高齢だから、という理由で大動脈瘤があっても手術しない、ということが決まっていても、最終的に大動脈瘤が破裂したら苦痛のため救急車を呼んで病院へ搬送されます。搬送された病院では救急医などが最善の治療をして救命しようとする努力が注ぎ込まれ、心臓血管外科医も招集します。その場になると何とか助けてほしい、と希望される患者さんやご家族が多い為、結局緊急手術となることが少なくありません。
破裂性大動脈瘤の手術は時間もかかるし術後の合併症も多く発生し入院期間も長くなります。どうせ手術するなら破裂する前に、ということが患者さんご本人にとっても納得いくものと思います。
その意味で小さめの動脈瘤で手術するまでの大きさでない場合も高齢者でも本当に拡大してくるようであれば手術を検討するので通院可能な患者さんには定期的に検査をしております。100歳以上の患者さんでフォローアップしてる患者さんもいますし、90代で他の病院では手術しないと判断された患者さんでも横須賀市立うわまち病院では、定期的に検査し、拡大傾向があれば手術も検討し、実際に手術を受ける患者さんもいます。
90歳以上で手術した患者さんの成績がいいのは元気で選ばれた患者さんを治療しているからではないかと思われます。
破裂性大動脈瘤の手術は時間もかかるし術後の合併症も多く発生し入院期間も長くなります。どうせ手術するなら破裂する前に、ということが患者さんご本人にとっても納得いくものと思います。
その意味で小さめの動脈瘤で手術するまでの大きさでない場合も高齢者でも本当に拡大してくるようであれば手術を検討するので通院可能な患者さんには定期的に検査をしております。100歳以上の患者さんでフォローアップしてる患者さんもいますし、90代で他の病院では手術しないと判断された患者さんでも横須賀市立うわまち病院では、定期的に検査し、拡大傾向があれば手術も検討し、実際に手術を受ける患者さんもいます。
90歳以上で手術した患者さんの成績がいいのは元気で選ばれた患者さんを治療しているからではないかと思われます。
母親の年齢85歳、認知症が進んで要介護認定5になります。
胸部大動脈瘤が弓部にあり約6センチぐらいだそうです。
他の病院も何か所か行きましたが、リスクが高いと言われ断られています。
自己判断ですが、やはり認知症が進んでいるために判断能力は低いと思います。
しかし前に行った病院の診察が終わって帰るクルマの中で自分は死ぬのかと
淋しそう言っていました。
自分にはそれが死にたくないと言っているように思えました。
85歳の患者さん、もしくはそれ以上のご高齢の患者さんに弓部大動脈置換術を実施した経験は少なくありませんが、基本的にご本人の意思で手術を受けるとおっしゃった患者さんに対して実施しています。大動脈瘤の手術は、あくまで予防的な目的の手術ですので、基本的には予防の意味が理解出来て手術を希望する必要があると思います。
お母様の場合はいかがでしょうか?要介護5となると、自己決定が難しいのではないかと予想します。必ず10%破裂するというわけではないと思うので自然に任せる、という判断も決して間違いではないと思います。
もう少し質問させてください。
開腹をする手術は母親にはリスクが高いのかな~と思っているのですが、ステンド治療はリスクが少ないと知りました。
母親の動脈瘤が弓部の三分枝の近くにあるのですが、ステンド治療はできないのでしょうか?
それと母親にできている動脈瘤が仮性タイプらしいのですが破裂する可能性は同じ10%程度なのでしょうか?
あれから手術をしてくれる病院を探してみたのですが、よい返事はもらえませんでした。助からない病気なら仕方ないと思えるのですが、助られる病気で死なせるのは悔いが残ってしまいます。
今日もニコニコした母親の顔を見るとどうしても助けてやりたいと思えてしまいます。どうかご検討をお願いいたします。
先生のお名前と外来の担当の曜日を教えていだけますか?
紹介状の件ですが、書いてもらう事はできるのですが、画像とかデータとかはありません。そちらの病院で検査をお願いいたします。
条例により紹介状がない場合は別途5000円がかかります。