つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

プラモデル式カメラ

2012年09月30日 | カメラ

プラモデルのように自分で組み立てるカメラ「LAST CAMERA」が10月に発売されるそうです(ITmediaニュース参照)。

お遊びカメラはよくありますが、35mmフイルムを入れて、ちゃんと撮影できるというだけではレンズ付きフイルムと同じなだけ。

それだけでなく面白いのはレンズ交換式というところです。標準45mmと広角22mmのレンズが付いています。さらに、わざわざ光漏れさせるバックドア(光漏れ量が調節できる)が付いています。たしかに古いカメラで、裏ぶたの隙間から光漏れした写真のなかに詩情のあるシーンをたまに見かけますね。

シグマのDP2 Merrillを思わせる外観。カスタマイズもできるようで、なかなかこだわりがあります。お値段は4095円。

 

どうしてこんなカメラを出すのか、LAST CAMERAのサイトにその趣旨が書かれています。

『デジカメさえ、スマートフォンに押されている現在、アナログなフィルムカメラなんて石器時代の遺物なのか?ならば、思いっきり時代に逆行して、ちょ~アナログなカメラを作ってみたい!そんな思いで、プラモデルのように自分で組み立てないと、な~んにも出来ない、ちょ~面倒なカメラ、正式名称「DIY 35mmカメラ」、通称「LAST CAMERA」をリリースします。』

分かります、その気持ち。

そんな手作りのカメラがあってもいいと思います。

 

このLAST CAMERAのサイトの製作風景を写した次の動画が、何とも面白いです。

どこが面白いのか、見ていただければ分かります。

 

組み立てるのが結構難しくて、最後は疲れちゃったみたいですね。

プラモデルが得意な人は、どれぐらい短時間で組み立てられるか挑戦してみては…

 


キヤノン高画素機(?)のもどかしさ

2012年09月30日 | カメラ

またまたキヤノン高画素機の話ですが、デジカメinfo / Northlight Imagesによると、

『高画素機の最新情報では、このカメラ(高画素機)は最終的には1D X から派生したボディで登場すると聞いている。実際の名称はまだ分からないが、基本的にEOS-1シリーズになるだろう。』

とのこと。

以前、オリンピックで1D X 系ボディーの高画素機がテストされたという噂もあり、4000万画素超のカメラは、重量級のボディーになるのかもしれません。そうなれば、プロ仕様となり、我々アマチュアからは遠い存在になってしまいそうですね。

個人的には、5Dクラスのボディーの大きさが限界。それ以上は「関係ないや」という感じです。

もし「4000万画素以上を必要とするのはプロしかないだろう」という固定観念で開発されているとしたら残念です。

 

最近のキヤノンには、こういう固定観念というか、保守的な傾向を強く感じます。EOS Mにしても、満を持して出したミラーレスにしては斬新さが感じられませんが、それでも開発者によると国内でのメインターゲットは「カメラ女子」なのだそうです(8/10デジカメWatchインタビュー参照)。

EOS Mのボディー写真を見たとたん、思わず「ダサ~!(もう死語?)」とつぶやいてしまいました。カメラ女子ならソニーNEXかオリンパスのPENシリーズ、あるいは富士フイルムのXシリーズの方を選ぶのではないでしょうか。あまりにも面白みのない外観(クラシックというのではなく)。9/29から販売が始まりましたが、さてどうなるでしょうか…

 

高画素機に話を戻すと、4000万画素でもこんなにコンパクトにできる、という驚きのカメラを出してくれれば、キヤノンユーザーはもちろん、ニコン、ソニー、シグマのユーザーも飛びつくのに… と思っています。

 

 ← 4000万画素機も、せめてこれぐらいの大きさにしてほしい(EOS 5D MarkⅢ)