ニコンの「D800」に使われている3600万画素のセンサーはソニー製であることを確認した、との記事が出ています(デジカメinfo / Nikon Rumors)。
噂は以前から出ていたことで、珍しくもないのですが、改めて確認されたことで、ソニー製センサーがデジタルカメラ業界でいかに大きな力を持っているかが分かります。
7月2日には、オリンパスの笹宏行社長が同社のミラーレス機「OM-D E-5」に、ソニー製センサーを採用したと明言、大きな波紋を呼びました。
「D800」「OM-D E-5」は共に今人気のカメラ。これらが売れれば売れるほど、ソニーももうかるわけで(どういう契約かによりますが)、ともかく経営の建て直しに多少は寄与しそうです。
デジタルカメラ用のイメージセンサー(CCD、CMOS)を作れるのは、ソニーのほかにも、国内ではキヤノン、パナソニック、東芝、ルネサスなど。海外ではアメリカのコダック、韓国、台湾メーカーもあったわけですが、コダックはすでにCCDイメージセンサー事業を売却しましたし、キヤノンもコンパクトデジタルカメラにはソニー製を使っていた(今は未確認)ことが分かっています。今後はソニー製センサーが世界を席捲していくかも…