哲ノート

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紙入れ -末廣亭四月上席-

2022-04-09 23:34:36 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今月の寄席は新宿・末廣亭の上席昼の部から・・・

末廣亭四月上席の夜の部は「真打披露興行」なんで亭内を含めお祝いムードにつつまれて、いつもより華やいだ雰囲気です。

12時開演でしたが当初は10人前後の入りでちょっと寂しいかったですが、終演の頃には3・40人くらいの入りになっていて、なにより演者のちょっとしたくすぐりにも反応よく、

初めて(?)の方もいるようで“定番のネタ”“定番のくすぐり”にも笑いが起きる終始活気のある亭内となりました。

開口一番は「道灌」から、「恐怖のドラフト(新作)」「親子酒」「たらちね」「三方一両損(前)」小ゑん師匠は最前列に小さな子どさんがいるんで「ぐつぐつ」をサービスたっぷりに、

「目黒のさんま」「ぼやき酒屋」「長短」「宗論」「紙入れ」「つる」昼席トリの入船亭扇遊師匠は「ちりとてちん」で終幕

 

今日の色物さんも、ひさびさ拝聴の笑組、シュールな太神楽の勝丸さん、カーリングスティックで独楽を回した紋之助さん、「今日はちゃんとやりました」アサダ二世師匠、「お子様の注文に・・・」正楽師匠と

華やいで活気ある寄席に、サービス満点の寄席芸を披露していただきました。

そんな中、落語の演目では古今亭志ん輔師匠の「紙入れ」が安定感抜群でよかったですね。

古今亭の十八番とでもいうべき演目で、艶笑で小気味よいしゃべくりと仕草がテンポよく笑いを飛ばしています。

何度も聴いて知っている演目なんで、歯切れがよく聴きやすさも手伝い、“なにかくすぐりいれるかなぁ”と、余裕で拝聴できるのが心地よかったです。

今席は「寄席は落語だけじゃなんだぞ」と、色物さんが奮闘してとても充実した寄席芸を堪能した末廣亭での昼席となりました。


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