一般の下行大動脈に対する人工血管置換術 と異なり,人工血管に置換する大動脈の瘤 より中枢部側および末梢部側の各前壁だけ を切離し,切離した中枢側部位から人工血 管を大動脈に挿入してこれを末梢側に引っ 張って通し,中枢部,末梢部とも切離して いない後壁側正常血管に人工血管を吻合す る方法.手術侵襲が小さい反面,人工血管 に置換した範囲の肋間動脈を視認できない ため,その再建はできなくなる。
との説明がありますが、ネットでの検索では同術式の説明が見当たらず、自分も経験がないので具体的にはどのような手技で行うのか理解できません。おそらくステントグラフト手術が発達した現在では、実施する必要のない術式なのかもしれませんが、オープンステント内装術(LIQS)の中枢側の固定のようなことを遠位側で行うということなのでしょうか?参考までにどなたか教えていただけないでしょうか。
この、プルスルー法を実施した際に発生した脊髄虚血による対麻痺の件での訴訟が複数あるようです。