心臓治療における治療方針の決定について、近年はハートチームで決めるように、という勧告がされています。特にTAVIの治療方針選択などで重要視されています。TAVI、SAVRのどちらかに偏ってしまうのを防ぐ狙いでしょう。これによって、より中立的な治療方針が選択される可能性が高くなります。
横須賀市立うわまち病院でも、今年からハートチームカンファレンスが始まりました。まだ数回の開催ですが、心臓弁膜症や虚血性心疾患など、内科外科の立場から意見を集約して治療方針を決定していくプロセスが少しずつ根付いてきているように感じています。将来的には来年から始動するTAVIやMitraclipについて、事前協議していく予定です。