つれづれ写真ノート

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海遊館(RX100試し撮りPart Ⅵ)

2012年08月21日 | 動物

連日、猛暑が続きますね。この前の週末、涼しさを求めて大阪・港区の海遊館へ行ってきました(8/17)。

ソニーDSC-RX100の高感度性能の試し撮りを兼ねてのこと。RX100は実感として高感度性能に優れています。しかし水族館はおそらく最もシビアな環境です。

キヤノンEOS Kiss X4と両方持って行きました。(共通データ   画質:RAW   クリエイティブスタイル(ピクチャースタイル):スタンダード   画像処理:RAW現像後にノイズリダクション、コントラスト・色濃度・色温度調整)

この時期の海遊館は夏休みの子供連れでにぎやかです。

魚のとおりぬけ・アクアゲート。

RX100  シャッター速度優先AE (F2.8 1/60秒)  ISO 1600  ホワイトバランス:太陽光

RX100は、ISO 1600程度までなら軽々OK。色乗りも鮮やか過ぎるぐらいきれいです。ほとんど後で画像処理をする必要はありません。

 

最上階の「日本の森(カワウソ・オオサンショウウオ)」からスタートして、「アリューシャン列島(ラッコ)」、「アメリカ・モンタレー湾(アシカ・アザラシ)」など、世界各地の動物の世界が見られるようになっています。

大人気のラッコですが、撮りにくいです。照明も暗めで、水槽のガラスに水が跳ねるし、前の方を子供たちが占領する… 。2コマだけ撮ってパスしました。

パンフレットの写真(下)は特別に水槽の上から、十分な照明を当てて撮ったのでしょうね。

海遊館のパンフレット。

 

パナマ湾に住むアカハナグマ。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F4.0 1/60秒)  ISO 1600  ホワイトバランス:オート

 

エクアドル密林地帯のグリーンイグアナ。

あまり動かないのでスローシャッターで撮れます。チラッと目が合ったところ。

ヨロイに似た質感と色合いになかなか味があります。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F5.6 1/30秒)  ISO 1600   露出補正 +1 2/3ホワイトバランス:オート

 

同じコーナーの怪魚ピラルク。頭の模様がすごい。個体によって違うのでしょうか。なぜか古代マヤ文字を連想しました。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F3.5 1/60秒)  ISO 1600   露出補正 +2  ホワイトバランス:オート

 

これも同じコーナー。“巨大ネズミ”カピバラ。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F5.0 1/60秒)  ISO 1600  ホワイトバランス:オート

 

アシカやアザラシの水槽は大きく、上からも下からも見られます。

スタッフの人が岩場の掃除をしているところでしょうか。

RX100  シャッター速度優先AE (F4  1/125秒)  ISO 1600  ホワイトバランス:太陽光

 

南極大陸のオウサマペンギンなど。

人工光のスタジオのような照明。元画像は緑カブリがあり、かなり補正しています。上から雪がちらつく演出は以前から変わっていませんね。

RX100  シャッター速度優先AE (F6.3 1/125秒)  ISO 1600  ホワイトバランス:太陽光

 

海遊館のシンボル、ジンベエザメ。

太平洋に見立てた、世界最大級の大水槽を悠然と泳ぎます。

RX100  シャッター速度優先AE (F2  1/250秒)  ISO 3200  ホワイトバランス:太陽光  (動きに合わせてシャッタースピードを上げたので、ISO も3200にアップ。元画像はさすがにノイズが目立ち、RAW現像後にノイズリダクションを強めにかけました)

 

瀬戸内海の魚たち。メバルはギロッとした目をむいて、この姿勢のまま水中に浮いています。スローシャッターでもOK。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F3.5 1/30秒)  ISO 800  露出補正 +2/3  ホワイトバランス:太陽光

 

チリの岩礁地帯に群れを作って泳ぐイワシ。パンフレットには「銀色のカーテン」とありました。

RX100  シャッター速度優先AE (F1.8  1/500秒)  ISO 3200  露出補正+1.7  ホワイトバランス:オート

 

パナマ湾の魚、アカマツカサ。

RX100  シャッター速度優先AE (F2.2  1/250秒)  ISO 3200  ホワイトバランス:太陽光

元画像はかなり緑カブリ。実際の水槽も緑がかった感じでしたが、赤い色が面白いので色温度を調整してみました。

 

「百魚繚乱展」。ユニークな魚を集めた企画展です。その入り口にいたカクレクマノミ。

子供も大人も「あ、ニモだ! ニモ、ニモ!」。人気がありますね。映画の影響は大きいです。

RX100  シャッター速度優先AE (F3.5  1/250秒)  ISO 3200  ホワイトバランス:オート

 

実際に見ると、とても小さな魚です。RX100では寄るのがムリなので、Kiss X4でアップにしてみました。よく動き回り、AFを合わせにくいです。わりに難しい被写体。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F5 1/125秒)  ISO 1600  露出補正 +1   ホワイトバランス:太陽光

 

