ちょっと観ておこうかなぁ・・・という気になる美術展を拝観します。
フィロス・コレクション ロートレック展 -時をつかむ線- と題して、新宿SOMPO美術館にて
「アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901)」
19世紀末フランスを代表する画家で、名前は知っているけど・・・「フランス」「ファッション」「モダニズム」「ポスター」「フランス語」といった感じの
事前のイメージ・先入観を持って美術館にむかいました。(毎回こういった美術展では、事前に下調べなどせずに“知らない”で作品を拝観した方が、より印象が鮮明になります)
入館してプロローグとしてロートレックを「線の画家」という案内がありました。
作品の下書きのような細やかな線で描かれたスケッチのような作品が多く展示されています。
どの作品もがやわらかく表現力に富んだタッチで描かれており、これらに色彩をあわせると、自分がロートレックに対して思い描いたポスター作品に結び付きます。
展示中盤からは“これぞ、ロートレック”のようなポスター・商業ポスターが展示されており、ロートレックの描くスケッチのような人物たちと
(読めませんが)フランス語のオシャレなロゴ(文字)があわさり、とってもモダニズムを代表するような作品群になっていきます。
これらのポスターもまじかによくよく鑑賞すると、初期の作品に目立つ細やかで味わい深い線描が見られます。これが「ロートレック鑑賞」の醍醐味なんでしょう。
名前は知っているけど・・・このようなより深く鑑賞できる企画展は“あたらしい発見”もあったりして、とっても知見を広める上で有意義なものになります。
SOMPO美術館といえば「ひまわり」でしょう
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