ソニーのRX100を買って1年たちました。
本当によく写る、コンパクトカメラの名機といっていい素晴らしいカメラです。
ソニー サイバーショット DSC-RX100。
どんな場面でもきれいに写ります。
コンパクトカメラとしては値段も高めで、センサーがやや大きい1型。しかし、それだけにすごい画質。2000万画素超という高画素、ツァイスレンズということもあってか、ブログに載せる程度の大きさでは、(言いすぎかもしれませんが)フルサイズ機と見分けがつきません。色収差は目立たず、発色が美しい。開放F値が1.8と明るいので、プロに言わせれば中央部のボケは、にじむような美しさがあるとか。短所は「寄れない(最短撮影距離が長い)」ことぐらいです。
今年、高級コンパクトカメラのジャンルでは、ニコン、リコー、富士フイルム、シグマ、ペンタックスなどたくさんの新製品が出ました。しかし、コンパクトさと汎用性、画質のバランスでRX100を超える、たとえば「これ絶対欲しい!」と思う機種は(個人的な好みもありますが)現れませんでした。
ポケットに入るコンパクトカメラでは最強でしょうね。いつも持ち歩いています。
◇RX100M2へ買い替えは…
ではその後継機である「RX100M2 (マーク2)」はどうなのか、買い替えるべきなのか、悩みが深いところではあります。
これについて、日経トレンディネットに『ソニーの高級コンデジ「DSC-RX100M2」、RX100からの乗り換えをためらう理由』という記事が出ていて、同感するところがありました。
筆者は落合憲弘さん。
落合さんはRX100をぶら下げて毎日出ているようなユーザー。もうRX100の塗装も禿げています。
記事の結論としては、RX100M2 はEVFが付けられるようになったり、チルト背面液晶など便利だが、画質に差はなく、結局今使っているRX100を使う… というもの。
RX100M2 はこれまでにも触ってきました。
確かにチルト液晶は便利ですね。
でもアクセサリーシュ―につけるEVFは大きすぎます。そして高価ですし。
どうしてもEVFでのぞかなければ嫌だと言うのでなければ、このアクセサリーシュ―はあまり使うことがないのでは…
◇アクセサリー充実したが…
RX100はすっきりしたデザインの反面、フィルターネジがない、するっと落としそうでグリップしにくいとかの声があったようです。
そこで、サードパーティーの製品がそれに対応するのに合わせて、純正のアクセサリーがRX100M2 と同時に発売されました。
フィルターについてはフィルターアダプター 「VFA-49R1」。グリップについては「AG-R1」。
しかし2つとも、両面テープで接着する方式なので抵抗がありますね。
両面テープはいずれ経年劣化するだろうし、そもそも美しいフォルムをよごす印象があって好きにはなれません。
というわけで、RX100M2はパスしたうえ、今のRX100に何も手を加えず使おうか… という気持ちになっています。
RX100は、確かにするっと手から滑りそうな気がします。いつもはこんな風にストラップを手首に通して撮影しています(モデルは娘)。
人に写してもらう場合もストラップを通すようにお願いしています。でも、これまで落としそうになったことはないんですよ。なので、美しくないグリップは不要。
これ以上、何物も付け加えたくない、という気持ちのRX100。
いつまでも大事にしたいと思う、近年まれなカメラです。