今年最後の寄席は新宿末廣亭から・・・
いつもは「芝浜」とか「文七元結」とか市馬師匠の「掛取り」とか選んで鑑賞するんですが、今年はどうしてもスケジュールがあわなくて・・・だったら
にぎやかな寄席がいいだろうと、出演者をみながら「末廣亭十二月下席」をえらんで出かけます。
開演1時間前から皆さん考えていることは同じですでに行列が・・・開演後には亭内もほぼ満席になりました。(やはりにぎやかな方が演者も客席も盛り上がりますもんね)
開口一番は「子ほめ」から「兵庫船」(ひさびさの拝聴)「真田小僧」「長短」「安兵衛狐」「ぼやき酒場」「源平盛衰記(序)」「ぜんざい公社」「あわびのし」
中入り後は「ざるや」「寿限無・寿茂美」(柳亭こみち師匠の新作。双子の寿限無?)「東北の宿」と爆笑演目が続いて、トリは春風亭一蔵師匠で「らくだ」
師匠のキャラクターともあいまって「らくだの兄貴分」と「屑屋さん」の掛け合いにリアリティー(?)があわさって、おおいにおおいに盛り上がりました。
いろんな師匠の「らくだ」を拝聴していますが、味がある演目もいいのですが「すごみ」とともに「掛け合いのテンポ」というのも大事な要素で、今日の一蔵師匠の演目はとってもよかったです。
満員の末廣亭で合い間をつかさどる色物さんも熱演で盛り上げ(アサダ二世師匠もちゃんとやっていました)演者も観客もノリノリで昼席は終演を迎えました。
今年一年を締めくくる寄席として、末廣亭でいつものように最前列に陣取っての4時間半、代わる代わるの寄席芸をおおいに堪能しライブ感を味わって楽しむ事ができました。