哲ノート

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妾馬 -浅草演芸ホール一月下席-

2022-01-26 22:07:25 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
正月顔見世興行が終わって、寄席興行も通常の興行に・・・でも世間体には再び新型コロナウイルスが猛威を振るい始め

寄席興行も少なからず影響が出てきているようです。

そのなか、今月2回目の寄席は「浅草演芸ホール」から一月下席昼の部を最前列を陣取って鑑賞します。

開演時は10人くらいの観客数、演者よりも少なく「噺のまくら」にもされちゃうくらいですが、終演の頃でも40人くらいでしたね、やはり昨年同様ウイルスの風評・影響は大きいです。

でも少数精鋭で、最前列の役割として一生懸命拍手したりして場を盛り上げます。

  

開口一番は桂枝平さんで「道具屋」、なかなかハリのある声出しで、演目内の方言丸出しも快活あってなかなかよかったです。

続けて「熊の皮」「動物園」「両泥(初聴)」「手紙無筆」「道灌」「浮世床」「ざるや」「猫の皿」「権助芝居」「蔵前駕籠」「鰻屋」「たらちね」「都々逸親子」そしてトリは“いっちょうけんめい”な一朝師匠で「妾馬」で終演

トリの演目は江戸っ子の一朝師匠がチャキチャキの八五郎を演じて大騒動、でも最後はホロリとさせるもので、一朝師匠のテンポよい噺にぐいぐい引き込まれて、楽しい空間を作り上げました。

「妾馬」はとっても好きな演目の一つで、噺としてもよくできたものだとおもっています、・・・でも「妾馬」という題のゆえんとなる後半部までは聴いたことがありません。

ですから「妾馬」というよりはこの際は「八五郎出世」のほうがピンときますね。

まだまだ猛威を振るっているコロナ禍ではありますが、寄席の灯を消さぬよう応援してまた通いたいと思います。

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