胸部外科学会地方会のあと、自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科医局内の第2回ウェブ勉強会が開かれました。今回のテーマはTAVI(経皮的大動脈弁置換術)。関連施設の中から実施施設である自治医科大学附属さいたま医療センター、さいたま赤十字病院、都立墨東病院から実施状況、実施の際の課題などについても話し合われました。第一回のEVAR/TEVAR勉強会に引き続いて、充実した勉強会となりましたが、こうした医局内の広域なオンライン勉強会を活発に行う当医局としては、教育熱心な修練施設群として、若手医師を集めるのに一役買っていると思います。その証拠に今年は6人の新規入局者があり、翌年の入局予定者4-5人ありそうで関連施設への増員、新規の関連施設づくりも検討する必要がある状態です。
先日も胸部外科教育施設協議会の中で新人教育や若手教育など若手医師の処遇、やりがいなどについても話し合われましたが、先進医療、ハイボリュームセンターというだけでなく、教育に重きをおく医局として注目されるような局面も重要と考えます。その胸部外科教育施設協議会のランチョンセミナーでは筆者は、「勤務医のための節税対策」という演題名で30分ほど講演させていただきました。臨床、研究の教育だけではなく、金融リテラシー教育についても充実した教育医局として注力していくことで若手を引き付ける医局になっていくことを期待しています。