観・環・感

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父の日にビール

2010年06月21日 | 日記
   
(ラベルの中の四角に切り取った部分に私の名前が入っている。)
父の日に息子から送られてきた杉能舎(浜地酒造株式会社)のの名前入り極上白ビール
この会社のホームページによると父の日の20日に間に合わず、22日以降の出荷になるのもかなりあるようだ。 我が家は間にあったが、その日には飲まずひとまず記念写真を撮ってから飲むことにした。
ここで、白ビールとは何ぞやということで、まずウイキペディアでビールについて調べてみた。
ビールの語源は、ラテン語のbibee(飲む)に発したゲルマン語のbeorとする説が有力。
ホップが15世紀にオランダからイングランドに伝わるまで、「エール」という名前はホップが加えられていない醸造酒のみに使われ、「ビール」はホップを加えての醸造を示していたが、この区別はもはや使われていない。
ビールの多くは、大麦の麦芽を原料とし、その他に麻科のホップやトウモロコシ、米などが使われている。小麦の麦芽でも製造は可能である。ちなみにドイツでは、1516年に施行された純正令(Reinheitsgebot)により、
ラガービールには大麦の麦芽以外にはホップしか使えない事になっている(これは品質保障の法であるとともに、食用である小麦がビールの原料に転用される事による飢餓を防ぐためという意味もあった)エールには規定はない)
と書かれていた。
次に、ラガーとエールの違いを調べることにした。ビールの種類は、上面発酵(エール)、下面発酵(ラガー)、自然発酵の3つに分けられる。

上面発酵のビールを、エールと呼ぶ。Saccharomyces cerevisiae(サッカロマイセス・セルビシエ)という出芽酵母を用い、常温で短い時間で発酵を行う。盛んに炭酸ガスを出すために、最終的に酵母が浮かび上面で
層を作るために上面発酵と呼ばれる。一般に、上面発酵のほうが醸造は容易である。19世紀以降にラガーが爆発的に普及するまでは、ビールといえばエールであった。複雑な香りと深いコクを特徴にしている。
地ビールはこのタイプが多い。外国では2000年以上の歴史を持ち、イギリスでは今でも盛んに行われている。 エールは、中世に主食であるパンと一緒に飲む重要な飲み物であった。イギリスでは、ワインよりよく飲まれていた。
ale「エール」という語は、古英語のealu から派生したといわれる。 ealu はインド・ヨーロッパ祖語の*alut-で、「魔術、魔法、所有、中毒」の意味を含む。

下面(かめん)発酵のビールをラガーと呼ぶ。Saccharomyces carlsbergensis(サッカロマイセス・カールスベルゲンシス)という酵母を用い、低温(10℃以下)で長時間発酵を行う。役目を終えた酵母は沈殿するため、
エールの上面発酵に対して下面発酵と呼ばれている。もともと、中世ドイツのバイエルン地方のローカルなビールだった。この土地の醸造師たちは、低温でも活動する酵母を発見し、変わったビールを醸造していた。
秋の終わりにビールの材料を洞窟の中に氷と共に貯蔵し、翌年の春に取り出すと、発酵が終了してビールが完成する。ラガービールとは貯蔵されたビールという意味である。

自然発酵:培養した酵母を使わず、空気中にある野生酵母で発酵させること。古代メソポタミアやエジプトではこの方法で醸造した。今では数少ない。代表格がベルギーのランピック。

ところで、なぜ、白ビールと言うかについては、薄い色のビールであるため、歴史的に白ビールと呼ばれているが、違う説もある。杉能舎の白ビールは、南ドイツ地方で造られる小麦の麦芽を使用し バイツェン酵母で発酵させた白ビールらしい。
なんだかんだ言っても夏場のビールは美味い。