哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

大相撲 千秋楽にて

2008-09-28 23:53:33 | ちょっと気になる
今日日曜日 大相撲の千秋楽の様子をテレビで見た。

確か昨日で優勝は決まってしまったようだが、まああまり関心も持たずなにげなくみていました。

一通り取り組みも終わり、最後の表彰式。

むかし、パンナムの支社長が「ヒョ~ウショ~ウジョ~ウ」なんて片言の日本語で表彰状を読み上げ、支え切れないほどのでっかいトロフィーをあぶなっかしく渡すシーン。館内はもちろんテレビで見る側も「これを見なくては・・・」の熱~い視線と熱~く見守る時間があり、千秋楽の名物でした。

そんな「これを見逃したら・・・」という場面は少なくなったかもしれませんが、今日は例の有名な「宮崎県知事」が登場の場面で「あらら・・・」がありました。

先ほどの「パンナム」の時は館内のみんなが「見逃したらアカン」の盛り上がりを見せていて熱気ムンムンの記憶がありましたが、今日はみんな見ているのは見ているのだけれど、ケイタイで写真を撮っているんだよね。その数、数知れず。

そんな場面ケイタイ撮ってどうするの?
拍手もパラパラ、そんなのそちのけでケイタイを撮るか撮ったのを確認するのに熱中している。
土俵に集中しているのは人間の視線ではなく、冷たいケイタイカメラの視線です。
冷たく寂しい光景です。もうあの熱気は二度とこないのでしょうか。

今場所は不祥事もあり、なにかといわくつきの場所で盛り上がりも今ひとつでしょうけど、それにしてもこの光景は・・・。

ケイタイは便利ですけど、生活・文化・様式を良い悪いに限らず劇的に変えてしまったキカイです。
特に「本来の人間らしさ」を衰退させているのは間違いないように思えます。
コメント
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