で管理。週1~2日、都合のつく人が手伝う。「会員が手話の茶飲み話でも楽しみながら、充実した一日を過ごせればありがたい」と山口副会長。会員中心に100円均一で販売するほか、市内2カ所に宅配の得意先もついた。
園内の鶏小屋で約10羽を飼育する。6月には会員の木工職人らが手作りした約50平方メートルの休憩所・加工室も完成。9月に食品製造業の届け出をすませて、姶良市増田の会員で調理師小泉カツ子さん(72)の指導で漬物加工に取り組むことにした。
28日は会員が集まって、ハウスで一夜干しした高菜を取り込んだ。食塩でもんだ後、たるに漬け込んだ。1日おいて、もう一度もんでから唐辛子を入れて漬け込み、袋詰めする。初回は約30袋を出す。
フェスタ会場であるスタンプラリーの「手話であいさつ」コーナーを担当。山口副会長は「一つでも二つでも手話を広めたい」と話す。山口副会長=090(5022)6150。
南日本新聞
農園はハウスも6棟ある約30アール。水菜やネギなど14種類を作る。事務局を務める山口清水副会長(63)が無休で管理。週1~2日、都合のつく人が手伝う。「会員が手話の茶飲み話でも楽しみながら、充実した一日を過ごせればありがたい」と山口副会長。会員中心に100円均一で販売するほか、市内2カ所に宅配の得意先もついた。
園内の鶏小屋で約10羽を飼育する。6月には会員の木工職人らが手作りした約50平方メートルの休憩所・加工室も完成。9月に食品製造業の届け出をすませて、姶良市増田の会員で調理師小泉カツ子さん(72)の指導で漬物加工に取り組むことにした。
28日は会員が集まって、ハウスで一夜干しした高菜を取り込んだ。食塩でもんだ後、たるに漬け込んだ。1日おいて、もう一度もんでから唐辛子を入れて漬け込み、袋詰めする。初回は約30袋を出す。
フェスタ会場であるスタンプラリーの「手話であいさつ」コーナーを担当。山口副会長は「一つでも二つでも手話を広めたい」と話す。山口副会長=090(5022)6150。
南日本新聞