仏像鑑賞といえば熟年期を迎えた人の趣味といわれていたが、最近は、20、30代にもその裾野を広げている。
このブームについて
彫刻家で東京芸術大学大学院教授の籔内 佐斗司(やぶうち さとし 1953年生 (平城遷都1300年祭)の公式マスコットキャラクター 「せんとくん」の作者 )氏は、
NHKの「解説員室ブログ」に次のように書いている。“私のような世代にとって、戦後のアメリカ民主主義も、社会主義も共産主義も、ユートピア幻想でしかなかったという思いがあります。
高度経済成長も、欧米並みの生活水準や社会福祉も実現したけれど、社会の不安要素は増えこそすれ減ることはない、なぜか心のそこから幸福を実感できない。
確かに昔は貧しかったけれど、今より不幸だったのだろうか?今は物が溢れているけれど、本当に昔より幸せになったのだろうか?と考えたときに、物質や社会システムの問題ではなく、
こころを置き忘れてきたことにようやく気がついたのだと思います。
そして、こころのよりどころとして、五百年、千年を超える歴史を持った伝統仏教をもういちど見直してみたいという時代になったのではないか?
それは、今風のほんもの志向、ブランド志向に通じる部分もあると思います。” と書かれている。
本日の地元徳島新聞の夕刊にも「阿修羅グッズ人気」と題した記事が掲載されていた。6万3千円の「リアル仏像」シリーズの 阿修羅像がこれまでに約2,000体売れたらしい。
東京と福岡で昨年3月から9月まで開催された「国宝 阿修羅展」の入場者数は、計160万人以上であったらしい。
ミーハー気分で調子を合わせているのでないが、私も阿修羅ファンである。私も今年、奈良東大寺のお水取りの際に興福寺国宝館で見た。館内の数ある国宝の中でもその魅力はずば抜けていた。
館内は意外と空いていたので何回もじっくり鑑賞することができ大満足だった。(実際、バスツアーの自由時間、つまり奈良に着いてからお水取りが始まるまでの間が長くて時間はたっぷりあった。)
この国宝館もこのペースだと今年の拝観者は平年の3倍になりそうとのこと。
3枚目写真の右側の本が国宝館で買ったもの。本には、ありがたい「瓦をかたどったもの? 」ありがたい印が押されている。
(細かな話だが、この本の表紙に書かれている興福寺と言う文字は金文字なのに写真に撮ると金色に写らない。)
このブームについて
彫刻家で東京芸術大学大学院教授の籔内 佐斗司(やぶうち さとし 1953年生 (平城遷都1300年祭)の公式マスコットキャラクター 「せんとくん」の作者 )氏は、
NHKの「解説員室ブログ」に次のように書いている。“私のような世代にとって、戦後のアメリカ民主主義も、社会主義も共産主義も、ユートピア幻想でしかなかったという思いがあります。
高度経済成長も、欧米並みの生活水準や社会福祉も実現したけれど、社会の不安要素は増えこそすれ減ることはない、なぜか心のそこから幸福を実感できない。
確かに昔は貧しかったけれど、今より不幸だったのだろうか?今は物が溢れているけれど、本当に昔より幸せになったのだろうか?と考えたときに、物質や社会システムの問題ではなく、
こころを置き忘れてきたことにようやく気がついたのだと思います。
そして、こころのよりどころとして、五百年、千年を超える歴史を持った伝統仏教をもういちど見直してみたいという時代になったのではないか?
それは、今風のほんもの志向、ブランド志向に通じる部分もあると思います。” と書かれている。
本日の地元徳島新聞の夕刊にも「阿修羅グッズ人気」と題した記事が掲載されていた。6万3千円の「リアル仏像」シリーズの 阿修羅像がこれまでに約2,000体売れたらしい。
東京と福岡で昨年3月から9月まで開催された「国宝 阿修羅展」の入場者数は、計160万人以上であったらしい。
ミーハー気分で調子を合わせているのでないが、私も阿修羅ファンである。私も今年、奈良東大寺のお水取りの際に興福寺国宝館で見た。館内の数ある国宝の中でもその魅力はずば抜けていた。
館内は意外と空いていたので何回もじっくり鑑賞することができ大満足だった。(実際、バスツアーの自由時間、つまり奈良に着いてからお水取りが始まるまでの間が長くて時間はたっぷりあった。)
この国宝館もこのペースだと今年の拝観者は平年の3倍になりそうとのこと。
3枚目写真の右側の本が国宝館で買ったもの。本には、ありがたい「瓦をかたどったもの? 」ありがたい印が押されている。
(細かな話だが、この本の表紙に書かれている興福寺と言う文字は金文字なのに写真に撮ると金色に写らない。)