本来、もっと早く書くべきだったのでしょうが、「東京シャッターガール」が東京で上映されました(10/12~10/25)。池袋シネマ・ロサ (東京都豊島区西池袋1-37-12)で。
この原作は桐木憲一さんの人気コミック。
読んでいてとても幸せになると同時に、カメラ・写真の面白さが感じられる本です。
何よりも、桐木憲一さんの絵がきれいなんですよね。
主人公は高校の写真部員。東京の街をオールドカメラで撮影しながら、さまざまな出会いを経験していきます。
自分自身が高校時代は写真部だったので、何とも言えずくすぐったいですね。
この映画の主人公の夢路歩(ゆめじ あゆみ)が持っているカメラがとてもマニアックな旧ソ連製の「キエフ」。このあと主人公はさらに、ヴィンテージな2眼レフを使うようになります。そして…
漫画の原作は下町情緒をしみじみ味わったり、全般にほのぼのとした内容。巻末に地図も付記。東京のいいところを味わう、ガイドブック的な要素もあるコミックでした。映画になるとやはりドラマ性が必要なんでしょう。3つのオムニバスドラマはストーリー、監督、主演女優も別で、かなり原作と離れたイメージも。
フォトテクニックデジタル11月号(写真、フリー画像)の表紙に主演女優の一人が出ていて、「お~っ」と思いました。
「制服少女の撮り方」という、中の特集でも出演女優さんがモデルになっていました。表紙の彼女が持っているのは「キエフ」というカメラ。メカニックで、どうしようもない古臭さが魅力。
クラシックなカメラと女子高生。面白い組み合わせですね。
でもオジサンがこういうものを撮ると、何か変な視線が見え隠れしそう…
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