右小開胸アプローチでの弁膜症手術において、特に4月から手術手技の償還が認められるようになった左心時閉鎖術を行う際、その順番として、僧帽弁形成術と同時に行う場合、左心耳クリップは僧帽弁形成術を行ってから、もしくは僧帽弁輪にかける弁輪縫縮用の縫合糸をかけてからクリップをかける必要があります。というのも、左心耳クリップをかけたあとに特に僧帽弁後尖の前乳頭筋側=P1の弁輪の糸かけが、クリップをかけた後は非常に難しくなります。弁輪が左心耳クリップによって引き寄せられて可動性が低下して糸かけが困難ですので、クリップの前にこの部分の糸かけを済ませておくことがベターです。
まだ比較していませんが、糸かけ⇒弁形成⇒クリップ が良いのか、糸かけ⇒クリップ⇒弁形成が良いのかは検討中です。弁輪形成のための人工弁輪を縫着したあとではクリップをかけるのに左心耳の基部の可動性が低下して十分な範囲にクリップをかけられない可能性もあるので、まだどちらが良いかはわかりませんが一定の見解はまだ無いように思います。
今後、左心耳閉鎖術は今後多くの患者さんに適応されてくるようになった時に、手技の手順などは今後整理されてくるものと思います。
まだ比較していませんが、糸かけ⇒弁形成⇒クリップ が良いのか、糸かけ⇒クリップ⇒弁形成が良いのかは検討中です。弁輪形成のための人工弁輪を縫着したあとではクリップをかけるのに左心耳の基部の可動性が低下して十分な範囲にクリップをかけられない可能性もあるので、まだどちらが良いかはわかりませんが一定の見解はまだ無いように思います。
今後、左心耳閉鎖術は今後多くの患者さんに適応されてくるようになった時に、手技の手順などは今後整理されてくるものと思います。