「さよなら、ナオキとホナミ」〜「VRおじさんの初恋」(最終回に)5/27
(穂波と飛鳥の気持ちがすれ違った件の「シュークリーム」5/25 益城町で)
初めは興味本位で見だしたNHK TV 夜ドラ「VRおじさんの初恋」。
7回、8回‥と進むうちに 私は次第に『VR初恋ワールド』に取り込まれていった
アトラクションゾーン(エリア)で
二人が楽しく遊ぶ様子や次第に理解し交流していく姿、半ばでの二人のすれ違い、そして 穂波の家族を巻き込んでのひと騒動‥
ホナミと穂波を愛するが故に
一肌脱いだ直樹の純な気持ちが
穂波たちの生き方を変えてゆく
直樹が生き方をチェンジしていった背景には 職場での佐々木さんたちの
心優しいお節介や働きかけもあった
直樹(のプロフィール)は
少年時代のイジメのことと母親とのすれ違いのことがチラッと伺えるだけで
その他のこととかは見えない
母親などから人並みには愛され お互いに大事な家族として接してきたのだろうが 生きる力が湧きにくく 我が人生を突き進むタイプの人ではなかったのだろう だから 親友も恋人もつくらずつくれず 40歳の今まで ズルズルと惰性で生きてきたのだろう
しかし
現実から逃れられる仮想現実(VR)で
ひょんなことから美少女ホナミに出会い 明るく活発で積極的なホナミに
翻弄されながらも 次第に心を開いていったナオキ。
ある意味 孤独を心地良く思い 自分なりに満足していたナオキと直樹が 穂波一家の愛憎ドラマに巻き込まれながらも 次第に一人だけではない大変さと生きる実感とを味わい 社会に能動的に関わるエネルギーを得て
自分から顔や体の軸を新たな方に向き直す直樹。
どんなに考え、思っていても
言葉や態度に表さないと家族や他者にはわからない
直樹も穂波も、飛鳥も、そして 葵も 他者のことを慮る(おもんぱかる)が故に 自分の気持ちや言葉を
奥の方にグッと押し込み、飲み込んでしまうタイプだと思う
その壁を破ったのは 直樹の初恋の衝動だ
ホナミ(穂波)を恋するが故に
嫌われても構わない、破綻しても構わないという半ば捨て身の体当たりの言動は 次第に相手の穂波にも その真意や熱意が伝わってゆく
もう一つ好きな趣味のバイクを通して 自分の適性に応じた職場への転勤を願い出た直樹は
リストラ寸前の我が身と我が人生を
崖っぷちで救っただろうと思う
マイペースな部分は残っているだろうが 職場やバイク仲間との交流は
以前よりも増えそうな気がする
トワイライトから デイブレイクへ
直樹のVR世界は 変わったが
VRの後継の運営会社は 何と穂波の娘の飛鳥が引き継いだのだ
孫の葵は 母親とおじいちゃんが
ギリギリで仲直りできて念願叶い
母との穏やかな生活がリスタートした
また 中学生の葵は 今回のいろんな出来事や体験を経て 自分も 学校での生き方を傍観者から 繋ぎ合う者として 新たな一歩を踏み出した
ナオキは 今はもうホナミとは会えないが 保存し ていたデータを新たなデイブレイクで再生して 懐かしんだり もしかしてこれからは アオイや
他のアバターとも出会い ナオキワールドは少しずつ広がっていくのかも?
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