ド迫力の百尋ノ滝を後にして、さあ川乗山に向かいます。
まずはロープ付きの鉄カイダンを登って元の登山道に戻り、さらにさらに上を目指します。
ほどなくすると分岐点にさしかかります。右は足毛岩経由で川乗山頂、左側は迂回しながら同じ川乗山頂へむかいます。
初めてそうな人が地図を見ながら「どちらに行こうか」迷っていたので、「左の方が無難ですよ。」と…事前に調べていたら、右側(足毛岩側)は結構急斜面でキツイらしいという話らしいので。
山の中ですから、見知らぬ人でも同じ目的であれば自然と簡単なコミュニケーションができます。すれ違う時の「コンチワ」はもちろん、ちょっとした会話(さりげない)は気持ちよく楽しいですから。
ここからはジグザグの“ガラ場”の登山道が続きます。浮石などがあるので、一歩一歩慎重に、そして高度を稼ぎます。
眺望はあまりよくありませんが、木々の中を少しずつ少しずつ…まだまだ先がありますから歩むスピードは“ゆっくりゆっくり”ペースを保ちながら。
(以前 丹沢 大山に登った時の教訓から…痛い目に遭いましたからね)
途中からだんだんとなだらかになり、ミドリの苑地みたいなところに…。
ここは「木々のミドリ」と「川のせせらぎ」、地面は「コケのミドリ」一色の世界です。地面も上空もまわりの何もかもが「ミドリの世界」ミドリ一色です。
「こんなところがあるんだぁ」
ただ、あまりにもなだらかで、ただ広いものですからこの先の道がわからなくなりました。(なぜかここだけ標識がないんですよね。ここは設置しないといけないですよ)
まあ“ウエ”を目指せばいいんでしょうけど、「はて…」どっちの方向に…と、「ピンクのリボン」が目に入りました。
迷った時には「目印のリボン」を見ながら…なにかで読んだことがあります。
そのピンクのリボンをみながら通過すると、なんか踏み歩いたような道が現れました。(ひゃ~助かった)
ふたたびガラガラのジグザグ道が始まります。ヘトヘト登ってゆくと、だんだんと前方が明るくなってきました。
稜線に到着。すぐに標識が…「川乗山 山頂0.2km」(あともうちょっと…)
ほどなく山頂に到着しました。
川乗山 1363.3m 無事に登り切りました。
山頂には5・6人の登山者が、ちょうど昼時ですからおもいおもいに食事をとっています。
登頂した解放感・達成感からか、しばし奥多摩の山々を見ながらぼぅーと立ちつくしたあと、ベンチでおにぎりをパクリっと…。
やっぱ「うめぇ~よな」山のてっぺんでのメシは本当に格別です。
川乗橋バス停8:30 百尋ノ滝9:50 川乗山頂11:30 ここまでホントよく歩きました。登りました。