観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

ヒドリガモとアメリカヒドリ

2007年02月13日 | 野鳥
カモ類は、その行動様式から「淡水ガモ」と「潜水ガモ」に大別される。淡水ガモは水面採餌ガモと呼ばれ、昼間は河川や湖沼など内水面で休息し、一般に夜間に湿地や水田などで主として植物質の餌を食べるとされている。
ヒドリガモも淡水ガモだが、他のカモ類に比べ、特に嘴(クチバシ)が短く、草を引きちぎるのにより適した形になっている。
ところで、このヒドリガモは淡水ガモの仲間なので、普通潜水しないといわれている。ここでは、顔を浸けたり、上半身だけ潜って採餌しているヒドリガモが多い中、数は多くはないが、完全に潜って水草を採餌しているのがいる。また、潜るのが得意なのがいるのか、完全に潜水しているカモは常に潜って水草を採ってる。
写真では一番数が多く写っている、頭が茶褐色のカモがヒドリガモのオス。それに似ているが、顔の一部が緑色をしているのがアメリカヒドリのオス。しかし、ヒドリガモとの交雑個体もかなり多いらしい。


アメリカヒドリの右にしばらく潜水しているヒドリガモが見える。


中央にいるアメリカヒドリのオス、メスのヒドリガモに対してストーカー行為をしているように見える。


ヒドリガモのオスとアメリカヒドリのオス、すれ違いざまに、互いに眼を飛ばしているように見える。