ソニーの35mmフルサイズ・ミラーレスカメラ「α7R」「α7」の特別体験会に10月27日、行ってきました。
大阪・梅田のソニーストア大阪。お客さんは多かったです。
以前、同じ場所でα99やRX100のイベントがあった時には、こんなには多くなかったと思います。「α7R」「α7」に対するユーザーの関心は高いようですね。
映像作家・貫井勇志さんのトーク。
大阪の体験会では、初日の26日に写真家・馬場信幸さん、27日に映像作家・貫井勇志さんのトークを設定。馬場さんはこれまでに何度もお会いしているので、今回は貫井さんのトークを聞いてみました。
貫井さんは若くしてアメリカに飛び出し、スチール・動画の両方で活躍。ソニーの依頼でα99などを使って世界遺産を撮影、「α CLOCK」というソニーのサイトで、世界遺産の定点撮影(明け方から夜まで)画像を公開しています。
その世界遺産定点撮影シリーズで今回、「α7R」を使って撮影されたのがフランスのパリ。会場で4K画面に写し出された未明のエッフェル塔の風景など、とてもきれいでした。
「α7R」の画像について、貫井さんは、撮影するときに意識しなかったものまで写ってしまうほどのすばらしい解像力、さらに画像の遠近感(交差する飛行機雲の手前と向こう、壁面のツタの浮き上がり具合といったもの)を高く評価。
また、びっくりするようなボディーの軽さから、写真の可能性も広がるとも。
現在、「α7R」の画質がどんなものかと、実写例を探している人が多いかと思いますが、貫井さん撮影の「α CLOCK」の画像がおそらく最高水準の作例では…
あと、BRIAN SMITH という写真家のサイトにも高精細な画像が載っています。とくに最後の方にある眼の等倍画像(ダブルクリックで表示)は驚くべきシャープさ。この写真家は、ピュリッツアー賞を取っているとのこと。
「α7R」、欲しくなりますね。ソニーストアでの予約も「α7R」のほうが「α7」より多いそうです。(実際は「α7」のほうが使いやすくて、店員さんも勧めていましたが… )
さて実機を見てみましょう。
縦位置グリップのほかマウントアダプターでAマウント用ツァイスレンズをつけた「α7R」。こういう装備だとさすがに重い。
重厚ですね。
これはツァイス Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA をつけた「α7R」。背景ボケが美しいです。
アダプターでAマウントマクロレンズをつけた「α7」。こういうのも面白い。
心ゆくまでパシャパシャ撮っていました。楽しいな… 欲しいな… でも高いな…
こちらはコンパクト機の「RX10」(レンズを望遠側に伸ばしたところ)。
RX100/RX100ll と同じ1インチセンサーを搭載、35mm換算24-200mm F2.8通しの高倍率ズーム。
ソニーの店員さんも「レンズのお化け」と呼んでいるぐらい、通常の交換レンズ2本分を一体にしたようなすごいズーム倍率のレンズをつけたコンパクト機。だいたい、RXシリーズはソニーのこだわりだそうですが、いやはや、また尖がった機種を出したものです。
撮ってみてびっくりしました。レンズの描写が美しい。望遠側は十分寄れて、花などの接写にも使えます。RX100ではできないことですね。
大口径高倍率ズームをRX100につけてみたら… という発想が簡単に実現してしまうところがソニーらしい。
これまであまり関心がなかったのですが、いやァ 面白いカメラです。ぜひ店頭でファインダーをのぞいてみてください。これも欲しくなりますよ~
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撮影カメラ ソニーRX100