きのう9月19日は中秋の名月。お天気に恵まれてみごとな満月が見られましたね。
大阪・四天王寺の五重塔にかかる名月を撮ってきました。
月の光を受けて浮かび上がる五重塔の屋根。軒先につり下げられた風鐸(ふうたく)が良い風情です。
少しずつ上っていく月。
塔の最上部、水煙(すいえん)に月がかかったところ。モノクロにしてみました。
なんとなく「作品」っぽくなったでしょうか…
月は大変に明るいので、建物の色、形が分かるまで露出をかけると、月の方は白く飛んでしまいます。難しい被写体です。
そこで良くつかわれるのが多重露出。
月と建物、それぞれに合った露出の2枚の画像を、カメラの機能で重ね、1枚の画像にしています。月の「ウサギ」も見えるようになりました。ついでに空の色も画像処理で修正。
一応使えそうな写真。ただ、いかにも合成で作った印象も否めません。
あまり多用するとよくないような気がします…
この夜は、同じような狙いで三脚を据えたカメラマンが他にも何人か。「ライトアップしてくれんかなあ…」とかいいながら、楽しく一緒にパシャパシャ。
皆さん、夜遅くまでご苦労様でした。
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撮影カメラ・レンズ
キヤノンEOS 6D
EF70-300mm F4-5.6L IS USM