◇双方が「勝利宣言」
8/9付け朝日新聞朝刊(経済面)によると、『ロンドン五輪を舞台にしたキヤノンとニコンの一眼レフカメラのシェア争いで8日、双方が「勝利」を宣言した。』そうです。(デジタル版はこちら)
同記事の、そのさわりを引用させてもらうと、
『ニコンの伊藤純一副社長は8日、決算発表の会見で「ロンドンでは6対4でニコンが逆転した。会場によっては7対3だった」と話した。8競技の会場の計64か所のカメラ席を数えた結果といい、「相当正確なデータだ」と胸を張る。…(中略)… 一方のキヤノンは同日、広報が「我々が優勢だ」とコメントし、ニコンが公表した内容に真っ向から反発した。こちらは各競技場のカメラ席をいろいろな角度から撮影し、写真を引き伸ばして数えたという。「(シェアの)具体的な数字はお答えできない」としている。』
ということです。
北京五輪ではキヤノン6対ニコン4だったと言われていますが、ニコンの言う通りなら、形勢逆転ということになりますね。新製品一眼レフ「D4」の性能やレンズが評価されたということでしょう。
朝日のデジタル版に掲載されている写真を見る限り(カメラ席のどの部分を切り取るかによりますが)、競泳会場では、ニコンと思われる黒レンズがキヤノンの白レンズの倍ぐらいあるようです。もう一枚の陸上競技会場の写真は細かすぎてよくわかりませんが、やはり黒レンズの方が多い感じ。
これに対して、自信満々のキヤノンは依然「優勢」と譲らず。さて実際はどうなのでしょう。朝日の記事から受ける印象では、具体的な数字の言及を避けたキヤノンのほうが、分が悪そうに見えますが…