いよいよ9月18日(火)から23日(日)まで、ドイツ・ケルンで、世界最大の映像機器ショー「フォトキナ2012」が開催されます。
といっても、日本の「CP+」と違って、現地まで見に行けませんね。ネットのニュースや雑誌関係の情報で見るしかなさそうです。
CAPAカメラネットでは、カメラマンの桃井一至氏と吉村永氏が動画でレポートしてくれるそうです。
もちろん日本のカメラメーカーの新製品に興味がありますが、会場がどんな雰囲気なのかも知りたいところ。
桃井さんは、ソニーRX100のトークショーでお目にかかったことがあります。率直で親しみやすい方。プロの目線からのレポートに期待しています。
また週アス・プラスも取材陣を派遣しているそうです。
◇新製品発表の状況
ところで、フォトキナで登場するカメラの新製品ですが、私の記憶に間違いなければ、ソニーの製品はほぼすべて発表されたようです。
フルサイズ一眼「α99」、フルサイズのコンパクトカメラ「RX1」、ミラーレス機「NEX-5R」「NEX-6」(いずれも海外発表)、ハンディカム「NEX-VG900」「NEX-VG30H」。
このうち、やはり一番衝撃的なのが「RX1」ですね。
ソニーストアで先行展示されている「RX1」と自分のコンパクトカメラ「RX100」を比べて見たのですが、見た目はあまり変わらない大きさ。その小さなボディーに有効約2430万画素の35mmフルサイズセンサーを詰め込んでいるのだから驚きです。
ライカ風の外観、明るいツァイス「ゾナーT*」レンズ(35mm F2)つき。電子・光学ビューファインダー、おしゃれなレンズフードも付けられます。シャッターボタンにはさりげなくワイヤーレリーズ用のネジ切りも。フイルムカメラを知っている愛好家がニッコリしそう。
「どう? これカッコいいでしょ? 欲しくなるでしょ?」と、カメラマニアの心をくすぐる仕様です。
暗い場所での動画もきれいです。下はユーチューブにアップされたソニーの公式動画。
純日本風。場所は京都か金沢か… しっとりとして良い感じですね。コメントは海外からが多いようですが、海外向けに作られた(?)プロモーションの狙いががうまくはまったかも。フォトキナでも上映されるかな。
ほかのメーカーでは、ニコンのエントリー向けフルサイズ一眼「D600」も発表されたし、ペンタックス「K-5 Ⅱ」「Q10」や、富士フイルムのX-Pro1の廉価版「X-E1」も発表がありました。
パナソニックは明日17日に、一眼ムービー「GH3」を発表するとか。大幅にスペックが上がってプロ仕様になっているそうです。以下のページで「GH3」を使って撮られたと思われるショートムービーが見られます。何かハリウッド映画そのもので、凄いんですよね。
オリンパスの「E-PL5」「E-PM2」「XZ-2」や新レンズも近く発表されそうです。
ところでよくわからないのがキヤノン。ミラーレス機「EOS M」はすでに発表され、フォトキナでも展示されると思いますが、噂のエントリー向けフルサイズ一眼「6D」が発表されるのかどうか。そしてほかにもっとインパクトのある新製品はないのか… 気になっています。