10月にカメラ各社から新製品がどっと発表されるという噂です( デジカメinfo / Mirroless Rumors )。
『リコー・ペンタックス、ニコン、パナソニック、キヤノン、ソニー、富士フイルムの新製品発表が、ちょうど10月8日から10月18日の間に行われることが分かっている。
・リコー・ペンタックスとニコン: 新型一眼レフを発表する
・キヤノン: EOS M2 (そして新しいレンズも登場するようだ)
・パナソニック: ウルトラコンパクトG、Nocticron 42.5mmと12-32mmコンパクトズーム
・オリンパス: XZ-3 (この名前はまだ確証が無い)
・サムスン: 情報がリークしたNX300M
・富士フイルム: X-E2が登場するようだ
・ソニー: NEX-9、NEX-7R、4つの新しいFEレンズ(フルサイズ用Eマウントレンズ)』
(以上、デジカメinfoより)
◇ソニーはフルサイズNEXか
あくまで噂なのですが、この中でソニーのNEX-9という名前で取りあげられているのは、注目の「フルサイズNEX」のようです。本当だとすると、おそらくこれが大きな話題になるでしょう。これに対応するフルサイズ用Eマウントレンズは、ツァイスの単焦点35mm F2.8 を含む4本らしいという話がこれまでに出ていました。
どんなシステムになるのか、本当に楽しみです。NEXのボディーをあまり大きくしないでフルサイズ化ができていればいいですね。
フルサイズNEXは2機種が発売され、そのうちの廉価版はキヤノンEOS 6D とニコンD600と競合する価格になるとも言われています。ソニーは、あくまで一眼レフの2強にガチンコ勝負を挑むつもりなのかも…
一方、NEX-7RはNEX-7の後継機で、APS-Cサイズと思われます。
◇富士フイルム
富士フイルムのX-E2は、X-E1の後継機のようです。
『X-E1後継機にはX100Sと同じ16MP X-Trans II センサーと、より高性能な液晶モニタ、点像復元技術、Wi-Fiが採用されている。このカメラは10月18日に登場すると言われている。』( デジカメinfo / Fuji Rumors )という情報があります。
X-E1はこれまで何度も触っていますが、小型のX-M1が出た今となってはボディーが大きめに感じます。同じ大きさで出るとすると、X-Pro1とX-M1にはさまれて、立ち位置が微妙ですね。
明るい単焦点レンズ、XF23mm F1.4Rが発表されたとき(9/7記事)、このレンズを使って実写していたイギリスの写真家は、おもにX-Pro1とX-M1を使っていました(Kevin Mullins)。
まあ、Xシリーズが充実していくのは、ともかく結構なことではあります。
◇ニコン
ニコンの新型一眼レフとなると、必ず注目されるはずですが、今のところ出ている噂はD600の後継機、D610 ぐらい。
ところが、この噂がパッとしないですね。(いずれもNikon Rumorsを元にした、デジカメinfo情報)
『ニコンD610のスペックはD600と全く同じ?』
『ニコンD610にはGPSとWi-Fi は搭載されない?』
『D610の唯一の改善点は、連写速度が6コマ/秒に若干改善されている(D600は5.5コマ/秒)ことだ』
これまでの噂記事を呼んでいると、過去にあったD600のセンサーの“ゴミ付着問題”を、シャッターユニットの交換で解消したのがD610ではないか、と観測されているようです。
よくわかりませんが、後継機を出すからにはもっと機能アップがあるのではないかという気もします。
◇ペンタックスリコー
新型一眼レフ「K-3」のリーク画像が出ていました( デジカメinfo )。
発表されるのはおそらくこれでしょう。スペックなどは良くわかりません。
◇キヤノン
EOS M シリーズの第2弾が登場?
EOS 70D のデュアルピクセルCMOS AFを搭載してくるかもしれません。これで、遅くて評判の悪かったAFが改善していればいいですね。
EOS M については、色々な形で販促キャンペーンを展開しているし、新しいEF-Mレンズも出るとなると、キヤノンはまだまだミラーレスに力を入れていく方針のようです。
◇パナソニック
「ウルトラコンパクト」という新機軸のカメラ。興味シンシンですね。
非常にコンパクトなマイクロフォーサーズ機のようです。
以下、43rumors より(拙訳)。
『パナソニックのウルトラコンパクトGM1は完全電子シャッターを搭載した最初のマイクロフォーサーズ機になる!(見出し)
10月はじめに発表されるパナソニックの新しいウルトラコンパクトカメラについて、一人のソースが興味をそそられるいくつかの情報を明かしてくれた。
1)カメラの名前は Panasonic GM1 になる。---これまで Panasonic G, GF, GH, GX があった。そしてGM シリーズ… 何とややこしい。
2)このソースによると、“このカメラは私が想像したよりかなり小さい”。他のレンズ交換式ミラーレスカメラとは比較するものがなく、サイズという点ではソニーRX100に近い。(素晴らしい!)
3)このカメラは非常に薄く、それはマイクロフォーサーズ機では初めてメカニカルシャッターを廃し、電子シャッターだけにしたことで可能になった。たぶん、今ある電子シャッターよりは良いものだろう。フラッシュに同調する(特定のシャッタースピードで)。
4)ボディーはマグネシウム製、レザー仕上げ。色はブラック、シルバー/ブラック、シルバー/ブラウンの3種。
このソースは「もしあなたがフォーサーズセンサーでレンズ固定式単焦点のコンパクトカメラを求めているなら、それは忘れるべきだ。GM1が良い!」と言っている。』
ということで、とても面白そうなカメラです。でもボディーがRX100に近いとしたら、いくらマイクロフォーサーズでも、レンズの方が大きくならないか、心配です。
◇オリンパス
「XZ-3 」? よくわかりません。オリンパスとしては10月上旬に発売のOM-D E-M1の方に力を入れていると思いますが…
あと、サムスンはあまり興味がないので… パス。
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