哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

東宝スタジオ展

2015-03-20 00:35:10 | ちょっとそこまで。
ひさびさの世田谷美術館“せたび”です。

用賀の駅から散歩にちょうどいいくらいの距離にある砧公園の中にあります。

 

今回は「東宝スタジオ展」

東宝砧撮影所の歴史を回顧する展示会です。

戦前のP・C・L映画から東宝映画、今日の東宝までの「日本映画」の流れを歴史背景とともに、さまざまな映画をエピソードを交えて紹介しています。

東宝というと「黒澤」「ゴジラ」「社長シリーズ」など映画全盛期の代表作がずらりと名を連ねていますが、

その1作1作のエピソード・映画技術・美術・衣装・音楽…が展示されており、思い入れの作品の前ではしばし立ち止まり、懐かしさに浸ることが出来ます。

「ゴジラ」でいうと、依然「特撮博物館」でみかけた「オキシジェン・デストロイヤー」があり、その横に「潜水夫のヘルメット」の展示がありました。(これだけでもおぉ…と)

「黒澤」では三船敏郎が亡くなった際に黒澤明監督がおくった手紙が展示してありました。

いずれも実物で、これらの展示物、映画にはある程度精通していても初めて見る展示物を見られる事自体、とっても有意義なものです。

いずれも映画がまだ娯楽の中心にあった時代の話です、その後のテレビ普及のおかげで映画業界は衰退してゆきますが、

今回の展示物を見ると、テレビにもない、デジタル技術もない、手作りのじっくりと練りに練った「古き良き映画」の時代にちょっと哀愁が漂うのでした。




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米朝師匠亡くなる

2015-03-20 00:00:50 | 出来事
桂 米朝師匠がお亡くなりになりました。

とってもわかりやすい上方落語

ウイットにとんだ“くすぐり”

上方落語を東京でも身近なものにしました。

昔、落語研究会での「鹿政談」が忘れられません。

「地獄八景亡者戯」なんてにぎやかな長編も忘れられませんが、“くすぐり”たっぷりの鹿政談もおもしろかったなぁ

最後の“おち”にはおおきな感銘をうけたことを憶えています。

もっと見たかったなぁ…

心からご冥福をお祈りいたします。
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