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一将功成って 万骨枯る[「己亥の歳」曹 松作]

2020年10月29日 13時58分00秒 | Weblog

一将功成って  万骨枯る

(いっしょう  こうなって  ばんこつ  かる)

 「己亥(きがい)の歳」曹      



  画像は  サカナの骨の雲    10/25  

私は 今

漢詩を学び直しているが

漢詩は 中々に味わい深い


更に 歴史の重みを感じるし

深い人生観、社会やモノの見方も

学べるのが 漢詩だと思う


近年 近隣の国々が

経済成長めざましく元気がいい

どこの民族もそうだが

自国が伸びて力をつけていくと

どうしてもその力を誇り

他者・他国を軽んじるようになり

いわゆる覇権主義が台頭してくる


中国や韓国の今(コロナ禍前迄)が

正にその過程にあると思う


コロナ禍前までは

テレビや新聞、ネットで

主席や大統領の得意げな顔を

毎日のように目にしていた


(どちらも )

強権独裁主義(的)政権の元

自国を誇り 他国を侮り  貶め

四方に  世界に  

威を振るったりしているようだ

@@@@@@@@@@@@@@@@@

「己亥の歳」は 作者・曹  松が

五十歳位の作品だそうだ

その意は


一人の将軍の手柄が成るのに、

一万人の兵卒の骨が枯れるのです。

一万人の骨が朽ち果てて、

一人の将軍の手柄が立つという意味。

(「新  漢詩の世界」石田忠久著

  大修館書店刊行 167頁より)

ということになる


筆者の石川先生は

(この詩は)唐王朝の末期、

亡国の悲哀のムードの中で作られた

歌の趣がいたします

  書いておられる(168頁)


ps 2020.10.29 草稿


この「己亥の歳」という作品は

現在 自国ファーストを唱えて

周辺国などに当たり散らしている

今の米中(や韓国)などに

読んで聞かせたい世界の名詩だと思う

取り分け 

作者・曹  松氏の祖国である中国で

改めて読み味わって欲しいものだ

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