「百魚繚乱展」  「硝子(ガラス)のような魚」のコーナー。マンジュウイシモチ(左)とイトヒキテンジクダイ(右)。

RX100  シャッター速度優先AE (F3.5  1/125秒)  ISO 3200  ホワイトバランス:オート

 

「百魚繚乱展」 カラフルなスズメダイの仲間たち。

 RX100  シャッター速度優先AE (F1.8  1/200秒)  ISO 3200  ホワイトバランス:オート

 

 

「百魚繚乱展」 ミゾレチョウチョウウオ(中央)など。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F4.5 1/200秒)  ISO 1600  露出補正 +1 2/3   ホワイトバランス:太陽光

 

「百魚繚乱展」 スミレナガハナダイ(上)とベニゴンベ(下)。

RX100  シャッター速度優先AE (F5.6  1/125秒)  ISO 3200  露出補正 +1  ホワイトバランス:オート

 

「百魚繚乱展」 アミメチョウチョウウオ。

Kiss X4  シャッター速度優先AE (F4.5 1/200秒)  ISO 1600  露出補正 +2 1/3   ホワイトバランス:太陽光

 

「百魚繚乱展」 ロイヤルグラマ。小さいけれど派手な色で目立ちます。

RX100  シャッター速度優先AE (F4.9  1/125秒)  ISO 3200  露出補正 +1  ホワイトバランス:オート

 

「百魚繚乱展」 スミレナガハナダイ(上)とロイヤルグラマ(中)。

RX100  シャッター速度優先AE (F4.9  1/125秒)  ISO 3200  露出補正 +1  ホワイトバランス:オート

 

再び「太平洋」の大水槽。マアジなどの回遊魚の群れとエイ。

RX100  シャッター速度優先AE (F1.8  1/200秒)  ISO 800  ホワイトバランス:太陽光

 

最後は「ふあふぁクラゲ館」へ。

アカクラゲ。大変暗い場所で、通常撮影の最高感度ISO6400に上げました。黒い背景、コントラストの強い被写体のため、思ったほどノイズは目立ちませんでした(ノイズリダクションはかけています)。

RX100  シャッター速度優先AE (F4.5  1/100秒)  ISO 6400  ホワイトバランス:太陽光

 

アカクラゲ。長い触手がからみ合って、気持ち悪いですね~

RX100  シャッター速度優先AE (F2.2  1/200秒)  ISO 6400  ホワイトバランス:太陽光

 

ミズクラゲ。「幻想的で癒される」とかで、最近はクラゲブーム。

RX100  シャッター速度優先AE (F2  1/40秒)  ISO 800  ホワイトバランス:太陽光

 

外へ出て、天保山マーケットプレースへ。外国人観光客も多く、にぎわっていました。

RX100  絞り優先AE (F2.8  1/50秒)  ISO 200  ホワイトバランス:太陽光

 


五輪で4000万画素機テスト?

2012年08月21日 | カメラ

キヤノンがロンドン五輪で、4000万画素の一眼レフをテストしていたという噂があります(デジカメinfo/Canon Rumors)。

『4000万画素+αのカメラのテストが、2、3人の選ばれたカメラマンによって行われた』そうです。

ボディーはEOS-1D Xのもので、高画素にもかかわらず秒間8コマの連写ができたとか。

あくまで噂ですが、五輪で新製品のテストをするのはありそうなこと。いよいよキヤノンからも高画素一眼レフが出るのかもしれません。

しかしEOS-1D X並みのボディーというのは、完全にプロ向けですね。重くて大きく、しかも高価。どうもキヤノンにはアマチュア向けの高画素機は、念頭にないようです。

 

 ← 大きく重いEOS-1D X。このタイプの4000万画素機が登場?

 

 

話はそれますが、一眼レフの機能が進化するにつれて、ボディーがまるで重戦車のようになっていくのは、個人的な感想ですが、困ったことだと思います。スナップには向かないし、大体、撮影を楽しめないですよね。(フイルム時代の、レンジファインダー機や軽いペンタックスの一眼レフが懐かしい…)

今のEOS Kissシリーズでも重いと感じる時があるのですが、幸いキヤノンはKissをもっと軽くする意思もなくはないようです。

デジカメWatchのインタビュー記事に出ていました。メインは、ミラーレスのEOS Mの技術的特徴や商品戦略をキヤノンに聞くという企画ですが、そのなかで次のような興味深いやり取りがありました。

『――EOS Kissを将来的にEOS Mのシリーズで置き換える考えはありますか。

「今はありません。」

――EOS Kissシリーズもこれまで小型軽量を追求してきましたが、最新のEOS Kiss X6iあたりは小型化の限界に来ているのでしょうか?

「まだまだ全然限界には来ていませんよ。」

「まだ小さくできる余地はあります。EOS Kissシリーズとしては今後、小型軽量をさらに進める部分もありますし、より高性能側に振っていく部分もあると思っています。」』

 

これから2つの事が分かります。

1つはKissシリーズがこれからも続くということ。

2つ目はもっと小型軽量のKissが出るかもしれない、ということです。

 

デカい高画素機もいいですが、一般向きの軽くて使いやすいカメラのことも考えてほしいものです。